「どうしようもない政治家」芥川賞作家が苦言…小泉防衛相の核兵器保有めぐる“発言”→過去に“上から目線”皮肉も

小泉進次郎防衛相(写真:共同通信)

「どうしようもない政治家」芥川賞作家が苦言…小泉防衛相の核兵器保有めぐる“発言”→過去に“上から目線”皮肉も

10月2日(金) 16:55

「タブーなく、決め打ちせず、議論することすら認められないのは私の危機感とはちょっとずれている」

9月28日、小泉進次郎防衛相(45)はBSフジ『プライムニュース』で安保関連3文書の改定を念頭に、核兵器や原子力潜水艦の保有をめぐる議論について、冒頭のように従来の前提にとらわれず”タブーなく”検討する必要性を訴えた。

また、中国やロシア、北朝鮮の核戦力など日本を取り巻く安全保障環境への危機感を提示。最終的には高市早苗首相(65)が政治判断するとしつつ安保3文書改定において「首相のフリーハンドを確保するための環境整備も私の仕事の一つだ」などと述べた。

こうした小泉氏の発言をめぐり、苦言を呈したのが、芥川賞作家の平野啓一郎氏(51)だ。10月1日、平野氏は小泉氏の発言を報じた記事をXで引用し、次のように投稿。

《父親が「聖域なき構造改革」で人気を博したため(しかし、その結果、日本はズタボロになったが)、「タブーなく」と破壊的なことを言えばいいと思い込んでいるどうしようもない政治家》

続けて《非核三原則は堅持以外に選択肢はないが、彼は「持つ」、「作る」はともかく、「持ち込む」は「現実的」であるかのように思っているのだろう。しかし、正にそれこそが非現実的で、現在のアメリカの核兵器の運用で、日本に「持ち込む」ことに何か意味があるのか?》と疑問を呈した。

さらに《そんなことを欲してもいない。原潜を保有してどうするのか?無駄に周縁国との外交を悪化させるだけで、百害あって一利無しの防衛大臣》といい、《こういう有害で不合理な勇ましさを、世論が歓迎しだしたら、もういよいよお先真っ暗だろう》と厳しく指摘した。

実は、平野氏が小泉氏に苦言を呈するのは今回が初めてではない。

「平野さんは、これまでも高市政権に対して、厳しい言葉で頻繁に問題提起をしています。今年3月には、小泉さんが宮城県の航空自衛隊基地でブルーインパルスに搭乗した際、《私が乗るブルーインパルスの機体の向こうに見える福島第一原発では今も多くの作業員・関係者が懸命の廃炉作業に従事しています。感謝と敬意のスモーク、届いたなら嬉しいです》とXに投稿すると、平野さんは《これ以上不可能なくらいの「上から目線」だな》と皮肉を寄せていました。

今回の投稿では、25年前に小泉氏の父・純一郎元首相が『聖域なき構造改革』『構造改革なくして成長なし』などのスローガンを掲げ、改革を進めたことも引き合いに出して批判しています。

平野さんが問題視しているのは、『タブーなく』という言葉そのものだけではなく、非核三原則を堅持する意味や、核兵器や原潜の保有を実際に進めた場合に何が得られ、何が失われるのかというところまで踏まえた議論になっているのか、という指摘なのでしょう。今後も高市政権に厳しい目を向けていくことになりそうです」(全国紙政治部記者)

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