「毎日お線香をあげて」義母から“義父の供養”を強制された38歳女性。拒否すると「遺産は渡さない」と言われ…

※AI生成画像を使用しています。

「毎日お線香をあげて」義母から“義父の供養”を強制された38歳女性。拒否すると「遺産は渡さない」と言われ…

10月12日(月) 15:45

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「供養を強制されると、こんなにも心が苦しくなるんだと初めて知りました」

そう話すのは、市川明日香さん(仮名・38歳)。数ヶ月前に義父が逝去した明日香さんは、義母から供養に関するハラスメントを受け、心が限界を迎えてしまいました。

「お線香を毎日あげて」と義母に強制された



明日香さんは結婚当初、夫とアパートで暮らしていました。しかし、義父が肺がんで逝去したことにより、義母と同居することになったそうです。

「本音を言えば、同居なんて嫌でした。でも、お義父さんの死後、お義母さんの様子を見に行ったら、火を消し忘れていることが何度かあって。心配になり、夫に相談したら、すぐに同居しようという話になってしまったんです」

同居開始直後から義母との関係は、ギクシャクし始めました。きっかけは、義父の供養をめぐった考え方の違いです。

フルタイムで働きながら家事もこなす明日香さんは、毎日がいっぱいいっぱい。忙しさから、義父の仏壇に手を合わせ忘れる日もありました。

すると、ある日、義母から「明日香さん、四十九日までは毎日、お義父さんにお線香あげてね」と注意されました。さすがに毎日は難しい……。そう思い、明日香さんは後から揉めることがないよう、その場で「申し訳ないんですが、仕事と家のことで忙しくて毎日は無理です」と答えたそう。

その瞬間、義母の表情が一変。冷たい声で「信じられない。嫁なのに?」と言われました。

「関係性に亀裂が入ったのは明確でしたが、私を嫌うことで事が落ち着けば、それでいいと思っていました」

従わざるを得なかった義母の“供養ハラスメント”



しかし、義母はその後、供養をより催促するようになりました。

朝起きると、真っ先に「今のうちにお線香あげておいたら?」と言われたり、仕事で疲れて帰宅した瞬間に「そういえば、今日はお線香あげた?」と確認されたりするようになり、明日香さんは精神的負担を感じるようになったと言います。

「うんざりですよ。忙しくてできなかったと伝えると、『嫁に弔ってもらえないなんて、あの人が可哀想。私も死んだら、こんな風にぞんざいに扱われるのかね』とか言われて」

義母から供養を確認されることがあまりにも煩わしかったため、明日香さんは言われた通り、毎日お線香をあげるようになりました。

「四十九日だけ乗り切れば、なんとかなると思っていました」

「朝と夜、2回お線香をあげて」と言われて我慢の限界に



ところが、毎日お線香をあげるようになると、義母の要求はより細かくなっていきました。明日香さんがお線香をあげ、仏壇に手を合わせていると、義母は決まって隣に座り、行動をチェック。

「手を合わせる時間が短い」と注意されたり、「嫌々やってるでしょ。見てると、気持ちがこもってないのがよくわかるわ」と嫌味を言ってきたりするようになったのです。

「挙句の果てには、『これからは朝と夜、2回お線香をあげてね』と言われて……。さすがに我慢の限界でした」

そこで、夫に相談。現状を話し、「お義母さんに供養ハラスメントを止めてって伝えてよ」と頼みました。しかし、夫は明日香さんの状況を軽く捉え、「ハラスメントなんて大げさだよ。母さんは寂しいだけ。適当に合わせてあげてよ」と言うだけ。

「義母はなぜか、夫には供養を押し付けないんです。こういうのは嫁の仕事だから、って。時代錯誤すぎますよね」

心の中に積もるフラストレーションはやがて、爆発。きっかけは、残業で帰宅が遅くなった日に義母から供養を催促されたことでした。

「家に入ると、玄関に義母が来て『遅かったじゃない。夕飯前にお義父さんにお線香あげてよ』と言われたんです。自分の中で何かが切れて、気づいたら『今日から、お線香はあげません』と言っていました」

「供養しないなら遺産を相続させない」



その言葉を聞いた義母は驚いた表情を浮かべた後、しばらく沈黙。その後、「私が死んだら、私の遺産とお父さんが残してくれた私の分の遺産を全部、あなたたちにあげようと思っていたけど、やめます。近日中に相続放棄の手続きをしなさい」と、思いもよらない要求を突き付けてきました。

なぜ、お線香の話が遺産の相続話にまで発展するのか……。戸惑う明日香さんをよそに義母は、「あなたがお父さんを供養しないから、遺産は渡せないって息子にも話しますから!」と言い、立ち去りました。

「後で調べたら、基本的に相続放棄は被相続人の生前にはできないことが分かりました。だから、お義母さんの遺産を相続放棄することは無理です。義母は、お金の話を持ち出して私の反応を確かめたかっただけなんだろうなと思いました」

その後、義母も法律のことを調べたのか、相続放棄に関する話は一切されなかったそうです。ただ、関係性はギクシャクしたまま。義母は近所で「金にがめつい嫁」という噂を流し、親戚には「人を供養する常識がない嫁」と言いふらしています。

「一番厄介だったのは、夫に『明日香さんから虐待されてる』と嘘をついたことです。夫は私が何もしていないことをなかなか信じてくれず、苦労しましたし、結局この人はあっち側なんだと幻滅しました」

形を変えた義母の攻撃を苦痛に感じている、明日香さん。限界を迎える前に心の守り方を考え、自分を労ることを最優先にしてほしいものです。

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<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291

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