「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でアカデミー助演男優賞に輝いたキー・ホイ・クァンが、12歳のときに出演した「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」で、初めて再使用料を受け取った日の記憶を振り返った。米ハリウッド・レポーターが報じた。
クァンは、新たに出版された回顧録「Never Say Die(原題)」で、この小切手が自身と家族の人生を変えたと明かしている。
ベトナムから米国へ移住したクァンは、スティーブン・スピルバーグ監督による1984年の「魔宮の伝説」で、インディ・ジョーンズの相棒ショート・ラウンド役に抜てきされた。これが初めての本格的な映画出演だったため、基本出演料とは別に、作品の再上映や放送などに応じた報酬を受け取れることを理解していなかったという。
ある日の午後、クァンがキッチンへ入ると、両親がテーブルのそばで待っていた。母親はクァンの名前が印刷された封筒を、父親はその中に入っていた書類を手にしていた。クァンは「2人とも笑っていました。驚きと信じられない気持ちが混ざったような笑顔でした」とその瞬間を振り返り、両親から渡されたのはルーカスフィルムから届いた約10万ドル小切手だったことを明かした。
すでに映画の出演料を受け取っていたクァンは、「どうして突然またお金が現れるのか理解できなかった」と回想。当時の彼にとって、10万ドルは意味をつかむことすらできないほど大きな金額だったという。
やがて契約の仕組みを知ったクァンは、自身にも継続的な報酬が入るよう配慮したことを、スピルバーグと製作総指揮のジョージ・ルーカスによる「静かな心遣い」だったと表現した。「当時、映画の利益の一部を受け取れる俳優はほとんどいませんでした。今でも、それを得られるのは最大級のスターだけです」とクァン。「私のような初出演の子どもが、そのような仕組みに含まれるなんて聞いたことがありませんでした」とつづっている。
【作品情報】
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インディ・ジョーンズ魔宮の伝説
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