【サッカー日本代表】アジア大会銀のロス五輪世代に、セルジオ越後「面白い選手はいる」注目の5人

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【サッカー日本代表】アジア大会銀のロス五輪世代に、セルジオ越後「面白い選手はいる」注目の5人

10月13日(火) 9:50

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セルジオ越後の「新・サッカー一蹴両断」(44) アジア大会の決勝で韓国に敗れ、肩を落とすU-21日本代表の選手たちphoto by Kyodo News

アジア大会の決勝で韓国に敗れ、肩を落とすU-21日本代表の選手たちphoto by Kyodo News





大岩剛監督率いるロサンゼルス五輪世代のU-21日本代表は、地元開催のアジア大会で銀メダルを獲得した。大会を通じて、どんな可能性と課題を示したのか。印象に残った選手たちや大岩監督の采配、五輪出場権獲得への厳しい道のり、A代表との融合について、セルジオ越後氏に聞いた。

【彼は"動物的な感覚"でプレーする】 森保ジャパンの4連戦と並行して行なわれたのが、愛知・名古屋アジア大会だ。参加資格は23歳以下で、OA(オーバーエイジ)枠は3人まで。日本は2028年ロス五輪を目指すU-21で参加した。

グループリーグ(香港、キルギス、タイ)を12得点無失点で突破し、準々決勝は北朝鮮に1-0、準決勝はウズベキスタンと1-1からPK戦で勝利。決勝は韓国に0-1で敗れ、銀メダルだった。下の世代でも、アジアの勢力図は変わらないね。ただ、日本と同じくU-21で参加したウズベキスタンは、日本や韓国と同等の力を持っていたと思う。

韓国はU-23を中心にOA枠も使い、優勝によって兵役の特例措置を受けられた。だから日本は負けたという人もいるけど、年齢は関係ないよ。大岩剛監督も選手たちも、このメンバーで金メダルを目指していた。条件の違いは慰めにならない。この敗戦を次につなげることが大事だ。

もっとも、金メダルは逃したけど、今後に期待できる面白い選手はいるね。まず、中盤の石井久継(湘南ベルマーレ)と大関友翔(川崎フロンターレ)。石井は上背こそないけど、体が強く、技術と得点力もある。大関はゲームをつくることができ、ウズベキスタン戦では途中出場から流れを引き寄せた。パスだけでなく点も取れる。川崎ではベンチスタートが多いけど、もったいない。長谷部茂利監督がどう使うか注目したい。

左サイドバックの小杉啓太(フランクフルト)のプレーも目を引いた。攻撃力とクロスの精度があり、ウズベキスタン戦の同点ゴールを演出した。コーナーキックのキッカーも務める、特徴のある選手だ。

そして、左ウイングの横山夢樹(セレッソ大阪)だね。彼はなんというか"動物的な感覚"でプレーしていて、何をするかわからない。あのスケールは魅力だよ。ただ、すごいプレーを見せる一方、ペナルティーエリアに進入しながら、誰もいない逆サイドへクロスを上げた場面もあった。「グラウンダーで入れてよ」と突っ込みたくなった(笑)。

セレッソの関係者も、「周りの選手が『(よくも悪くも)あいつは何を考えているのかわからない。何をするのかわからない』って言うんですよ」と話していた。味方にも予測できない選手だけど、これからどう化けるか。カットインからのシュートを増やせば、もっと怖くなる。今大会1得点では少なすぎるよ。あと、石橋瀬凪(湘南ベルマーレ)は、とにかく速い。相手の背後を取り、局面を打開する点では横山より上だと思う。

【大岩監督はもっと評価されていい】 今大会はホーム開催だけに優勝したかった。グループリーグで見せた崩しを、準決勝や決勝の勝負どころでは出せなかった。決勝の韓国戦もアグレッシブに戦い、内容は悪くなかったけど、主導権を握るまでには至らなかった。そこが今後の課題だ。

大岩監督は鹿島でAFCチャンピオンズリーグを制し、今年1月のU-23アジアカップでは大会初の連覇を達成。今回も銀メダルと、それなりに結果を出している。地味な扱いを受けているけど、もっと評価されていいと思う。

ただ、A代表との兼任は簡単ではない。また、ロス五輪は参加国がそれまでの16チームから12チームに減り、アジア枠も2枠に減った。2028年に日本で行なわれるアジア最終予選はインターナショナルマッチデーと完全には重ならない可能性があり、海外組を招集できる保証もない。間違いなく厳しい戦いになる。

今回、名前を挙げた選手をはじめ、U-21世代には所属クラブでも出場機会をつかみ、結果を残してアピールしてほしい。クラブで成長を示してこそ、世代の底上げにつながる。

欲を言えば、11月のA代表のブラジル戦、パラグアイ戦に何人か連れていきたいけど、その時期にU-21代表も遠征を計画しているという話も聞く。ロス五輪世代とA代表の融合は、来年のアジアカップ後まで待たなければならない状況は、やはり時間がもったいなく感じるよ。

(43)を読む>>>サッカー日本代表が4戦無敗も、セルジオ越後「若手の出場時間が短いのは森保監督ではなく協会の責任」

渡辺達也●構成text by Tatsuya Watanabe

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