【写真】環(瀧七海)、挿絵が新聞に載り喜びの表情
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第129回が、9月24日に放送。本の執筆を決意したりん(見上)と、その姿に賛同した直美(上坂)が柳生(中村倫也)のもとを訪れる様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■「新潟でのリターン…」直美は対立していた柳生のもとへ
本作は、見上演じる一ノ瀬りんと上坂演じる大家直美が、当時あまり知られていなかった看護の世界に飛び込み、明治という激動の社会を舞台に幸せを追い求め生きる姿を描く、少し型破りなナース二人の冒険物語。
シマケン(佐野晶哉)と話したりんは、直美に看護の実用書を書かないかと相談する。「今までいろんな人に助けてもらってきたから、私も返したい」と熱い想いを抱くりんの姿を見て、賛同した直美は柳生のもとを訪れる。
「人でなしに何の用だ?」と冷たい態度を取る柳生に、直美は「お詫びとお礼とお願いに」と真っすぐに告げる。そして、先日の発言を頭を下げて詫び、ツヤ(東野絢香)が看護婦試験に合格したこと、平蔵(太田光)が子どもに碁を教えるようになって酒の量が減ったことに礼を言う。そして一歩前に出た直美は、「今後とも恵風看護婦会とぜひご厚意にお願いします」と頭を下げる。「柳生さんの考え方、私には理解できません。ですが、おっしゃるとおり、わからなくていいんですよね。私は患者さん一人一人のために奔走する看護婦で、柳生さんは国全体を考えるお役人なんですから」と淡々と語る直美。
わかり合えないままでいいのかと問う柳生に、直美は柳生の行動は全て公衆衛生向上のためだからと言う。「むしろ富国強兵を建て前に奉仕活動をしているようにも思えます。それに私、新潟でのリターンをもう少しいただいても良い気がするので」と言う直美は、りんが執筆する本を各所に推薦して欲しいと言う。柳生は「リターンを得て奉仕をするのか。君は矛盾しているな」と驚きつつも、「平蔵さんのような君の無償での看護は、まだあまり大きな声では言えないがある大臣が計画している国の社会保険という制度に近くてね…」と小声で語る。そして直美に「引き続きよろしく頼む」というのだった。
■「答えは目の前の患者と看護婦の中に」りんと直美の行き着いた境地
一方、りんはリウマチを患う佳枝(相田翔子)のもとへ看護に訪れていた。日に日に症状が進行する佳枝は、窓の外から聞こえる少女たちの歌声に耳を傾ける。そして、若かりし頃自身もミカンの木の上で大声で歌っていたという意外な過去を明かす。いたずらな顔で「歌ってみてください」と言ったりん。佳枝は動揺しつつも、美しく明るい声で歌を歌うのだった。
夜になり、執筆を進めるりんのもとへ直美がやって来る。「看護とは」という長年向き合ってきた問いの答えが出たりん。「そこにあるもの。患者さんが困っていて看護婦が必要だと思えばそれは歌でも何でもすべて看護なんだと思う。だから答えは、今目の前にいる患者さんと看護婦の中にしかない」と語るりんの言葉を噛みしめる直美は、「わからなくても、好きでも嫌いでもその命を尊重し手を差し出せる看護婦であれ。たとえどんな患者でも…」と言葉を続ける。
そして二人は、「看護が今そこにあるものなら、そういう看護をするにはどうしたらいいのか」という問いにぶつかるのだった。
■「今に繋がることが多い言葉」と称賛の声、明日は最終回へ
意見がぶつかった直美と柳生が和解し、未来へ歩み始めた今回。視聴者からは「正しさがSNSでぶつかり合い、分断が深まる社会で、私たちは他者やわかりあえない人を敵にしないためにはどうしたらいいか…今に繋がることが多い言葉だった」「新潟でのリターンか!さすが直美ちゃん、駆け引き上手」「考え方は人それぞれ。人とのご縁を大切にしていきたいという直美ちゃんの言葉、グッと来た」と称賛の声が集まっている。
明日はいよいよ最終回となり、視聴者からは「りんちゃんの看護の本が完成するのかな…?」「バーンズ先生の問いが最後のメッセージになるとは…!」「ついに終わっちゃう…!もっともっと見ていたい」と期待と寂しさの混ざった声が集まっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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