【写真】美しい異界の者たちが暮らす別世界…「天守物語」より
CS放送「衛星劇場」にて、10月に歌舞伎が3作品、テレビ初放送されることが決定した。今回放送されるのは、中村七之助や坂東玉三郎出演の「天守物語」、中村鴈治郎と松本幸四郎が二役の早替りを披露する「祇園恋づくし」、中村芝翫演じる長尾輝虎が策略を巡らす「信州川中島合戦 輝虎配膳」となっており、歌舞伎座の名作演目がラインアップされている。以下では、各作品の放送日時や詳細な見どころを紹介する。
■坂東玉三郎が演出も手掛ける…「天守物語」テレビ初放送
テレビ初放送が決定した1作品目「天守物語」。本作は2023年12月に歌舞伎座で上演され、播磨国姫路にある白鷺城天守閣の最上階を舞台に、異界の主・“富姫”と城主に仕える姫川図書之助の出逢いが描かれた作品。
同年5月の「平成中村座姫路城公演」に続き中村七之助が“富姫”、中村虎之介が“図書之助”を演じる。演出も手掛けた坂東玉三郎は“富姫”の妹・亀姫役を初役で務める。
また、中村七之助、中村虎之介、中村勘九郎、上村吉弥、片岡亀蔵、中村獅童、坂東玉三郎らが出演。同作は、10月1日(木)昼4:00、10月12日(月)昼4:00ほかで放送される。
■京と江戸の意地の張り合いや恋模様を描く…「祇園恋づくし」
テレビ初放送の2作品目は2022年10月に歌舞伎座で上演された演目「祇園恋づくし」。本作は、京都の祇園祭を背景に、京と江戸の意地の張り合いや恋模様が描かれる。中村鴈治郎が茶道具屋の主人・次郎八と妻・おつぎを演じ、松本幸四郎が指物師・留五郎と芸妓・染香を演じる。それぞれ二役の早替りを披露するほか、お国自慢を交えたせりふのやり取りが展開する。
また、中村鴈治郎、松本幸四郎、坂東巳之助、大谷廣太郎、片岡千之助、中村寿治郎、市川高麗蔵、片岡孝太郎、中村歌六らが出演し、10月5日(月)昼4:00、10月15日(木)昼4:00ほかで放送される。
■近松門左衛門原作の時代物…「信州川中島合戦」
3作品目は「信州川中島合戦 輝虎配膳」。本作は2022年3月に歌舞伎座で上演された義太夫狂言。近松門左衛門原作の時代物で、越後の大名・長尾輝虎(後の上杉謙信)が武田信玄の軍師・山本勘助を味方に引き入れようと策略を巡らす。
中村芝翫が自ら配膳を運ぶ長尾輝虎を演じる。山本勘助の母・越路や妻・お勝らを館に呼び寄せ、緊迫したやり取りが展開される。その他、中村芝翫、中村雀右衛門、松本幸四郎、片岡孝太郎、中村魁春らが出演する。放送は、10月7日(水)昼4:00、10月21日(水)昼4:45ほか、で行われれる。
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