デビュー6周年の2026年、大規模な全国ツアーを行っているSixTONES(ストーンズ)。STARTO ENTERTAINMENT所属の6人組グループだが、往年のジャニーズファンたちからは、10年前に解散したSMAPの姿と重ね合わせる声がひそかにあがっている。
SixTONESのどこに「SMAPみ」があるのか、その共通点を探っていきたい。
体を張ったコントで笑いを取りにくる
2026年1~6月には全国11都市でアリーナツアー、9~11月には東京・大阪・神奈川でスタジアムツアーを開催するSixTONES。また、8月末の24時間テレビ「愛は地球を救う」(日本テレビ)のチャリティーパートナーを務め、話題となったことも記憶に新しい。
SixTONESとSMAPが似ている点、ひとつはバラエティでの能力の高さだ。
アイドルがバラエティの第一線に立ち、自ら体を張って笑いを取るという“バラエティアイドル”の先駆けとなったSMAPだが、この流れはSixTONESにも忠実に受け継がれている。
2025年7月からAmazon Prime Videoで配信開始したSixTONESのコント番組『ワロタ!』では、伝説の番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系、1996~2016年)を彷彿とさせる本格的なコントを繰り広げているのだ。
例えば、俳優として近年話題作に引っ張りだこの松村北斗は、クールなキャラクターを捨て、全身タイツ姿で全力コントに挑んだ。京本政樹の息子・京本大我は、濃いメイクに金髪ロングのウィッグをかぶって、美形の平成のギャルになりきっている。
6人がそれぞれの個性を活かしたキャラクターを演じ、全力で笑いを取りにいく『ワロタ!』。
『SMAP×SMAP』を見ていた世代からも、
≪SMAP×SMAPじゃん!コレを待ってたぁ〜!SixTONESなら期待しかない!≫
≪ほっくん(松村北斗)の犬(キャラ)、なんか既視感あると思ったら、スマスマのPちゃんだわ≫
≪私はSMAP育ちなので、SixTONESのバラエティのうまさはSMAPに重なるとこがあって≫
といった、SMAPのコントと重ね合わせるコメントが多くみられる。
//#SixTONES のコント番組
『ワロタ!SEASON2』#1 #2#PrimeVideo で独占配信中!!!
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📺番組視聴ページ
▶︎▶︎https://t.co/qAYLfhiOA0
番組の感想は˗ˏˋ #ワロタ2 ˊˎ˗ で! pic.twitter.com/31zwF1T5sP— Storm FILM Official (@Storm_FILM_) July 28, 2026
ダンスがバラバラなのも「SMAPみ」
バラエティへの姿勢だけでなく、SMAPとSixTONESのダンスパフォーマンスにも共通点はあるようだ。
ファンの間では“SixTONESのダンスは揃っておらず、みな動きがバラバラ”という話は有名で、SNS等ではよくつぶやかれている。
SMAPに関しても同様で、稲垣吾郎は昨年放送のバラエティ番組にて、後輩グループの嵐と自身のグループを比較し「嵐って歌も上手だし、踊りも上手だし。振り付けもぴったり合ってるし。SMAPなんかバラバラだったから」とグループ活動時代を回顧している。
そしてSMAPとSixTONESいずれのファンも、ダンスのばらつきについてはネガティブな受け取り方ではなく、むしろそのことをグループとしての個性として捉えているようだ。
どちらもデビュー後に苦渋の時期があった
SMAPとSixTONESは、デビューからブレイクまで時間がかかったことも共通している。
国内でコロナ患者が初めて確認された2020年1月にデビューしたSixTONES。同時デビューしたSnow Manとの共同シングルの発売イベントは、急遽オンラインでの開催となるなど、けっして順風満帆なスタートではなかった。
同時にデビューし、SixTONESとはいわばライバル関係とも捉えられていたSnow Manは、デビューして約2か月後に民放で初の冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)の放送がスタートし、着実にファン層を広げていった。
一方のSixTONESは、デビュー1周年を迎えたばかりの2021年2月に放送された『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ)に出演したきり、グループ全体でのバラエティ番組出演はしばらくない状態が続いていたのだ。
グループの知名度を上げるためにも重要なバラエティ番組への出演だが、こうしたSixTONESの不遇についてネットではこんな意見もあった。
≪YouTube見てても思うけど、まじでスト(SixTONES)っておもろいのになんで冠ないの?ってスノ担(Snow Manファン)だった当時でさえ思ってた。 露骨に干されてたってわかるよね~≫
彼らの公式YouTubeチャンネルではメンバー全員がそろってバラエティ企画に挑戦することも多く、その様子はファンたちの間で好評を得ていたからだ。
彼らが干されていたのか、バラエティに出ないことが事務所の戦略だったのかは不明だが、SixTONESの本領が発揮できない残念な状況が続いていた。
デビュー5年でようやく冠番組
そして、デビュー後に苦渋を味わった経験は、先輩グループのSMAPにも当てはまる。
SMAPがデビューした1991年当時は、人気の歌番組などが相次いで終了し、“アイドル氷河期”とも言われた厳しい時代。
さらにSMAPは、ジャニーズ事務所所属のアイドルとして初めてデビューシングルでオリコン1位を逃したグループという不名誉な称号を授けられ、1994年にリリースされた12枚目のシングル「Hey Hey おおきに毎度あり」でようやく1位を獲得した、遅咲きのブレイクだった。
SixTONESはデビューから5年後に、ようやく初の冠番組『Golden SixTONES』(日本テレビ系、毎週日曜夜9時~)がスタートした。これに対しXではファンから≪売れ方がSMAP過ぎるんよな。だからSixTONESは焦らなくていいよって思ってる≫といったコメントもあった。
本人たちも口にする“SMAP愛”
SixTONESは、過去の歌番組やバラエティ番組内で、共演したSMAPメンバーに対して、アドバイスを乞う場面や、“SMAP愛”を伝える場面が幾度となく確認できる。
2021年8月に放送された『金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に出演した松村北斗は、MCの中居正広に「個々を大事にしつつグループとして成功する方法」について問い、中居は「個々でやるのはやった方がいいと思います」とアドバイスを送り、激励した。
そして同番組にSixTONESメンバー全員で出演した際、田中樹は中居に対し、「ゆくゆくは中居さんみたいにバラエティでやっていきたい」と語った。
また、元SMAPの稲垣吾郎も、SixTONESを陰から見守っているようだ。映画好きの稲垣は、松村北斗の映画作品を頻繁にチェックしているらしく、「今の時代に合った役者という気がします」と松村の演技力をべた褒めしている。
“ジャニーズ一強”時代が終わり、男性アイドル界はまさに戦国時代といえるなか、SixTONESはSMAPのような国民的アイドルになれるのだろうか?彼らの成長ぶりに今後も注目したいところ。
<文/瑠璃光丸凪(A4studio)>
【瑠璃光丸凪】
編集プロダクションA4studio(エーヨンスタジオ)所属のライター。興味のあるジャンルは、アングラ・音楽・ファッションなどサブカルチャー全般と、ジェンダー問題、政治経済問題について。趣味はレコード集め。
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