Travis Japanの松田元太さん(27)が主演を務める、秋ドラマ『はだかんぼうたち』(テレビ朝日、毎週土曜、夜11時~)が2026年10月3日にスタートします。
このドラマのWヒロインを、加藤ローサさん(41)と大沢あかねさん(41)が務めることが、9月3日に発表されていました。
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松田さんをめぐって2人の女性の心が揺れ動く三角関係の恋愛劇で、予告やビジュアルを見ると、きわどいラブシーンも多そうです。
そして、キャスト発表後、SNSでは意外な配役に驚く声も。特に注目されているのが、これまでバラエティタレントとして活躍し、最近では美容の著書も出すなど美容家のイメージも強い大沢さんです。
バラエティで活躍してきた大沢あかね
10月3日にスタートする『はだかんぼうたち』は、江國香織さんの同名小説を初映像化した作品です。主演の松田さんが演じるのは、興味を持った女性に恋人や配偶者がいても無邪気に近づいていく靴職人。
10歳年上の歯科医(加藤さん)と曖昧な関係を続けながら、その親友で3児の母(大沢さん)にも興味を示すという、年上女性を翻弄する役どころです。松田さん自身が「欲望に手足が生えたような、半端じゃない“クズ男”」と、複数メディアで語っています。
このキャストが発表されるや否や、SNSでは「大沢あかねは意外なキャスティングでびっくりした」「松田元太の主演は楽しみだけど、女優さんの配役は不思議……」という反応が。
加藤ローサさんは、昨年元サッカー日本代表の松井大輔選手との離婚でも話題になりましたが、これまではモデルやCMのイメージが強かった人です。実は、俳優デビューが同じ江國さん原作の映画『東京タワー』(2005年)だったことも、今回のキャスティングに繋がったのかもしれません。
一方で大沢さんは、元プロ野球選手・監督の大沢啓二氏の孫で、夫は劇団ひとりさん。ここ数年育児に専念して第一線から退いており、それまではバラエティタレントとして長く活躍してきました。
女優経験の少なさに加え、作品の世界観や役どころから見ても意外性が強いので、「そもそも女優のイメージがない」「ドラマよりもバラエティで見たい」といった声も少なくありませんでした。
昔は、長澤まさみや宮崎あおいとモデル仲間
大沢さんは8歳で子役としてデビューしたものの、長年の主戦場はバラエティ。ドラマや映画への出演経験はありますが、劇団ひとりさんとの家庭生活を語ることも多く、ママタレやバラエティタレントとして認識している視聴者も多いでしょう。
実は大沢さん自身、2022年の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で「女優街道を諦めた理由」について語っていました。大沢さんが人気モデルとして活躍していたティーン向けファッション誌『ピチレモン』では、同時期には宮崎あおいさんや長澤まさみさん、蒼井優さんなどのちに日本を代表する女優たちとも一緒にモデル仕事をしていました。
彼女たちが女優街道を進んでいく姿を横目に、大沢さんはドラマや映画のオーディションに次々落選。その後、『クイズ!ヘキサゴン』(フジテレビ)での出演をきっかけにバラエティタレントとして開花しました。それだけに今回の、恋愛ドラマ『はだかんぼうたち』のWヒロインに抜擢されたことが、意外に受け止められるのも無理はないでしょう。
バラエティも美容家も、ポジション取りは大変
結婚や3度の出産で、テレビから離れていた時期もある大沢さん。今年2月には初の美容本『遅咲き 肌管理オタク 美容に全ぶり』を出版しましたが、やはり田中みな実さんやMEGUMIさんなど美容のカリスマと張り合うのも難しいところ。
一方でバラエティに全振りしようと思っても、現在では若槻千夏さんをはじめ、指原莉乃さん、朝日奈央さん、ファーストサマーウイカさん、森香澄さんなど、それぞれ異なる武器を持った女性タレントが次々に台頭。入れ替わりの激しいバラエティで、一度離れた後に以前と同じポジションに戻るのは大変でしょう。
そう考えると、大沢さんが「女優」という新たなフィールドに活路を見出しているのは、自然な流れとも言えます。美容家としてビジュアルに自信がついたことも、若い頃に挫折した女優業への本格進出を今一度目指そうと思ったきっかけかもしれません。
バラエティ→女優で成功した野呂佳代の例も
大沢さんは、バラエティ番組で体を張ったり容姿をいじられたりして笑いを生むタレントでした。同じように、いじられキャラから女優業として成功している例もあります。それが野呂佳代さんです。
AKB48、SDN48を経てバラエティで活躍してきた野呂さんは、ぽっちゃり体型などをネタにされることも多かったですが、近年は『アンメット ある脳外科医の日記』(フジテレビ)、『ホットスポット』(日本テレビ)、『銀河の一票』(フジテレビ)など話題作に次々と出演。今ではドラマで存在感を放つ俳優の一人となりました。
野呂さんの場合は、むしろいじられキャラと女優というギャップや、バラエティ番組で培った表情や表現力、作品に向き合うひたむきな姿勢、さらには「どこにでもいそうな女性」というリアルなビジュアルが、視聴者の高評価に繋がっているようにも思えます。またタレントとしての知名度はすでにあるので、話題性や視聴率のためにキャスティングしやすいのでしょう。
大沢さんも野呂さんと同じように、バラエティ番組でいじられてきたからこそ生み出せる演技力や作品への対応力を武器に、女優業にフィールドを広げるポテンシャルは十分に持っているように思えます。
「女優・大沢あかね」が花開くきっかけになるか?
2026年7月期の『ラストノート』(フジテレビ)も、内田有紀さん演じる49歳と、寺西拓人さん演じる30歳という、19歳差の恋愛物語でした。『はだかんぼうたち』も、家庭や仕事を持つ大人の女性が、年下男性への恋や欲望に揺れる姿が描かれることに。
ドラマを観る中心世代が、40代前後の女性になっていることの表れでしょうか。
発表時点では「女優のイメージがない」という驚きの声も聞かれた大沢さん。今回の抜擢は単なる異色キャスティングで終わるのか、それとも野呂佳代さんのように「女優・大沢あかね」のポジションを築くきっかけとなるのか。放送後には、大沢さんへの評価が変わっている可能性もありそうです。
<文/エタノール純子>
【エタノール純子】
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中
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