この漫画は書籍『発達障害、認められない親わが子の正解がわからない』(著者:ネコ山)の内容から一部を掲載しています(全14話)。
■これまでのあらすじ
心身ともに疲弊していたさくらは、家にいてもかんしゃくで暴れるシュウに耐えられず、公園へ連れ出していました。しかし、誰かが来るとトラブルを起こしそうになり、すぐに帰るしかなく、次第に怒鳴るようになってしまい自己嫌悪に。そんな中、ご近所さんから「怒鳴り声が聞こえる」と聞き焦ります。シュウの行動が発達障害の特徴に当てはまると感じて夫に相談するも、夫は無言で去ってしまいました。孤独と絶望の中で、さくらは療育につながったママ友と会い、自分だけが前に進めていないと感じて落ち込みます。発達支援センターに通うためユリを預けたいと夫に相談しても、発達障害は「誰基準なのか」ときつい言葉で返されてしまうのでした。
シュウが発達障害かどうかで夫と意見が対立した数日後、さくらに区役所の保健師から電話が入りました。
発達支援教室を利用できなかったことを気にしつつも、さくらは幼稚園のプレ教室に申し込んでいるから大丈夫だと強がって答えます。
しかし、保健師の反応は不安をにじませるものだったのです。
プレ教室では、視覚的な刺激が多いためか、シュウは意外にも落ち着いて過ごすことが多く、さくらはシュウの興味を引くものを積極的に取り入れようとしていました。
そんな中、保健師から「来年度から発達支援教室にきょうだいの同伴が認められる」と朗報が届きます。
これまでユリの預け先確保が難しく諦めていた支援の場に通える希望が見え、さくらはようやく前に進めると安堵するのでした。
『発達障害、認められない親わが子の正解がわからない』
著者:ネコ山(KADOKAWA)
『発達障害、認められない親わが子の正解がわからない』はこちら
初めての子育てに奮闘するさくら。しかし長男シュウ君は発語が遅く、大暴れすることも多いため「手がかかる子」ではなく特別なケアが必要かもしれないと不安を抱えていたのでした。
(ウーマンエキサイト編集部)
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