2026年8月28日、時任勇気と福田沙紀がそれぞれのInstagram上の文面で、結婚を発表した。時任勇気の父は時任三郎であり、バブル期を象徴するCM曲「勇気のしるし」が、勇気という名前の由来になっていることでも話題だ。
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同世代の俳優である2人は、2020年配信のテレワークドラマ『私は誰ですか?〜花子に何が起こったのか〜』で共演している。2020年というと、ステイホーム期間中であり、リモート画面上での共演だった。
その画面上で時任勇気が漂わせた、脱力した演技の塩梅も印象だった。“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。
異色のラブコメ学園ドラマ
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時任勇気との結婚を発表した福田沙紀の代表作を考えたとき、やはりまっさきに浮かぶのは、2007年にフジテレビで放送された学園ドラマ『ライフ〜壮絶なイジメと闘う少女の物語〜』だろうか。
同作の原作は、別冊フレンド連載のラブコメ漫画でありながら、ラブコメ的なきらきらとは程遠い、異色作だった。
放送当時まだ二十歳そこそこの中村倫也が、ソフトな不良風ヤンチャ高校生役を演じていたことでも記憶されるべき作品なのだが、中でも福田演じる校内イジメの主犯格・安西愛海が異彩を放っていた。
クラスの絶対的存在である愛海が、ほんの気まぐれで目配せすれば、イジメの標的がすぐに定まる。最初は愛海に気に入られた主人公・椎葉歩(北乃きい)も、第3話で雲行きが怪しくなり、ひどい仕打ちを受けた。「マナは」という一人称の連呼とホラーチックに硬直する表情が、とにかく強烈な演技だった。
画面越しの共演作はステイホーム期間中
たとえば、第3話の移動教室場面で、愛海から「こっちにおいで」と言われた歩が、教科書の束で顔を叩かれる瞬間などには、福田のエキセントリックな演技が画面をガタガタ震わせるような勢いがあった。
平成的なド直球の描写といったらいいのか。主人公が執拗なイジメに耐え抜き、そこからどう立ち向かうのか、というある種のスポ根ドラマであり、令和の基準だと、(フィクションとはいえ)主人公に対するハラスメント認定をされかねない。でもそうした時代性を感じさせるからこそ、今見ても鮮烈な印象がある。
平成から令和に改元後の2020年には、ステイホームを余儀なくされた中で、クリエイターたちが知恵をしぼり、ワンシチュエーションでのリモート撮影にしたテレワークドラマが作られた。
福田がメインのキャラクターを演じた『私は誰ですか?〜花子に何が起こったのか〜』は、時任勇気との画面越しの共演作となった。
時任勇気の脱力した塩梅が最高
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画面越しの共演というのは、リモート画面を駆使した作品だからだ。4人の男女が分割画面にそれぞれ映り、その中の1人である、記憶喪失した女性キャラクターを福田が演じた。
福田が映る画面の下に、オールバックのややチャラい雰囲気の男性(時任勇気)がいた。
『私は誰ですか?』とタイトルにあるように、福田演じる女性が、自分が誰なのかを突き止めるため、SNSで自分のことを知る人物たちを集めた。
時任演じる男性は、彼女のことをしきりに「たけちゃん」と呼び、高校時代にバイト先のコンビニで一緒だったことを説明するのだが、終始怪しげではある。
俳優がリモート画面だけで演技をし、視聴者を飽きさせないのは難しいものだが、同作の時任は何とも脱力した空気感を醸しながら、この間接的な共演作の芝居全体を牽引していた。
時任勇気には常に脱力した魅力があり、福田との結婚を報告したInstagram投稿(2026年8月28日)の、ひとつ前の投稿(8月18日)では、アイアンでナイスショットを決める清々しいゴルフ動画をアップしている。この塩梅が最高なのだ。
<文/加賀谷健>
【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。X:@1895cu
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