磯山さやか“朝野”と入山法子“松浦”の見せる大人な「困ったちゃん(=大友花恋“茉莉野”)」対応に賞賛の声<税金で買った本>

「税金で買った本」第18話より/(C)NHK

磯山さやか“朝野”と入山法子“松浦”の見せる大人な「困ったちゃん(=大友花恋“茉莉野”)」対応に賞賛の声<税金で買った本>

9月24日(木) 18:27

「税金で買った本」第18話より
【動画】“困ったちゃん”によるピリピリムードを一気に和ませると評判のミニコーナー:図書館だより

奥平大兼が主演を務める夜ドラ「税金で買った本」(毎週月~木曜夜10:45-11:00、NHK総合)の第18話が9月22日に放送された。第5週が始まってから高笑いとともに旋風を巻き起こしている茉莉野美波(大友花恋)。そんな“困ったちゃん”な彼女に対する朝野亜沙子(磯山さやか)と松浦英理(入山法子)の考え方が、視聴者にも影響を与えていた。(以下、ネタバレを含みます)

■知られざる図書館の仕事とともに、“知ること”の楽しさを描くヤンキーお仕事ドラマ

原作・ずいの氏、漫画・系山冏氏による同名コミックをドラマ化した「税金で買った本」は、10年ぶりに訪れた図書館でアルバイトを始めることになったヤンキー高校生・石平紀一(奥平)が、過去の思い出を紐解きながら“知る”喜びを満たしていく物語。

石平に仕事を教える一般図書係の非正規職員・早瀬丸小夜香を西野七瀬、資料係弁償修理担当の非正規職員で、本と図書館を守るために日々筋トレに励む白井里雪を青木マッチョが演じる。

また、児童図書係の非正規職員・朝野亜沙子役で磯山さやか、図書係長・堀田役で川島明(麒麟)、資料係寄贈担当の非正規職員・今村まひろ役で菊池和澄、書庫入れ除籍担当の非正規職員・松浦英理役で入山法子が出演。

そして、紀一の悪友である灰坂坑太と山田栄介を、新原泰佑と下川恭平が演じる。

さらに、幼い紀一に知ることの楽しさを教えた父親役で平山浩行が、昼はお弁当店、夜はスナックで働くシングルマザーの母親・石平りょうこ役で矢田亜希子が出演する。

■“知りたがり”のヤンキー、萌え袖の新キャラクター・松浦英理に地下に連れ去られる

前回の第17話で登場したものの、すこぶる評判の悪い正規職員・茉莉野美波。彼女について、頼れる非正規職員・朝野亜沙子に聞いてみるアルバイトの石平紀一。朝野は「私が思うに、彼女は褒められたいだけなんじゃないのかな~」と意外な分析をシェアする。

「出世欲の塊みたいなもん」と分析していた非正規職員の白井里雪とは大きく違う見解に、「褒められたい?出世したいじゃなくて?」と驚く石平。

「うん。もっと単純だよ、子どもと同じ。地味でルーティーンな仕事よりも、目立って褒められる仕事がしたいだけだよ。図書館と利用者との間で本を正確に行き来させる地味な仕事こそ、図書館の仕事の要なんだけどね~」とプリンを食べながら話す朝野。

確かに茉莉野は、2人の知らないところでも「こんな毎日同じことの繰り返しの業務ばっかりやってたって意味ないのよ…もっとイベントとか新しい仕事とか、もっと大きな仕事しないと褒めてもらえない…」と自分のノートパソコンを人指し指で叩きながら怨嗟のようなつぶやきをしていた。

「だとしたらあいつ、図書館の仕事向いてねえじゃん」という石平に、「分かってきたじゃないか、石平少年!」と、プリンをひと匙「あーん」と分け与え…るふりをするだけで結局あげない朝野。

「まあ彼女も本当は薄々分かっていて焦っているのか、やり口もちょっと強引になってきている。とんでもないことを言い出す前に、何か対策を立てないといけないかもしれないな」という朝野の言葉に、己のアイディアに酔いしれる茉莉野の高笑いが遠くから重なっていく。もう遅いかも…。

■「一度捨てたら元に戻らないからね。本も、人も…」を受け止められない石平紀一

松浦英理の分かりやすい説明で、配架担当として普段から感じていた「書架がギチギチ」「もう最近本多すぎ!」という現象の原因の一端も、正規職員である茉莉野にあると気づいてしまった石平。

