【写真】「結局誰なのー!」ついにヴィジョンたちの前に姿を現した“黒幕”
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最新ドラマ「ヴィジョンクエスト」の最終回直前となる第7話「業火」が、11月4日にディズニープラスで配信された。第7話では、自分はコピーに過ぎないと思っているヴィジョン(ポール・ベタニー)が自身の存在と向き合う感動的な展開が描かれた。その一方、これまで謎に包まれていた黒幕「クライアント」がついに姿を現す。しかし、その正体は依然として不明のままで、ファンの間ではさまざまな考察が飛び交っている。(以下、ネタバレを含みます)
■自己受容し、愛を取り戻すヴィジョン
第7話の軸となるのは、ヴィジョンの自己受容、ジョカスタの過去、そしてクライアントの正体という3つの要素だ。まず描かれるのは、ヴィジョンが自分自身と向き合い、家族への愛を取り戻す過程である。
自分を探していた謎のクライアントとの取引によって、自らの精神世界の奥深くに入り込んだヴィジョンは、そこでかつての自分である赤いヴィジョンと、人工生命の先駆けであるJ.I.M./ジム(ポール・ベタニー)に出会う。
ジムは、人工生命体の研究者フィニアス・ホートン博士(ポール・ベタニー)が亡き息子を取り戻そうと生み出した人工生命体。愛や悲しみを知りながらも、悲劇的な最期を迎えた。ヴィジョンは彼らとの対話を通して、ワンダや息子たちとの記憶だけでなく、失った家族への愛と悲しみも自分自身のものだと実感する。
そして、「自分はヴィジョンである」と受け入れたことで、もう1人のシンセゾイド、ジョカスタ(タニア・ミラー)のナノボットに侵されたリサを救うためのソースコードを手に入れる。
ジョカスタもかつて人間の研究者であるジョセフィン・キャリントンだった頃の記憶を探っていくことになる。彼女が求めるナノボットの保管庫を開くための最後のピースが、人間だった頃の記憶の中にあったからだ。
そこで明らかになったのは、ジョセフィンには研究を共にした人物がいたという事実なのだが、驚くべきなのは、その人物の顔が、人間の姿を取ったウルトロン(ジェームズ・スペイダー)と同じだったことだ。
ジョカスタの過去とウルトロンの人間の姿がなぜ結びついているのか。その謎は、最終局面へと持ち越される。
■徐々に姿を現す黒幕の「クライアント」
第7話にてクライアントは、帽子をかぶった顔のないスーツ姿の男性として登場する。ベルギーの画家ルネ・マグリットが描いた、名画「人の子」や「山高帽の男」を思わせるシュールないでたちだ。その後、ついに顔が見える場面が登場するのだが、何とこちらの顔もウルトロンの人間の姿とうり二つだった。
ただ、顔が同じというだけでは、クライアントがウルトロン本人だとは断定できない。ウルトロンがなぜその人間の姿をしているのかも、まだ明らかになっていない。両者にはどのようなつながりがあるのだろうか。むしろ、クライアントとウルトロンの間に、何らかのつながりがあると予測しておくことのほうが自然だろう。
海外ファンの間では、クライアントの正体を巡る考察がさらに白熱。中でも注目されているのが、ホートン博士との関係だ。第7話では、1939年にホートン博士が人工人間J.I.M.を開発する様子が描かれ、その娘が父の研究ノートを持ち出す場面があった。ホートン博士の孫がその研究を受け継ぎ、何らかの目的でヴィジョンを追っているのだろうか。
この描写を手掛かりに、日米のファンからは「ウルトロン?じゃないよね?」「ホートン博士の孫なのかな?」「クライアントはホートン博士の孫か」「結局誰なのー!」といった声が上がっている。
クライアントがジョカスタの人間時代とつながりを持つ人物であることも、正体を探る重要な手掛かりとなっている。そもそもクライアントは、なぜヴィジョンの身柄を執拗に追い求めてきたのか。そして、ウルトロンと同じ容貌を持つ理由とは何なのか――。
深まる謎の奥で一貫して描かれているのは、自己受容と、家族や仲間との愛と絆だ。泣いても笑ってもラスト1話。12月18日(金)公開の映画「アベンジャーズ/ドゥームズデイ」への期待も高まる中、まずはヴィジョンの物語の結末を見届けたい。
◆文=及川静
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