ベビーカーに子どもを乗せ買い物に行ったある日のこと。私は重たい買い物袋を持ちながらバス停に向かっていました。
小学生男子の優しさに感動♡
汗だくになりながら歩いていると、突然袋の持ち手が切れて中身が道に散らばってしまったのです。一瞬の出来事に驚きあ然としていると、近くで遊んでいた小学生の男の子が駆け寄ってきて「拾います!」と素早く商品を集めて、予備で持っていたエコバッグに入れ直してくれたのです。男の子のやさしさに嬉しくなりました。男の子にお礼を伝え別れた後、バスに乗ると今度は高校生らしき男の子が「どうぞ座ってください」と席を譲ってくれました。
ほんの数十分の間に、年齢の違う学生たちから立て続けに助けてもらい、「見知らぬ人でも、自然に手を差し伸べられる子どもたちがこんなにいるんだ」と胸が熱くなりました。普段、大人が子どもを助けることは多いですが、逆に助けられることもあると実感し、忘れられない出来事になりました。
◇◇◇
子育て中は弱さを感じやすい時期ですが、そんなときに思いがけず学生たちに助けられ、人の優しさの連鎖を体験しました。小さな行動でも、大人にとっては大きな支えになるのだと改めて感じました。これからは自分も誰かの力になれるよう、心に余裕を持ちたいと思います。
著者:杉浦咲子/40代女性・主婦/女子中学生の母。フリーランスの語学教師。趣味は旅行とドラマ鑑賞
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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