「でもね、本を捨てるのって、本を買う以上に厳しいんだよ。一度捨てた本は元に戻らないからね。本の保存は図書館の役割の1つだから、大切な本はきちんと取っておかないといけない。だからこそ、判断する責任は重いんだ」と、松浦はしっかりと説明する。茉莉野という正規職員個人の資質にだけ原因を求めるようなことをしない。

「ただ、フロアの書架から書庫へ移す書庫入れ。そして、この書庫から除籍することで、また新しい本が入ってくる。図書館のこの流れだけは、絶対に止めちゃいけないと思うんだ」と、現状と少し矛盾するような松浦の言葉に「いや、分かったけど…」と石平。

「でも、やるか?やらないでしょ茉莉野。こんな地味で、裏方で、褒められもしないし責任だけ重くてコツコツやるような仕事…」と、朝野の分析を採用しておそらく正確な未来を予想する石平。

「もうさ、茉莉野無視して俺らだけでやろうよ。その起案?ってやつだけ茉莉野にやらせてさ。俺、本集めるのとかやるから、うん、やっちゃおう!」とやる気だ。

松浦は「さ~どうかな~?」「そうかなあ」「ほ~私らだけで?」「そうだねえ…」とふんわりと受け流しつつ、「でも、私は茉莉野さんを切り捨てられないかな」とここだけは真っ直ぐ石平に伝える。

さらに「茉莉野さんの“誰かに褒めてもらいたい”っていう承認欲求の強さは、厄介でもあるけど、成長する原動力にもなるよ」と断言。「まだ変われる余地があるなら、私は茉莉野さんってカードを捨てずに生かしていきたいかな」と続ける。

「成長?茉莉野が?」「え、ちょっと待って松浦さん本気言ってる!?」と驚く石平。

「こういう仕事してるけどさ、やっぱ私も捨てられない性分なんだよね。パッと全部捨てちゃえば動きやすくなるけどさ、一度捨てたら元に戻らないからね。本も、人も…」と、とても大事なことを言う。松浦さん捨てられない性分なんだ…いや、だからこそ信頼が置けるのかも。

石平は「いや、分かんねえ。いやもう俺には分かんねえ…」とつぶやきながら書庫を出ていってしまうのだった。

■SNS「松浦みたいな人こそ管理職に」「理解はできたが殴るだけはさせてくれ」の声

SNSには、「朝野さんみたいに人生経験がある人が職場にいるのはありがたいね」「松浦さん大人だしシゴデキ素敵女性…この仕事マジで大変なんだよ!!」「茉莉野を上手く使おうとしている松浦さん。こういう人に管理職になってもらいたい」といったコメントが。

特に松浦には「断捨離をヨシとする風潮と真逆のこと言っててすごい。もちろん図書館だからというのはあるけど、捨てると戻らないというのもまた真理なんだよなあ」「松浦さんも優しいな…本にも、人にも」「買うより捨てるほうが責任が重い…すごい響いた」「灰坂との問題を抱える紀一にも伝わるといいなあ」といったコメントも。

「松浦さんの茉莉野を切り捨てない考え方が好き」「まぁそうか、褒められたいってのは原動力になるよね。子どもとかそうだもんね…」と理解を示す視聴者も増える一方、その後に展開された白井とのやりとりに「やっぱりアイツ殴っていいか?松浦さんの気持ちは理解できたが殴るだけはさせてくれ」と収まらない視聴者も。

そんな茉莉野には「良くも悪くも“職場の人あるある”を煮詰めたようなキャラやな」「正規雇用だからというわけじゃなくて、そもそも性格が悪いんだろうなぁ…」「図書館の仕事どころか社会人にも向いてないんでは」「正規雇用悪役令嬢マリノ=サン」といった分析が。

さらに演じる大友には「原作以上にイラってくるから大友花恋ちゃんの再現度すごい」「高笑いが上手すぎる。声質含めて茉莉野にぴったりなんよ」「前クールの『あざとかわいいワタシが優勝』では松嶋琴音役だった花恋ちゃん、最近高笑いキャラ多くない?笑」「本好きの大友花恋さん本人に変なイメージがつかないか、密かに心配しております」といったコメントも寄せられていた。

◆文=坂戸希和美




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