「焼肉きんぐ」食べ飲み放題4147円を40代が初体験してわかった人気の秘密「居酒屋でこれだけ飲んだら…」

じゅわー!

「焼肉きんぐ」食べ飲み放題4147円を40代が初体験してわかった人気の秘密「居酒屋でこれだけ飲んだら…」

9月27日(日) 8:53

提供:
焼肉の食べ放題という文化はかなり昔からあるようで(三重県松阪市の「ドリームオーシャン」が昭和33年に始めたのが元祖と言われている)、僕が10代のころにも、もはや店名を忘れてしまったが地元に謎の個人店があり、友達とたまに利用していた。値段は確か千円台くらいだったと思う。肉の質はお世辞にも良いとは言えなかったが、懐を気にせずお腹いっぱいに食べられるありがたさと、自分たちで肉を焼くというちょっと大人になったような気分が、やたら楽しかったことを覚えている。現在も多くの有名チェーン店で採用されているシステムだ。

そんな焼肉食べ放題を売りにした店で、最近名前をよく聞くようになったのが「焼肉きんぐ」。なんと全国に350店舗以上を展開する人気チェーンだそうだ。近年の僕は食が細くなり、食べ放題というシステム自体に恩恵を感じる気持ちは減ってきてしまっているものの、いつのまにやら地元にもできていた焼肉きんぐは、前を通るたびに少しだけ気になっていた。一度、行ってみようか。

「約3杯で元が取れる飲み放題」を攻める

とはいえ、すべての肉を満喫できる最上級の「プレミアムコース」(店舗によるが税込4,818円〜)ではなくていい。最安のコースで、選べる範囲の肉を焼きながら酒を飲めればそれでいい。焼肉きんぐの定番は「58品コース」(3,278円〜)で、一番人気は「きんぐコース」(3,718円〜)だそうだが、さらにお得なコースがあった。それが「ランチ食べ放題コース」。僕が訪れた練馬石神井台店の取材日時点の価格で、2,508円。幼児は無料、小学生は半額らしく、家族連れにも優しい設定だ。

続いて飲みものの検討に移る。ランチタイム限定の「ソフトドリンク飲み放題」が319円とかなりお得だが、僕は酒を飲みに来ているのだ。アルコール類は「キリン一番搾り(中)」が550円、各種サワーが429円など一般的な価格。それを考えると、圧倒的にお得な選択肢がある。「ソフトドリンク+アルコール飲み放題」(1,639円)!

ちなみに食べ放題の時間は100分で、ラストオーダーはその20分前。かなり余裕があるし、そもそも僕が、1時間40分もひたすら焼肉を食べ続けられるわけもない。後半は酒がメインになってゆくだろう。ならば、約3杯で元が取れてしまう飲み放題を選ばない手はない。

結果、合計で4,147円という、ランチにしては豪遊すぎる値段になってしまうが、きちんと満足感があるならば、たまの贅沢としてはありと考えよう。

当然食べ放題には肉以外のサイドメニューもあり、定番の「キムチ盛り合わせ」と生ビールを注文し、いざ、焼肉ランチ飲み開始!

景気づけのキムチをつまんで、ビールを遠慮なくぐびぐび。金額を気にしなくてもいくらでも飲めるという開放感で、ビールがよりうまい。

豊富なメニューに舌鼓

さて、いよいよここからが本番。ランチ食べ放題はきんぐのなかでもっともお手頃なコースだけど、それでもかなりの種類があるな。タッチパネル式のメニューはジャンルごとに、カルビ・ロース、タン・ハラミ、豚・鶏焼肉、旨辛焼肉、アウトドアスパイス「ほりにし」を使った肉のコーナーなどに分かれていて、それぞれにいろんな部位がある。他に、焼き野菜、キムチ・ナムル、逸品、麺・スープなどのページも充実。さらに追加できる薬味も豊富にあり、僕は「おろしにんにく」と「コチュジャン」をもらっておくことに。

