子どもが生まれると、生活は自然と子ども中心に変化していきます。それは母親だけでなく、父親にとっても同じこと。しかし、父親が家族よりも自分の予定や希望を優先していたら、妻は何を感じ、夫婦関係はどうなっていくのでしょうか。3人の女性の体験談を紹介します。
深夜の帰宅と放たれた言葉
娘が生まれたばかりのころ、夫には父親としての実感があまりないように感じていました。「付き合いだから」と言っては
飲み会に出かけ、帰宅はいつも深夜
。私は慣れない育児に追われながらも、不満を口に出せず、気持ちを飲み込むことが増えていきました。
その日も夫は夜中に帰宅し、玄関でそのまま寝てしまいました。せめてリビングで横になってほしいと思い声をかけると、
「うるさい!うせろ!」
という強い言葉が返ってきました。その瞬間、胸の奥で張りつめていた糸がぷつりと切れたように感じました。
私は言い返すこともできず、黙って家にあった現金を集めました。
娘を毛布で包み、深夜のタクシーに乗って実家へ
向かいました。静かな車内で眠る娘の顔を見つめながら、これ以上あの空気の中にいるのは無理だと感じていました。気持ちは追いついていませんでしたが、とにかくその場を離れたい一心でした。
◇◇◇◇◇
本当は、もっと早い段階で立ち止まり、夫と向き合う時間を持つべきだったのだと思います。気持ちを飲み込むのではなく、言葉にして伝えることの大切さを、後になって強く感じました。これからは自分の本音を置き去りにせず、丁寧に向き合っていきたいと思いました。
著者:いわたあや/30代女性・パート
イラスト:ほや助
夫の予定で変わる家族の時間
夫は休みのたびに趣味の時間を優先していて、私と子どもと過ごす予定が後回しになる日が続いていました。家族で出かけようとしていた日も、
「今日サッカーだから。前から決めてたし」
とあっさり断られました。期待していた分、その言葉が胸の奥に重く残りました。
夫の趣味を否定したいわけではありません。ただ、
家族より趣味が優先される状況が続く
と、どこで気持ちがズレてしまったのかを考えるようになりました。家族の時間に対する感覚の違いを前に、どう折り合いをつければいいのか悩む日が増えていきました。
◇◇◇◇◇
子どもと過ごせる時間には限りがあるからこそ、夫にも親としてその時間にきちんと向き合ってほしいという気持ちが強くなりました。今回の出来事をきっかけに、誰かが無理に我慢することなく過ごせるよう、話し合う時間をしっかり作りたいと思いました。
著者:林田クロ/30代女性・パート
イラスト:はせがわじゅん
子どもの体調より自分優先の夫
子どもの面倒を夫に任せてみると、思っていた姿とは違う行動ばかりが目につき、気持ちはどんどんすれ違っていきました。育児の負担だけでなく、期待していた分の落胆も重なり、夫婦として向き合う難しさを痛感した出来事です。
夫に子どもを任せたものの、
行き先も食事も夫の希望が中心
でした。子どもの体調や好みよりも、自分が行きたい場所を選んでいるように感じ、任せた意味があったのか疑問が残りました。
気になった点を伝えると、
「ちゃんと面倒は見た」「見ていないと文句を言われるなら、もうやりたくない」
と強く言われました。話し合いをする余地はなく、気持ちだけが置き去りになった感覚でした。
納得できない思いを抱えつつも、やってくれたこと一つひとつに感謝の言葉を伝えるようにしました。「ありがとう」「助かった」と口にすると、次も自然と動いてくれる場面が増えていきました。
◇◇◇◇◇
夫の行動に不満はありますが、そのままでは関係は良くならないとも感じました。完璧を求めるより、まず感謝を伝える。その小さな積み重ねが、夫婦の空気を少しずつ和らげるきっかけになったと感じています。
著者:押田ルミコ/40代女性・主婦
イラスト:きりぷち
まとめ
子育てへの関わり方や家族との時間の捉え方には、夫婦の間でも差が生まれることがあるのかもしれません。子育てを巡って、夫婦それぞれが感じている負担にも違いがあるのでしょう。3人の体験からは、家族との時間や子育てについて、夫婦がお互いの思いを伝え合うことの大切さが感じられます。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
【関連記事】
「見られている感じがする」手術後4時間で病院内のコンビニへ。胸元を見て慌てたワケ<喉のしこり>
「危険な状態だった!」局所麻酔後に救急搬送。医師の説明に驚きを隠せず<ワキガ治療で搬送された話>
元夫「もう一度向き合わせてほしい」関係を断つ覚悟の元妻に届いた本音<週2日夫婦の行方>