結婚5年目、私たち夫婦はなかなか子どもを授かれずにいました。そんな中、義母の“孫プレッシャー”は日に日にエスカレート。夫に相談しても「そんなに気にしなくていいよ」と言うだけで、肝心なところでは味方がいない。
毎日のように義母から詰められ、インターホンが鳴るたびにビクビク怯えながら過ごしていました。このままでは心がすり減ってしまう、そう思っていました。
エスカレートする圧と、決定的な一言
ある日、玄関を開けると義母が大きな段ボールを抱えていました。 「これ、妊娠しやすくなる漢方。毎日、欠かさず飲みなさい」 箱の中には見慣れないサプリや粉末がぎっしり! 別の日にはメジャーを持参して、 「ウエスト、ヒップ、脚の太さも測るわ。細すぎても太りすぎてもダメ。出産に適しているか、私が見てあげる」と言うのです。
毎日のように攻めてくる義母に“逃げ場のなさ”を感じていました。義実家に行けば仏壇の前で「ご先祖様に顔向けできない」と長い説教。言葉にできない疲労がたまっていきました。 耐えきれず夫に訴えると、夫はため息まじりに淡々と「毎日、母さんの話やめてくれない?居留守でいいだろ」とひと言。
そして「早く妊娠すれば済む話なんだから」と言い放ったのです。私は胸の奥で、何かがひび割れる音がしました。
妊娠判明、性別は女の子!
そんなある日、体調不良が続き「もしかして!?」と思い妊娠検査薬を手に取りました。すると徐々に線がにじむのを見て、思わず座り込みました。妊娠していたのです! すぐに夫に報告すると大喜び! もちろん義母にも報告すると「やっと妊娠したのね!楽しみだわ♡」と喜んでくれました。
その後、妊婦健診でおなかの赤ちゃんの性別が“女の子”だと判明。義母に性別を伝えた次の瞬間「女の子なんか産んでもしょうがないでしょ! この、役立たず!」と言い放ったのです。助けを求めて夫を見ると、夫は目をそらし「女かよ……。母さんの願い、かなえてやれないのか」と低い声で呟いたのです。
数日後の夜、義母が離婚届を持って現れ「跡継ぎが産めないなら離婚しなさい」と言うのです。「やっぱり跡継ぎは産んでもらわないとなぁ」と迷いなく義母の意見に賛同する夫。夫は味方でいてくれると思ったのに……。私は黙って署名し、最低限の荷物だけをまとめて実家へ戻りました。その後、私は無事に女の子を出産。そして、誠実に寄り添ってくれる男性と出会い、時間をかけて再婚しました。やがて第2子を授ることができ、家の空気は静かで、温かいそんな“普通”を取り戻しました。
産婦人科の前で義母と再会
妊婦健診の日。その日はおなかのあかちゃんの性別がわかり、受付を出てすぐに夫へ電話をし「性別がわかったの!男の子だよ!」と伝えました。私のはしゃぎっぷりに電話の向こうで小さく笑う夫。そのとき、背後で足音が止まる気配が……。振り向くと、やつれた元義母が立っていました。元義母は「あなた……妊娠してるのね? 聞こえたわよ?男の子らしいわね? ねえ、戻ってきて。跡取り、ちょうだい!」と、人目もはばからず叫び始めたのです。
私が「この子はあなたの息子さんの子どもではないんですよ!?」と言うと、元義母は声を荒らげ、「誰の子でもいいの! 跡取りさえいれば……!」と食い下がってきたのです。気づけば周囲に人だかりができ、病院の受付の人が110番通報。 数分で警察官が到着し、元義母に口頭警告が入り、病院からは出入り禁止の通告がなされました。その後、義母を迎えにきた元夫が深々と頭を下げ謝罪。
以降、元義母が現れることもなく無事に第二子を出産しました。今ではかわいい2人の子どもと愛する夫に囲まれ幸せに暮らしています。
◇◇◇
妊娠や出産は、「孫を産んで欲しい」「跡継ぎが必要だ」「男の子を産んで欲しい」といった、誰かの期待に応えるためのものではありません。行き過ぎた干渉を受け入れるより、距離を取る選択のほうが、未来を確実に明るくしてくれます。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
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