私は30代の主婦です。会社員の夫と小学生の娘の3人で仲良く暮らしています。しかし悩みの種が一つ。それは義妹の存在です。夫によれば、義妹は前からお金の使い方が荒く、何かあるたびに義両親に「お金が足りなくなったから貸して」と頼むことが多かったとか。
結婚後もその習慣は変わらず、義両親から(義妹の)「浪費癖が治らない」と話を聞くたびに、心配が募るばかりでした。
還暦祝いの計画
そんなある日、「お父さんとお母さんの還暦祝いに旅行を計画しない?」と義妹から電話がありました。突然の提案に戸惑いましたが、義両親の還暦を祝いたい気持ちはみんな同じだと思い、賛同することにしました。
義妹は「憧れの旅館があるの!」と張り切り、宿の予約やレンタカーの手配をすべて引き受けてくれました。
「安心して任せて!」という言葉に少しだけ不安を抱きながらも、私たち夫婦は義妹に計画を託すことにしました。
義妹からのまさかの高額請求!
旅行当日、義妹夫婦がレンタカーで迎えに来てくれました。「レンタカー代は私たちが立て替えたから、あとで精算しようね」義妹が言い、私たちは安心して1日目を過ごしました。しかし、その日の終わりに支払い金額を聞いて驚きました。
「1人1日9,000円、娘ちゃんも含めて3人分で27,000円お願いね!」
まさかの高額請求に、私は思わず絶句しました。1泊2日のレンタカー代を割り勘したとしては、明らかに高すぎます。
娘があるものを見つけて……
私が戸惑っていると、娘が「金額ちがうよ?」と言いました。車内に置かれていたレンタカーの領収書を手に取ると、そこには「19,000円」と記載されていました。
「どういうこと?」
夫が義妹夫婦を問い詰めるとあたふたし始め、顔面蒼白。どうやら、旅費とレンタカー代を立て替えて、私たちに多めに請求しようとしていたことが発覚しました。
「ごめんなさい…」
義妹は小さな声で謝りましたが、その場の空気は冷え切っていました。
義妹の変化
義妹はすぐに謝罪しました。
「本当にごめんなさい。私たち、貯金が全然ないから、少しでも足しにしたくて……でも、大事な旅行を台無しにしてしまった」
その姿を見た義両親が「この機会に、家族みんなでちゃんと話し合おう」と言い、その夜、義妹の過去の浪費癖やお金に関する悩みを全員で共有しました。
義妹は「これからは家計簿をつけて節約を心がける」「無駄な浪費はしない」「人を騙すようなことは二度としない」と決意を表明し、義両親も「お金の管理をサポートするよ」と言ってくれました。
家族で楽しむ還暦祝い
翌日、予定を立て直して旅を続けることにしました。義妹も心を入れ替え、義両親を楽しませるために尽力。温泉や美味しい料理を囲む中で、笑顔が戻りました。
「みんなが一緒にいてくれることが何よりの贈り物だよ」と義両親も喜び、これを機に義妹は家族との関係を大切にし、浪費癖も改善。私たちも義妹を支えながら、家族の絆を深めることを決意しました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
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