10歳年上のマサトと結婚したマミ。職場の人間関係に悩み、仕事を辞めたマミに、マサトは「俺がちゃんとした奥さんにしてあげる」とプロポーズ。しかしマミの両親は結婚に猛反対。必死に説得するも許しを得られず、2人は反対を押し切って強引に結婚。娘・アミが誕生すると、マサトは独断で名前を決めてしまい、娘に「ママみたいになるな」と言い、間接的にマミを見下すように。マミの実家から絵本が届くと「迷惑だ。お前の親は他人だ」と切り捨て、マミを孤立させていきます。マサトに怯えて実家と疎遠になったマミは、在宅ワークを始めて少しずつ自信を取り戻していました。しかしマサトは、マミの些細な失敗を娘に見せつけ「ママみたいになるな」と言い聞かせるなど、教育と称したモラハラがエスカレート。そんなある日、ニュース番組を見ていたマサトが、マミに冷酷な命令を……。 普通の奥さん、普通の母親とは「ママみたいになるな」「パパの言うことを聞け」「ちゃんとした子になれ」マサトがアミにかける言葉に私は恐怖を覚えていました。アミが2歳を過ぎて、マサトの教育がアミにも始まり、私は日々、心を折られていました。「お前もさぁ、家で安くてラクな仕事ばかりしてないで、外に出て15万くらい稼いできてくれよ」ニュース番組を見ていたマサトさんが、冷たく言い放ちました。マミさんは、過去に職場の人間関係で心を病んでしまったトラウマがあり、外で働くことに恐怖を感じています。「まだ怖くて……それに、在宅の仕事も軌道に乗ってきて私なりに頑張って……」震える声で訴えるマミさんに対し、マサトさんはドンッ! とテーブルを叩きつけ、怒鳴り声を上げました。「いつまで被害者ぶってんだ!!」そして立ち上がると、マミさんが畳んだばかりの洗濯物を足で蹴散らし、冷酷な言葉を浴びせます。「普通の母親は家事も育児も仕事も全部やってんだよ! お前は普通じゃない半人前以下だ。だったら人より努力して、働いて、せめて普通になれ」マミさんが外で働くのが怖いと知っていながら、あえてそこを突き、「パートを探せ。決定事項だ」と追い詰めるマサトさん。かつてのやさしいマサトさんを思い出し、それは偽の姿だったのだと涙を流すマミさんなのでした。◇ ◇ ◇「普通の母親はこう」「お前は半人前以下」など、マミさんが抱える過去のトラウマや、アミちゃんをひとりでお世話しながら、在宅で懸命に働いている現在の努力を一切認めず、「普通」という言葉を武器に精神的に追い詰めるマサトさん。マミさんを支配し、自分の理想を押しつけるその姿には恐怖を感じます。夫婦の形や働き方は家庭によってそれぞれで、正解などないはずです。自分の価値観で一方的に相手を裁き、否定するような言葉を投げつけてきたとしたら、それはあなたを成長させるための叱咤激励などではなく、ただの支配。もし、パートナーにそんな態度を取られたら、自分を責めることなく、自分の心と尊厳を守るために、誰かに助けを求めるなどの行動を起こしたいですね。頼れる人が思い当たらない場合は、専門機関に相談してみてください。相談窓口をいくつかご紹介します。※よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)ガイダンスで専門的な対応も選べます(外国語含む)0120-279-338つなぐささえる(フリーダイヤル・無料)岩手県・宮城県・福島県から0120-279-226つなぐつつむ(フリーダイヤル・無料)※こころの健康相談統一ダイヤル電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している「こころの健康電話相談」等の公的な相談機関に接続します。0570-064-556※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。※DV相談ナビ全国共通の電話番号(#8008)に電話をすると、お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります。#8008(はれれば)※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター ゆる山まげよ 【関連記事】「ダメなママだね?」娘を使って私を全否定する夫。ついに始まった娘への教育…夫の歪んだ教育論とは?「ちゃんとした奥さんにしてあげる」プロポーズ→甘く頼もしく聞こえた言葉の裏に隠されていたのは…?「罠だった…」やさしい夫の巧妙な手口?甘い言葉は全部、私を支配するため?恐ろしい…夫の矛盾とは?