僕は高校を卒業後、IT企業に就職しました。10年ほど働いたあと、身に付けた技術を使い、会社を設立することに。最初は大変でしたが、最近は軌道に乗りはじめ、さまざまな企業とも取引ができるようになりました。そんなある日、車を買いに販売店へ行くと高校の同級生だったAがいて……?
高卒をバカにしていたA
会社も軌道に乗りはじめたころ、自分の車が欲しいと思っていた僕は車の販売店へ行きました。
お店に入ると、ある店員が僕の顔を見るなりニヤニヤと笑って近づいてきました。販売員としてお店にいたのは、なんと高校の同級生であるA。彼は、昔から僕のことをバカにしてくるところがありました。僕が大学へ行かず、就職すると知ったときにも、僕のことを小ばかにしていたのです。
Aは、「高卒で就職したんだよな? 今は何やってるんだ?」と声をかけてきました。僕が「別に…Aはどうなの?」と聞くと、「俺はここで営業成績を上げて、重要な顧客も任されているんだよ。お前はこんな高級店になんの用?」と相変わらずな様子で……。
続けてAは、「ここじゃなくて、高卒のお前にはもっとふさわしい店があるよ(笑)」と鼻で笑いながら言い放ちました。当然、僕は嫌な気持ちになり……。お店から去ろうとしました。その瞬間、僕が良く知っている人物が声をかけてきました。
声をかけてきたのは
帰ろうとする僕の後ろから声をかけてきたのは、僕の得意先である会社の社長。僕が「どうしてここに社長が…」と驚いていると、慌てているAの様子が目に入りました。
実は、この販売店は、以前僕が「そろそろ車が欲しい」と話した際に、社長が「それなら良い店がある」と教えてくれた場所でした。社長自身も長年利用しているそうで、その日は近くまで来たついでに、担当者へあいさつをしようと立ち寄ったとのこと。
社長は僕とAの会話を聞いていたようで……。Aに対して「以前から少し気になるところはあったが、こんなひどい接客をするとは思っていなかった」と激怒していました。
そして、「こんな接客をする店とは今後の付き合いを考えさせてもらう。知人にも紹介できない」と言い、お店から出て行ってしまいました。
僕を見下していたAの末路
Aは急いで社長の後を追い、弁解したようですが……どうやら聞き入れてもらえなかった様子。社長はAが担当していた大切なお客さまだったのです。社長から「今後お店に来ることはない」と言われてしまい、Aは相当落ち込んでいました。
「なんでお前とあの人が知り合いなんだよ!?」と食い気味で聞いてきたAに、僕は自分の会社を立ち上げたこと、社長が僕の会社の得意先で、彼には日ごろから良くしてもらっていることを伝えました。
それを聞いたAはあ然。今までバカにしてきた同級生が会社を立ち上げて、しかも自分の会社と取引のある企業の社長と親しくしていた事実を受け入れられなかったのでしょう。
立ち尽くすAとお客さま対応に追われるお店の人たちを置いて、僕は販売店を後にしました。
僕の会社は最近軌道に乗りはじめたばかりです。もちろん、これからも精いっぱい働いて会社を大きくしていきたいと思っています。もし大きな会社になったとしても、人を肩書きで判断する人にはなりたくないと感じました。働いていく中で、たくさんの人と話をして、いろいろな面から人を見られるような人物になりたいです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
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