壁越え、狙撃、特大手裏剣―総力戦で別班員を奪還!『VIVANT』第20話をひもとく

日曜劇場『VIVANT』第20話より (C)TBS

壁越え、狙撃、特大手裏剣―総力戦で別班員を奪還!『VIVANT』第20話をひもとく

10月17日(土) 9:00

日曜劇場『VIVANT』(TBS系/毎週日曜21時)の10月18日に放送される第21話(第2シーズン第11話)を前に、前週に放送した第20話のストーリーをおさらいする。

【写真】ネットを驚かせたゲルンの“デカ手裏剣”

■「発進!」の先に待っていたのは、息をつく暇もない奪還戦だった

第20話では、ゴルバド共和国のシャキ城に囚われた別班員5人を救うため、自衛隊直轄の非公認組織「別班」の乃木憂助(堺雅人)と仲間たちが、ついに城内へ。

義弟・ノコル(二宮和也)率いる最強部隊「PMSC Y2K」(解体した国際テロ組織・テントが設立した民間軍事会社)の援護、タイの有名実業家でテントのモニター(協力者)でもあるチョッキー・テーパーニット(Ohm‐Tanapak/オーム・タナパック/声・鬼頭明里)の驚異の身体能力、別班員・長野利彦(小日向文世)のエージェント、ゲルン(Pattarapol Kantapoj/声・小山力也)の多彩な技、そして後方からの通信支援。国や組織を越えた精鋭たちが、奪還作戦を決着へと導く。

一方、警視庁公安部・外事第4課の野崎守(阿部寛)は、少女“プリシャ”の手掛かりを語ろうとするが、エージェントのドラム(富栄ドラム)が激しく抵抗して…。

■野崎がたどり着いた“若いサムライ”の正体

核融合研究者のエリシャ・ママドフ(Manaf Dadashov)の娘、当時2歳のプリシャ(野島瑠玖)を連れ去った二人の“サムライ”。年老いた方は、テントの元リーダー、ノゴーン・ベキ(役所広司)。写真を見たエリシャも認めた。

もう一人は、幹部のバトラカ(林泰文)でも、ピヨ(吉原光夫)でもない。ノコルらの写真にもエリシャは首を横に振る。

「髪の毛が長くて、ハンサムだった」

野崎が次に見せたのは、乃木の恩人で今は亡きアディエル(Tsaschiher Khatanzorig)の写真。ドラムの脳裏には、その娘・ジャミーン(本間さえ)が浮かぶ。プリシャと同一人物なのか?野崎が手掛かりは「ある」と告げると、ドラムはその先を言わせまいと動くが、野崎自ら阻止。

そのころ乃木の家では、乃木の恋人で医師の柚木薫(二階堂ふみ)が朝食を作り、ジャミーンはアディエルの写真の前に鳩サブレーを供えていた。穏やかな朝の光景が、かえって怖い。

“中国の別班”「シンシー」のリュウ・ミンシュエン(堺/三役)と、責任者のハン・リンシン(宮下今日子)、エリシャを囲う情報ブローカーのタイラン・グリエワ(Mirze Aghabayli/声・若本規夫)が見守る中、野崎は何を語ったのか?視聴者も「野崎、喋り過ぎ」「野崎とドラムがわざと過ぎるほど素直…」と気をもむ。

■前線、高台、通信基地仲間がつないだ脱出ルート


乃木たちがバンでオルコ村へ向かう途中、ノコルとの交渉で最後まで協力を拒んだコス(Ilgar Musayev)が城へ電話をかける。後方のサイバー犯罪対策課・東条翔太(濱田岳)が即座に通信を遮断。電波を求めて窓際に出たコスを、ノコルが捉える。

「結局両方から金をもらおうとする奴が必ずいる…それが人間」

銃弾がコスの手元を通過し、スマホに別班員・田代久美子(レイヤマダ)のエージェント、フィルザ(Gulnar Yunusova/声・甲斐田裕子)から警告が届く。「村の通信はすべて監視している」。次は頭を撃ち抜くとの言葉に、東条も、“ブルーウォーカー”こと天才ハッカー・太田梨歩(花岡すみれ)もひるむ。

第19話で、田代のエージェント・ナティック(Ruslan Huseynov/声・浪川大輔)に託された通信網への“仕込み”。遮断と監視、狙撃で通報を封じる作戦が見えてきた。

城へ直接通報に向かう住民には、Y2Kのテンゲル(榮桃太郎/声・榎木淳弥)が足を狙撃。乃木は村長・イサク(Parviz Mammadzada/声・山路和弘)の家での治療を、田代のエージェント・ロマル(Shahriyar Abilovj/声・森川智之)たちに指示する。一方、奪還隊を見守る村人たちは祈りを捧げる。「村民がいい人すぎる」と視聴者も反応。第19話でノコルが協力を取り付けた村人たちも、今度は祈りで奪還隊の成功を後押しする。

