トム・クルーズが、新作「DIGGER ディガー」で白髪で腹の出た石油王に変身した裏側を、ポッドキャスト「ニュー・ハイツ」で語った。自らスタントをこなす徹底ぶりで知られるクルーズは、特殊メイクの現場にも同じやり方を持ち込んだという。
「DIGGER ディガー」は、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督のブラックコメディだ。イニャリトゥ監督は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」「レヴェナント蘇えりし者」でアカデミー賞監督賞を2度受賞している。クルーズが演じる石油王ディガー・ロックウェルは、自分が引き起こした環境汚染の後始末を、ジョン・グッドマン演じる大統領に命じられる。
クルーズがこれほど顔を変えるのは、「トロピック・サンダー史上最低の作戦」の映画会社社長レス・グロスマン以来だという。今回の特殊メイクは、京都出身のカズ・ヒロが設計した。「ウィンストン・チャーチルヒトラーから世界を救った男」「スキャンダル」で2度アカデミー賞を受けたメイクアップアーティストだ。
NFL選手トラビス・ケルシーと兄ジェイソンの番組に出演したクルーズによると、この顔を毎日作るメイクチームの作業は、当初6時間かかった。撮影は1日12時間に及ぶ。メイクに6時間取られると、撮影と合わせて1日18時間が埋まる。最低6時間は寝たいクルーズには、それ以外の時間が残らない。
そこでクルーズは、メイクチームに「撮り終わるころには1時間を切るように」と告げた。チームは「無理です、絶対にありえません」と即答した。クルーズは「無理だと言った時点で、そこには一生たどり着けない」と返し、まずは少しずつ縮めるところから始めさせた。
クルーズは現場にストップウォッチ係を置き、パーツを1枚貼るごとに時間を計って黒板に書き出させ、同じ手順を繰り返し練習させたという。チームが急いだわけでもないのに、気がつけば作業は1時間を切っていたという。
「DIGGER ディガー」は10月9日から全国公開される。
【作品情報】
・
DIGGER ディガー
【関連記事】
・
20周年を迎える“トムの日”(10/6)は史上初!「DIGGER ディガー」トム・クルーズとアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督来日決定
・
ディガーが巻き起こす“大混乱(カオス)”を捉えた「DIGGER ディガー」新予告&新ビジュアル解禁!
・
全貌は謎のまま――激レアな撮影現場をチラ見せ!「DIGGER ディガー」貴重な<16(トム)秒>のメイキング映像公開
Photo by Shane Anthony Sinclair/Getty Images for BFI