パソコンの電源をつけたり消したりするのが面倒くさいと感じる人もいるのではないでしょうか。特に、頻繁にゲームをしたり、チャットやメールをしたりすることが多い人ほどパソコンをつけっぱなしにするほうが楽に感じることもあるかもしれません。 しかし、ここで気になるのはつけっぱなしによってかかるパソコンの電気代です。いったいどのくらいかかっているのでしょうか。本記事では、パソコンのつけっぱなしによってかかるであろう電気代について解説します。
パソコンを24時間つけっぱなしにすると「月500円以上」の電気代がかかる可能性
パソコンを1日中稼働させていると、月に500円以上の電気代が発生する可能性があります。
メーカーや機種などによって差はありますが、デスクトップのパソコンの場合、1時間あたりの電気代は3.1円程度とされています。これを24時間毎日、30日間つけっぱなしにした電気代を計算すると、およそ2232円になります。ノートパソコンでは、1時間あたりの電気代は0.78円程度とされているため、1日24時間稼働させた場合、30日間でおよそ562円です。
一方、ゲーミングパソコンの場合、1時間あたり8.7円程度かかるケースがあります。そのため、1日24時間、30日間でおよそ6264円かかる計算になります。このようにパソコンの種類によって、かかる電気代に差があるのです。
そもそもパソコンは「シャットダウン」する必要がない!?
パソコンは、1日に何度もシャットダウンされることを想定して設計されていないようです。携帯の電源を逐一切る人が少ないように、パソコンも同様に頻繁にシャットダウンを行う必要はないとされています。むしろ、電力消費の観点からはシャットダウンよりもスリープ状態を維持することが推奨されます。
パソコンを1日に何度も利用する場合や持ち運びをしない場合には、スリープ状態が望ましいとされています。理由としては、自動メンテナンスが作動することと、シャットダウンに比べて起動するのが早いというメリットがあるためです。
パソコンの電気代を少しでも節約する方法
パソコンの電気代を少しでも節約するための方法として、主に3つの方法が考えられます。
・省電力モードを使用
多くのパソコンには、エネルギーを節約するための省電力モードが搭載されています。このモードを有効にすると、使用中でも自動的にディスプレイの明るさの調整や、消費電力を抑えられます。また、パソコンを使用していない際にはディスプレイの電源をオフにしたり、スリープモードに切り替えたりする機能も備わっています。
・スリープを活用
パソコンの消費電力が大きくなるのは、起動時とシャットダウン時です。スリープはシャットダウンとは違い、作業内容を一時保存する上、消費電力を抑えたまま待機してくれます。
参考までに、スリープ時の消費電力が0.8Wのノートパソコンの場合、1時間スリープした場合の電気代はおよそ0.025円です。目安としてパソコンの使用再開が90分以内であれば、スリープの活用がおすすめです。
・ディスプレイの輝度を下げる
ディスプレイの輝度を下げると節電につながります。無理に暗くする必要はありませんが、特別なこだわりがない場合、作業に支障がない範囲で明るさを調整してみましょう。これにより、消費電力の節約が可能です。
まとめ
パソコンは種類によってかかる電気代も異なりますが、24時間つけっぱなしでいる場合、最低でも1ヶ月500円以上の費用がかかる可能性があると考えられます。しかし、頻繁にシャットダウンする必要はないとされており、90分以内など、短い時間を空けての作業であればスリープ機能を活用すると節電が可能でしょう。
他にも、電気代を節約する方法としては、省電力モードを使用する方法やディスプレイの輝度を下げる方法もあります。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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