息子が生まれてからというもの、義母は夫の小さいころにそっくりだと大はしゃぎ。私は「初孫だし、そんなもんだよね……」と思い受け入れていました。しかし、息子が2歳のときのことです。自宅に着払いの宅配便が届けられ、何も買った覚えはなかったので不振に思いながら送り主の名前を見ると、義母からでした。中を開けてみると……？ 着払いで届くお古の服 箱を開けると、そこには紙袋に入れられた古い子ども用のセーターが。しかもクリーニングに出したり洗ったりした形跡はなく、ほこりと飼っている猫の毛だらけ……。今までも何度か着払いで昔の子ども服を送ってこられたことがありましたが、そのままにしていました。それにしても、ここまでひどいのは初めて。息子は喘息持ちで、日ごろから気をつけて掃除や洗濯をしている私。そのことは義母も知っているはずなのに猫の毛だらけのセーターを送ってくるなんて非常識だと思いながらも、夫が幼いころに着ていた物を偶然見つけて懐かしい気持ちから送ってきたのかもと気を取りなおし、ひとまずお礼の電話をすることに。 電話に出た義母はとてもうれしそうに、「あの服、昔息子が着ていたのよ！ いいブランドの物だから、孫ちゃんにも着せてね！ クリーニングも洗濯もしてないから、きれいにしてから着せてあげて」と言うのです。戸惑いながらも「ありがとうございます」と言って電話を切りました。 ところが、これで終わるかと思いきや、その後も何度か同じことがあり、さすがに私も我慢の限界に。そこで、義母がうちに遊びに来たときに思い切って「お義母さん、いつも送っていただくお洋服なんですけど、息子が喘息持ちなので、何十年も前のお洋服をそのまま送ってこられると困るんです……。なので、お気持ちだけいただくことにしますね」と伝えました。すると義母は「なんで！？ いい物をタダでもらえるのに文句があるの？ 孫ちゃんに着せる前にあなたがクリーニングに出してキレイにすればいいだけのことでしょう？ 着せてよ！」と逆ギレ。呆れてなんと返したらいいか悩んでいると、話を聞いていた夫が「何十年も前の服をそのまま送りつけてくるなんて、迷惑以外のなにものでもないだろ！ しかも、ほしいと言ったわけでもないのに着払いって……。こっちの負担も考えてくれよ！ 息子は喘息があるのに、孫のことを考えて行動できないならもう二度と送りつけてこないでくれ！」と怒ってくれたのです。夫に強く言われて義母は意気消沈。そしてさすがに義母も反省したのか、それ以降は古い子ども服を送ってこなくなりました。 自分の子どもが昔着ていた服を孫に着せたい気持ちはわかりますが、せめて衛生面には気をつけてほしかったです。送られてきた洋服たちは結局、送られてきた状態のまま義母に返しました。義父には着払いで送っていたことも知られてしまい、かなり怒らたよう。私も人に子どもの洋服を譲ることがあれば、衛生面には十分気をつけようと思った出来事です。 著者：立川りか／30代・ライター。6歳の男の子を育てるママ。息子の好きを全力で応援するため日々奮闘中。虫が大の苦手だが、息子の虫取りに付き合ってきたおかげで少しだけ耐性がついてきた。食後のデザートや週末の晩酌がご褒美。 作画：Pappayappa ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2024年10月） 【関連記事】 「正しい家族のあり方がわからない…」戸惑いながらも心から謝ってくれた夫は… 「あれ？勝手に動いてる」母からの日常的な虐待で勝手に手が震えて＜母に虐待された話＞ ＜義実家が嫌だ＞「せめて前日に連絡するのが礼儀だろ！」いきなり押しかけるってどういう神経！？