【競馬予想】秋のGⅠ開幕戦、スプリンターズSで注目の血統は?本命は多くのスプリンターの血を引く4歳馬

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【競馬予想】秋のGⅠ開幕戦、スプリンターズSで注目の血統は?本命は多くのスプリンターの血を引く4歳馬

9月26日(土) 8:49

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【拮抗が予想されるレースから抜け出すのは?】

9月27日(日)、中山競馬場で3歳以上馬によるGⅠスプリンターズS(芝1200m)が行なわれる。

このレースは秋シーズン最初のGⅠレース。昨年の勝ち馬ウインカーネリアン、一昨年の勝ち馬ルガル、3年前の勝ち馬ママコチャと、過去の勝ち馬が3頭出走する。今年のGⅠ桜花賞(阪神・芝1600m)馬のスターアニス、昨年のGⅠNHKマイルC(東京・芝1600m)勝ち馬のパンジャタワーも含め、5頭のGⅠ馬が出走予定だ。さらに、重賞2連勝中のフリッカージャブら、実績馬と新星がそろった。実力拮抗のハイレベルな争いが予想される。

それでは、このレースを血統的視点から分析していこう。今回、筆者が血統面から本命視するのは レイピア (牡4歳、栗東・中竹和也厩舎)だ。

重賞初勝利を目指すレイピアphoto by Sankei Visual

重賞初勝利を目指すレイピアphoto by Sankei Visual





同馬の父タワーオブロンドンが2019年のスプリンターズS勝ち馬。父の産駒はGⅠNHKマイルCを勝ったパンジャタワーが代表的だが、産駒のベストな距離は芝1200mだ。フェリチタが勝った今年のGⅢ函館2歳S(函館)を含め、JRA芝31勝のうち21勝を1200mで挙げている。中山では1勝だが、ウチュウノセカイがOPのカンナSを勝利している。

レイピアの牝系をより奥まで見ていくと、祖母クーヴェルチュールがGⅢキーンランドC(札幌・芝1200m)の勝ち馬で、2007年にはスプリンターズSにも出走(8着)した。その父ブラックホークは、1999年のスプリンターズS勝ち馬。ちなみにその時の鞍上は、今回レイピアに騎乗する横山武史騎手の父・横山典弘騎手だった。

さらに牝系を遡ると、6代母ニンバスバンブーの孫には、スプリンターズSがGⅠに昇格して初めての開催となった1990年の勝ち馬、バンブーメモリーがいる血統。レイピアは父、祖母、祖母の父、そして同牝系の名馬と、多くの芝スプリンターの血を受け継いでいる。

レイピアの戦歴を見てみよう。20戦して重賞勝ちはないが、昨秋には福島・芝1200mのOP特別・みちのくSを逃げ切っている。今年に入って5戦しているが、GⅢシルクロードS(京都・芝1200m)2着、GⅢオーシャンS(中山・芝1200m)2着、GⅠ高松宮記念(中京・芝1200m)5着、GⅢ函館スプリントS3着、そして前走のGⅢCBC賞(中京・芝1200m)2着と、安定した走りを続けている。

CBC賞は勝ったフロムダスクに2馬身差と完敗の2着だったが、ハンデ戦でフロムダスクよりも2.5kg重い57.5kgの斤量を背負っていた。同レースは上位5頭のうち、レイピアを除く4頭が52~55kgで、重めの斤量を背負っていた馬には厳しい一戦だった。そんななかでの2着は健闘と言っていいだろう。

レイピアの近走で印象的だったのは、今回と同じ中山で行なわれたオーシャンSだ。前半3F32秒0の超ハイペースのなか、4角10番手から鋭く末脚を伸ばし、勝ったペアポルックスとはタイム差なしのクビ差2着。過去のスプリンターズS勝ち馬ルガル、ママコチャに先着しており、勝ちに等しい内容だった。

コース適性を証明しているのは心強く、同レースでハイラップを刻んだピューロマジックも出走してくる。同じような展開になる可能性も高そうなだけに期待したい。

【もう1頭はコース・距離の実績がある牝馬に注目】

もう1頭はブラックチャリス(牝3歳、栗東・武幸四郎厩舎)を推す。

同馬の近親には、前述のブラックホークがいる。GⅢフェアリーS(中山・芝1600m)、青函S(函館・芝1200m)を勝っており、コース・距離の実績があるのは強みだ。3歳牝馬で7戦3勝とキャリアは少ないが、逆に伸びしろは大きいとも言える。前走のUHB賞(札幌・芝1200m)6着から巻き返したいところだ。

以上、今年のスプリンターズSはタワーオブロンドン産駒レイピア、ブラックホークの近親ブラックチャリスの激走に期待する。

平出貴昭●文 text by Takaaki Hiraide

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