2年の育休を経て、職場復帰した真田ユキエさん。息子を保育園に預けて働いていますが、なかなか息子の体調が安定せず、たびたび急な欠勤や早退をしてしまう日々です。
この日も保育園から息子が発熱したと連絡が入り、早退することになったユキエさん。そんなユキエさんに対して、以前から何かと絡んできている2歳上の同僚・安田ズル子が「みんなの代わりに言わせてもらうけど、みんな迷惑してる」と言い出します。
しかし、後輩や課長はユキエさんを労わる言葉をかけ、会社は欠勤・早退してしまうことを承知しているから問題ないとかばってくれました。
課長はズル子が先日家族の体調不良のため欠勤したことを挙げ、
「自分は良くてほかの人は駄目って、それは違うんじゃない?」
と指摘。
それに腹を立てたズル子は、ユキエさんが子どもを預けている保育園をネットで調べ、「発熱は嘘で、子どもをダシにしてサボっているのではないのか。会社はそう思っている」と問い合わせる嫌がらせを決行しました。
ユキエさんは数日後、休憩時間にズル子を呼び止め、ズル子の犯行を責めるとともに席の固定電話の発信履歴を見せるよう言います。
しかしそこまではズル子も想定済み。電話の発信履歴を消しており、「ええ~? 証拠もないのに人を責め立てるのぉ?」とユキエさんを煽ります。
そこでユキエさんは次なる一手として、ズル子のパソコンの検索履歴を見せるように言ったのです。
嫌がらせの証拠集めに協力してくれたのは?
実は数日前、同僚に頼んでズル子の発信履歴が0件になっていることを確認していたユキエさん。
そこで2つの仮定を立て、この日ズル子に発信履歴を見せるように言ったのです。
ズル子が想定通り、ユキエさんの失敗を煽ってきたことで、ユキエさんは電話した犯人はズル子だと確信したのでした。
◇ ◇ ◇
信じられないくらいに想定通りの行動をするズル子。
ユキエさんへの暗い気持ちがとても強い様子です。
同僚が協力してくれたことが幸いし、ズル子も犯行をうやむやにできなくなってきました。普段の行いや態度がこういった場面でも勝敗を分けるのですね。
子どもがいるいないに限らず、普段から機嫌で仕事をしないよう周囲の人への気遣いも必要だと感じる一幕でした。
著者:マンガ家・イラストレーター よういち
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