城の入口でゲルンが警備兵2人を制圧し、乃木は別人格のF(堺/三役)と交代。通信でいきなり「太田ちゃん」と呼び、乃木にたしなめられる。東条もビックリ。緊迫した現場でも、Fは相変わらずだ。

続いて挑むのは、われらがチョッキー。元公安部の諜報員でモニターの「新ちゃん」こと新庄浩太郎(竜星涼)たちが見守る中、赤外線センサーの突破に臨む。

猶予は約6分。なのに本番ではセンサーが増えている。「壁を抜けるしかないわよ。さすがに無理」とひるむチョッキーの足裏に、Y2Kのリーダー・ボルト(野崎亨類/声・中村悠一)が別班特製の滑り止めテープを貼る。ゲルンが祈りを捧げ、Fの命令で新庄がハグ。装備に加え、やる気も引き出す総力戦だ。

センサーをくぐるチョッキーが、スモークでせき込み危機一髪。いよいよ壁登り…というところで警備兵2人が接近。Fが瞬殺するも、チョッキーは怖気づく。そこで思わぬ切り札が。ハグの次は懐事情。Fはそこまで押さえていた。

覚悟を決めたチョッキーは壁をつたう離れ業へ。別班特製テープの真価もここで発揮される。「カッコ良すぎ」と視聴者も沸いた。

■「待たせたな、帰るぞ」


城の奥へ進む一行を襲ったのは、後方拠点の落雷による停電。衛星映像も、自動通訳機も使えない。それでもFは、新庄とゲルンを介して任務を続行。足音から警備兵の動きを読み、着実に敵を倒しながら、ついに地下牢へ。

「待たせたな、帰るぞ」

Fの声に、別班員・黒須駿(松坂桃李)も、「来てくれると思って…」と言いかけたところで、新庄を見ると怒りをあらわに。Fが遮り、マタ(内村遥)が、テントも救出に協力していることを伝える。しかし、和田貢(平山祐介)の牢だけが空いていた。Fは奥の拷問室へ。5人全員を連れ出すまで、奪還は終わらない。放送中、トレンド1位を記録した「和田さん」が気になる人は、本放送後に生放送・生配信中のTBSラジオ『VIVANT 悪役会議室』へ。もう一人、思わぬ顔も会議室に来たようだ。

通信が復旧すると、Fは太田に黒須の生存を報告。涙を流す太田と、その様子にショックを受ける東条に、フィルザが「プライベートは後にして」と一喝する(後でもう一度叱られる)。勢いを増す太田には「太田ちゃんの覚醒、半端ない」「愛の力は偉大」と視聴者も目を見張った。

敵に気づかれた一行は、城内の銃撃をかわして出口へ。ゲルンは警備室へブーメラン型の特大手裏剣を投げ込み兵士を倒すと、奪ったマシンガンを両手に撃ちまくる。仲間を通すため、敵を寄せつけない圧巻の応戦だ。ゲルンの応戦に「攻撃手段がまさかすぎる」と視聴者も度肝を抜かれた。

奪還隊はついに仲間をシャキ城の外へ連れ出すことに成功。

外から援護するノコルは、別班員らを拉致した3人のうち、リ・ミンヅァ(木幡竜)とトン・トルファン(東浩)を射程に捉え…。

イサクの家に差し掛かると、食堂の店主・ガジモフ(Gurban Ahmadov)が思わず拍手。Fは足を止め、2人に感謝を伝えて再び走り出す。

しかし、帰還を阻む車両3台とバイク1台が迫る。

ナティックに託されたもう一つの“仕込み”は、道路の3ヵ所に設置した爆弾だった。ところが、ポイントAでは追手が通り過ぎてから爆発する。誤差は1.5秒。Fが修正を命じると、太田は「既に実行中です」と応じる。シンシー本部をハッキングし、地対空ミサイルまで無力化した太田の仕事ぶりに、フィルザも東条も驚く。さすがブルーウォーカー、Fの指示さえ追い越す速さだ。

一方、東条は泣きそうだ。ポイントBを過ぎると別の基地局の電波が届き、携帯電話が使えてしまう。追手だけでなく、外への連絡も止めなければならない。この失態に、視聴者の間ではミスはわざとではないか、裏切りではないかと疑う声まで上がった。

いよいよポイントBへ。追手の車両2台が大破する。だが、Fがすかさず問い掛ける。
「バイクともう1台は!?」

難攻不落の城を突破した最強チーム。帰路で問われるのは、わずか1.5秒の精度と電波の制御だ。あの爆発、Fの絶叫。仕込んだ爆弾は3ヵ所。最後の一つは、出番を迎えるのか?

日曜劇場『VIVANT』は、TBS系にて毎週日曜21時放送。

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