プレミアムコースなどと比べると、牛よりも豚と鶏の比率が多いのはしかたないポイントだろう。うまければいい。

まずは軽めのところから、「きんぐ塩タン【ポーク】」「やみつきハラミ【ポーク】(塩)」「幻の鶏ハラミ(塩)」を注文。すぐに配膳ロボットが席まで注文を届けてくれた。

焼肉きんぐの売りのひとつがこの「お席で注文 食べ放題」のシステムで、店名ロゴにまでその文言が書かれている。確かに「自分、食べすぎかな……?(自分の場合は、飲みすぎかな……?)」などと店員さんの反応を気にしなくていいのは、とてもありがたいポイントかもしれない。

さっそく豚タンから焼いていこう。網にのせるともくもくと煙を上げながらどんどん焼けてゆく景気の良さは、焼肉店ならでは。卓上には「特製本だれ」と「レモンだれ」が用意されており、もともと味つきではあるけれど、それらをちょんとつけたバージョンも合わせて3種類の味で。コリコリと歯ごたえが心地よく、薄いから重さもなくて、ものすごくうまい。豚でもぜんぜん満足できるタンだ。

続いては豚と鶏のハラミ。どのへんが“幻”なのかはわからないものの、香ばしい香りをまとったぷりぷりの鶏ハラミがうまい。ただ、さらに感激してしまったのが、豚ハラミ。信じられないくらい柔らかくジューシーで、僕の大好きな豚肉ならではの旨味がぎゅぎゅっと詰まっており、問答無用で大好きな味だ。もはや、この肉だけの食べ放題でもいいくらい。

しかもどの肉も脂がしつこくないので、まだまだいくらでも食べられそう。いきなり楽しぞ、きんぐの食べ放題。さっそくビールがなくなってしまったので「はちみつレモンサワー」とやらをもらってみよう。酒場だとプレーンチューハイやホッピーばかりの自分だけど、酒に関してもちょっと冒険できるこの感じは、飲み放題ならではだ。

もしかしてはずれがない?

どんどんいこう。「炎の厚切り豚カルビ」「炙りバラカルビ【タレ】」「ロース【タレ】」を追加。後半ふたつは、ついに登場した牛メニューだ。それからここらですでに白米が欲しくなり、「ごはん【小】」も。

うまい! うますぎる!

あー、焼肉ってなんでこんなに幸せなんだろう。辛めのたれをまとった厚切りの豚バラは、もはや僕の理想の食べもののひとつだ。牛カルビは柔らかく焼肉の真骨頂。ハラミの適度な歯ごたえも、肉を食べている! という気分をぞんぶんに満喫させてくれる。

まだまだいける。見るからに巨大なカットの「炙り熟成肩ロース【ポーク】(タレ)」いってみよう。

うーん、なんだかもう、ひたすらに幸せで細かい味の違いとかがどうでもよくなってきたぞ。豚の旨味とジューシーさが口いっぱいに広がる豚肩ロースと白米のハーモニーに、とにかくうっとり。

みそ系も攻めてみようかな。「やわらかホルモン【味噌】」「鶏カルビ【味噌】」。

脂たっぷりのホルモンも、韓国料理で言うところの「タッカルビ」的なぷりぷり鶏カルビも、とてもいい。きんぐの肉、はずれがまったくない。

満腹でも飲酒はできるぞ

と、このあたりまではかなりテンション高く、肉、無限にいける! ごはんおかわりしちゃおうかな! などと楽しんでいたんだけど、やはりこれだけ食べていたら、急激に満腹感がやってきた。そろそろフィナーレが近づいてきたようだ。けれども、残り時間はまだ40分ほどある。なんて贅沢な食事をしているんだろうか、今日の自分。

残りの胃袋の容量を考え、注文するものはなんだろう。ひとつは野菜系かな。店名を冠した「きんぐのキャベサラ」いってみよう。それから、名残惜しくもいちばん好きだったやみつきハラミをもう一度食べておきたい。それの、ほりにし味にしてみよう。

ほんのり甘めのたれとマヨネーズにフライドオニオンがアクセントになったキャベサラが、がつんとうまい。ほりにしハラミはもはや説明不要。大満足。こんなに幸せな気分になれるならば、払う金額は安いとさえ思える。

しかも、ラストオーダーまでは飲み放題なのだ。酒飲みあるあるで、酒ならまだまだいくらでも飲める。というわけで、いも焼酎の「一刻者」を水割り、ロックとおかわりし、僕のきんぐ初体験はついに終了した。

