「歯がグラグラする…!」虫歯じゃないのに歯の喪失危機に陥ったワケは【体験談】

「歯がグラグラする…!」虫歯じゃないのに歯の喪失危機に陥ったワケは【体験談】

1月6日(月) 12:55

日々健康に過ごすには欠かせない食事。ただ食べるだけでなく、食感や味も楽しみながら食事したいものですが虫歯になっては楽しめません。私は過去に虫歯になりやすいと歯科医に言われたことがあり、日々の口腔ケアには時間をかけて虫歯ゼロで過ごしていました。それでも起こった、歯のグラつき。そのワケは……。 歯の喪失の原因は虫歯だけではない 私が子どものころ、「歯科医院は虫歯になったら行くところ」という認識でした。その認識が変わったきっかけは、大人になって矯正歯科に通うようになったことです。矯正歯科に通うと同時に、口内トラブルの予防のために歯科医院に通うように。私の歯は歯科医いわく溝が深く、磨き残しによって虫歯になりやすいそう。いったん通うようになってからは、コロナ禍を除いて3カ月ごとに歯科医院へ通って歯の定期検診を受けるようにしています。 私の歯がグラついていることがわかったのも、歯の定期検診でのことです。歯に触れて確認するとわかる程度のグラつきで、他の歯への影響を懸念してすぐに抜歯しなければならないような重度のグラつきではなかったのですが、私には青天の霹靂(へきれき)で驚いてしまいました。それというのも、痛みやしみるなどの自覚症状はなく、普段と変わらない生活を送っていたからです。実際、定期検診の間に虫歯にはなっておらず、歯がグラついていることがわかったときも虫歯はありませんでした。 歯科医は、虫歯ではないのに歯がグラついた原因を 歯周病(ししゅうびょう:細菌の感染によって歯茎や歯を支える骨などが溶けてしまう病気) だと言っていました。虫歯だけではなく、歯周病や事故などの外傷によっても歯を失うことがあると教えてくれました。 40歳以上の8割が歯周病!? 歯科医によると、40歳以上の8割の人が歯周病にかかっているとのことでした。症状が悪化した場合は抜歯に至る可能性が高くなるそうです。歯の喪失は食事への影響が大きく、ひいては健康状態や生活そのものが悪くなってしまうことにもつながるため、定期的に歯の周りで炎症が進んでいないか歯科医のチェックを受けることが大切とのことでした。まさに私の歯周病の進行を早期に見つけることができたのも定期的なチェックがあったからです。 私はいつも定期検診では虫歯のチェックのほかに、歯と歯茎との間にある溝の深さを測ってもらっています。歯や歯茎の奥に付いた歯垢(しこう)には菌が潜んでおり、それによって炎症が進むと溝の深さが深くなり歯周ポケットとなるそうですが、その歯周ポケットが前回測ったときよりも深くなって歯がグラついたとのこと。 過去に虫歯になったとき、飲み物がしみたり歯がズキズキと痛んだりした記憶がありますが、そのようなことはまったくありませんでした。子どものころのように自覚症状があってから歯科医院を受診していたら、抜歯が必要なほど重い症状が出るまで気が付かなかったかもしれないと思い、ぞっとしました。 大切なのは歯の掃除 歯科医が言うには、歯周病の対策として、歯科医院で歯のクリーニングをおこない、歯ブラシでは除去しにくい歯周ポケットに入り込んだ歯石や歯垢を取り除くことが大切とのことでした。歯周ポケットに残った歯垢がたまると菌が増えて、歯周病の炎症が進んでしまうそうです。 ただ、きちんと掃除をして歯茎が引き締まってくれば、その分歯周病の原因になる菌も入りにくくなるとのこと。歯や歯茎をできるだけきれいに保つことは、快適に食事がとれて健康や美容の維持にもつながるので、「歯の掃除を頑張りましょう」と励ましてくれました。 とはいえ、私の場合、日常の歯磨きは時間をかけて丁寧におこなっていたつもりでした。矯正歯科に通ったときに徹底的にブラッシングの指導を受けたため、今通っている歯科医もじょうずに磨けていると褒めてくれていました。 歯科医は、老化も1つの原因であると言っていました。加齢によって唾液の量が減って口の中が乾燥しやすくなり、歯周病の菌が増えやすくなったことも考えられるとのことです。睡眠不足やストレスも菌が増えてしまう原因だそうで、そういえばつい夜更かしが続いてしまったことがあったと反省しました。 まとめ 歯間ブラシやフロスも使った丁寧な歯磨きや、寝る前には菌の繁殖を抑える作用がある歯科医専売の洗口液を欠かさず続けた結果、私の場合は次の歯科の定期検診で測った歯周ポケットが少し浅くなりました。 年齢を重ねれば衰えるだろう歯茎がちゃんと引き締まってくれるかが不安でしたが、頑張れば回復するのだと感動しました。歯のグラつきはまだ経過観察中ですが、このまま回復していけるよう毎日歯の掃除を頑張っています。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:岡野鈴/映画好きな在宅ワーカー。40代になって最初の変化は、涙もろくなったこと。夫と2人の子どもと、3人暮らし。なんでもない平凡な1日が暮らせたら、それだけで感謝。 イラスト/sawawa ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月) 監修者:医師 川田 悟司 先生 川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。 【関連記事】 「すごっ!目も大きくなっている」定期的に実践したいむくみスッキリ習慣とは<アラフィフの日常> 「先輩と付き合っているの」社内恋愛を同期に打ち明けた夜。意外な展開が<ヤバすぎた社内恋愛> 「人間は節約!」こんなご時世だけど…娘や孫に何より大切にしてほしいものは<五十路日和>

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