体が“金”になる奇病にかかった女と盗賊男の愛の形…切ないラストの展開に「なんていいお話」【ファンタジー・ヒューマンドラマ漫画3選】

『体がだんだん金になる女と盗賊男』より/画像提供/江戸川治さん

体が“金”になる奇病にかかった女と盗賊男の愛の形…切ないラストの展開に「なんていいお話」【ファンタジー・ヒューマンドラマ漫画3選】

11月6日(金) 21:05

『体がだんだん金になる女と盗賊男』より
【漫画】『体がだんだん金になる女と盗賊男』を読む

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。

今回は、孤独を抱えた者同士が心を通わせる姿描いた、ファンタジー・ヒューマンドラマ3作品を特集する。体が金になる女と盗賊の純愛、恐ろしい怪物が盲目の少年に見せた母性、生贄になるはずだった少女に与えられた本当の愛…運命も種族も超えて紡がれる、愛の奇跡をお届け。

■体が“金”になる奇病にかかった女と盗賊男の愛の形…切ないラストの展開に「なんていいお話」

まずは江戸川治さんの作品『体がだんだん金になる女と盗賊男』をピックアップ。同作がSNSに投稿されると、3.2万件を超える「いいね」とともに、「何回読んでも泣いちゃう作品」「感動した」といったコメントが寄せられた。

【あらすじ】
借金取りに追われる盗賊の男は、馬に乗って歩く美しい女を見かけ、銃を向けて「西の都へ連れていけ」と脅す。

盗賊男は自らを"ここらじゃ残忍で有名な賊"と名乗り、西の都で銀行強盗をする計画を打ち明ける途中、彼女の肌の一部が"金"になっていることに気づく。

彼女は、世界で数例しか発病していない"ミダス病"だったのだ。ミダス病は体がどんどん金になっていく希少な病気で完全な金塊に至るまでに1週間かかる。

発病から2日目だと聞いた盗賊男は、あと5日間彼女を男たちから死守し、金塊になったら売って借金を返そうと考えるのだった。

その後、行動を共にするうちに盗賊男の言動には優しさがあることを感じた女性は、逃げるチャンスはあったものの彼の元に戻り、盗賊男も驚きを隠せない。

4日目、盗賊男は食料を調達するため街へ出ると、借金取りと鉢合わせとなり「借金をチャラにする代わりに女の居場所を教えろ」と暴行されるも、一瞬の隙をついて逃げることに成功する。

洞窟まで歩いて戻った盗賊男を女性は心配し、優しく抱き寄せるもその腕はすでにほぼ金と化していた――。



■私は“怪物”だぞ…盲目の少年に母性をくすぐられるメドゥーサの話が「心に突き刺さる」
『怪物メドゥーサが“盲目の少年”に心を動かされていく話』より


続いて、チャロスさんの作品『怪物メドゥーサが“盲目の少年”に心を動かされていく話』をピックアップ。同作がSNSに投稿されると、1.2万件を超える「いいね」が寄せられた。

【あらすじ】
目が合うと石化してしまうことで知られる怪物・メドゥーサ。この日もいつものように村人を「石人間」にして村を壊滅に追い込んでいた。

すると目の前に石になっていない一人の少年が現れる。彼は目が見えないことを告白。メドゥーサが村人が全員石化したことを告げると、少年は自分をいじめてきた人々がもういないと知り涙を流した。

涙がとまらない、と少年がメドゥーサにしがみつくと、思わずその頭に手を伸ばしてしまうメドゥーサ。自らの身に母性が湧くという初めての体験を不思議に感じるのだった。

そして立ち去ろうとする少年を引き留め、自分の城へと連れて帰った。

その後、城で少年と過ごすメドゥーサは、自身の中にこれまでになかった感情が芽生えていることを不思議に感じる。その感情を振り払うように少年を殺そうとするが――。



■貢物として“龍神”に捧げられた娘…年頃になって選んだ未来に「涙が止まらない」
 『龍神さまが供物にされてた女の子と疑似親子して嫁に出す話』より


3作品目は、越田うめさんの漫画『龍神さまが供物にされてた女の子と疑似親子して嫁に出す話』をピックアップ。同作がSNSに投稿されると、2.7万件を超える「いいね」とともに「優しく素敵な物語」と反響が寄せられた。

【あらすじ】
とある村の娘・水都瀬(みつせ)は、“貢物”として龍神さまの元へやってきた。

日照りが続いていたことで龍神さまに雨を降らせてもらおうと、村長が願いを叶えてもらうために貢物を寄越したのだった。

龍神さまは水都瀬を帰そうとしたが、事情を聞くと娘には家族がおらず、村の仕事を手伝うことでなんとか食い繋ぎながら生活してきたということだった。

少し考えたのち、龍神さまはしばらくの間、水都瀬を家に置くと決める。龍神さまは水都瀬へ"いっぱい遊んで少し勉強をして、たらふく飯を食ってしっかり寝ること"と伝えた。

たくさんのご飯、温かい布団、そして名前を呼び頭を撫でてくれる龍神さま。水都瀬にとって、こんなにも幸せな気持ちは、両親を亡くしてから初めてだった。この生活を失いたくないと思った。ひとりは寂しい…。

龍神さまもひとりが寂しいことは知っている。そして、水都瀬を側に置いておけば置くほど、別れが寂しくなることも。

いつの間にか、龍神さまは水都瀬を本当の娘のように思っていた。神様の命に比べると、人間の寿命はとてもとても短い。いつか訪れる別れは、龍神さまにとってもつらいことだった。

龍神さまは水都瀬が年頃の娘になると、彼女の幸せを願い"親代わり"としてある行動をとる――。




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