たらふく美味い肉を食べ、酒はビール、サワー、マッコリ焼酎と、なんと6杯も飲み(すぎ)、お会計は4,147円。居酒屋でこれだけ飲んだらと考えると相当安い。

しかも焼肉きんぐにはスマホアプリがあり、お得なクーポンが配信されていることも多い。この日は運良く「店舗限定【平日ランチタイム限定10% 0FFクーポン】」なるものが利用でき、なんと最終的なお会計は3,733円だった。

人気の秘密がわかる満足度。焼肉きんぐさん、ごちそうさまでした。

気になっていた“名物”を単品で頼んでみた

さて、ここからはおまけ。

以上のようにいちばんリーズナブルな食べ放題コースを堪能した僕だったけど、ひとつだけ気分的にやり残していることがある。

焼肉きんぐには「きんぐカルビ」「韓式ヤンニョムだれ 壺漬け一本シマチョウ」「炙りミスジ 〜ねぎ塩ポン酢〜」「大判すだれ上カルビ」「超極厚ハラミ 〜ガリバタ醤油〜」という、“五大名物”が存在する。これらは食べ放題の「きんぐコース」や「プレミアムコース」では食べられるものの、今回僕が頼んだランチ食べ放題コースには含まれていなかった。いいのだろうか? 店側が名物と銘打つメニューを、ひとつも食べずに焼肉きんぐを評価してしまって。

幸い、焼肉きんぐは単品での注文も可能。後日、僕はあらためて店を訪れた。せめて1品、店名を冠した「きんぐカルビ」を味わってみたくて。

ランチタイムのピークを外した店内で席に着き、さっそく単品できんぐカルビを注文。この際のお得情報として、食べ放題でなくても飲み放題メニューを選択できることを確認。つまり、ちびちびと焼肉1、2品をつまみに飲み放題をすることも可能というわけだ(店舗によるかもしれません)。ケチくさいけど。

到着したきんぐカルビは、あんまり見たことのない見た目と巨大さの肉だった。牛一頭から500gほどしかとれないカルビのなかでも希少な部位を大きくカットし、焼いたり食べたりしやすいように細かく切り込みを入れたものらしい。

ベロンと広げて焼き網にのせてみると、かなりでかいしぶ厚い! まるでステーキのようだ。なにかもう1品くらい欲しいなと頼んでおいた「北海道じゃがバターホイル焼き」(319円)と比較して、その大きさが少しでも伝わるだろうか。

酒は単品で「濃いめの氷結レモンサワー」(429円)を頼んであり、今回はこのカルビの味を確認しつつ一杯やって帰るのでいいや、当初はそう思っていた。が、やっぱり肉の焼ける香りをかいでしまうとたまらない。「ごはん【小】」(209円)追加で。

肉が柔らかくて丼にのせたら折り畳まってしまったけれど、実際に目の前で見ているインパクトはかなりのもの。しかもこのカルビが、本気でうますぎた。

ジューシーで上等な脂の香りと柔らかい肉質。五大名物だけあり、純粋な肉としてのうまさが圧倒的にもほどがある。備え付けのハサミでカットすると食べやすく、この肉とライスの組み合わせが合計968円ならば、「きんぐカルビ丼」という単体料理として満足度が高すぎて、昼食にこれだけを食べにきてもいいくらいだと思う。

食べ放題、飲み放題、単品、それぞれの組み合わせに、まだまだ無限の可能性を感じる、焼肉きんぐだった。

<TEXT/パリッコ>

【パリッコ】
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。X(旧ツイッター):@paricco

【関連記事】
・ 生ビール165円、小鉢33円…何もかもが安い、干物定食「しんぱち食堂」で朝9時台から飲む
・ 877円で庶民の贅沢の最高峰!吉野家「牛すき鍋膳」で飲む幸せ。ただ”唯一注意すべき”なのは
・ 「ココス」の980円朝食バイキングは“酒のつまみ”にも最適!どう考えても満足度が高すぎたワケ
・ 老舗寿司チェーン「かっぱ寿司」でひとり飲みの興奮。100種類以上ある“110円メニュー”すべてが極上の肴だ
・ “うどん以外”のツマミも充実 「資さんうどんで一人飲み」が想像を超えてきた。初回でハマった記者は「わずか3日後」に再訪
日刊SPA!

生活 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