【漫画】本編を読む
「FIRE」とは、若いうちからに投資や貯蓄を行い、ある程度の貯蓄と不労収入で生活する目処が立った段階で早期退職し、「自由な時間」で生活していくことを目標とする。主な収入は投資による配当金や不動産収入など。経済的不安や社会に縛られずに生きたいという人が増え、「FIRE」を目指す人々も多い。今回はそんな「FIRE」について描くホンダアオイ(@hondagobo)さんの「1億円を貯めてFIREを目指した男の人生」を紹介するとともに話を聞いた。
■作者はFIRE経験者。FIREして気づいたメリットとデメリット
主人公・有川ヨシオは、「45歳までに1億円を貯めて会社を辞める」という目標を掲げ、21歳からFIRE(経済的自立と早期退職)を目指して行動を始める。初任給を手にしたその日から投資を始め、将来は働かずに自由な時間を手に入れることを夢見てきた。本作「1億円を貯めてFIREを目指した男の人生」は、お金と幸せ、そして自分らしい生き方について考えさせられる物語だ。
夢を叶えるため、ヨシオは徹底した節約生活を続ける。外食はほとんどせず、コンビニやサブスクも我慢し、給料の大半を貯蓄や投資へ回していく。一方、同期の桐山は旅行やライブ、友人との時間を大切にしながら、今しかできない経験を楽しんでいた。将来の安心を優先するヨシオと、今の幸せを大切にする桐山。対照的な2人の姿は、「どんな人生を選びたいのか」を読者に優しく問いかけてくれる。
作者のホンダアオイさん自身もFIREを経験しており、「30代というまだ体力ある年齢のうちに会社を辞めて時間を確保し、自分のやりたいこと(漫画を描くこと等)をしたかった 」と語る一方で、「私自身はどんな人でも、『FIREすれば最高』というわけではない 」とも語り、お金や時間に余裕ができても、やりたいことがなかったり、人とのつながりが減ってしまったりすることもあるという。
お金の不安から解放される安心感と、自由な時間をどう使うのかという新たな悩み。FIREという生き方の理想だけでなく、その先にある現実まで丁寧に描かれた本作は、「幸せとは何か」「自分にとって大切なものは何か」を改めて考えるきっかけを与えてくれる。将来や働き方に迷う人にこそ、ぜひ読んでほしい。
取材協力:ホンダアオイ(@hondagobo)
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