「前妻の娘を殺した」と書かれた亡き母の日記…「遺体を隠した」という文字を元に遺体を探す息子の物語

亡骸探偵/画像提供:吉野紡(@stone25shion)

「前妻の娘を殺した」と書かれた亡き母の日記…「遺体を隠した」という文字を元に遺体を探す息子の物語

9月23日(水) 9:30

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亡骸探偵
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遺体が見つからないため成仏できずにいる霊を弔う仕事を請け負う「亡骸探偵」。今回の依頼は「行方不明の遺体を探して欲しい」というものだった。死んでもなお旅立てずにいる者を弔ってくれる吉野紡(@stone25shion)さんの「亡骸探偵」を紹介しよう。

■亡き母が殺したのは、邪魔だった前妻の娘
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亡骸探偵(2)

亡骸探偵(3)

幽霊に話を聞いたり、亡くなった本人の思いをたどったりしながら遺体を探し出す「亡骸探偵」の出雲。人には見えないものが見える、いわゆる霊感の強い人物だ。

本作「亡骸探偵」で、そんな出雲のもとに舞い込んだのは、「義姉の亡骸を探してほしい」という依頼だった。依頼人の義弟が見つけた亡き母の日記には、「義姉を殺して、遺体を隠した」と記されていたものの、肝心の遺体をどこに埋めたのかまでは書かれていなかった。

母の死をきっかけに初めて姉が前妻の子供として母親から虐げられていたことを知り、これまで何も知らなかったことを悔やみながら、今度こそ姉をきちんと弔いたいと願う。そんな義弟の依頼を受けた出雲は、義姉の霊から「ここにはいない」という言葉を聞く。そして、日記から舞い落ちた1枚の桜の花びらを手に取ったことで、彼女の思いをたどることになる。

作者の吉野紡さんは、「桜の話が描きたくて、桜の下には死体が埋まっているという文章からインスピレーションを受けて作品を作りました」と語る。季節外れに咲く美しい桜の下で、義姉はずっと「誰か」を待ち続けていたという。なぜ桜の下にいるのか。そして、待ち続けている「誰か」とは一体誰なのか。その切なくも不思議な物語を、ぜひ読んで欲しい。

画像提供:吉野(@stone25shion)

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