堂本光一、華やかさの奥に“俳優”としての説得力 「Endless SHOCK」ラストイヤーに密着したドキュメンタリーも配信開始

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堂本光一、華やかさの奥に“俳優”としての説得力 「Endless SHOCK」ラストイヤーに密着したドキュメンタリーも配信開始

9月22日(火) 12:10

堂本光一
【動画】堂本光一のオン・オフ…ステージ上での熱いパフォーマンスと楽屋での姿の両方が味わえる

堂本光一(DOMOTO)が作・構成・演出・主演を務め、2024年11月に幕を下ろしたミュージカル「Endless SHOCK」のラストイヤーに丸1年密着したドキュメンタリー「Documentary of Endless SHOCK -最終公演の舞台裏-」が、9月23日(水)よりディズニープラスで配信される。稽古場や楽屋、開演直前の舞台袖、大千穐楽当日の舞台裏に加え、堂本やライバル役を演じた共演者らの撮り下ろしインタビューも収録。ラストイヤーにライバル役を務めた共演者やカンパニーの姿を通して、約25年にわたって続いた舞台がどのように最後の瞬間を迎えたのかが映し出されている。

■21歳から45歳まで、コウイチと歩んだ歳月

俳優・堂本光一のキャリアを語る上で、「SHOCK」シリーズは欠かせない。2000年11月、堂本は東京・帝国劇場史上最年少となる21歳で座長を務め、初主演を果たした。以来、2024年11月の大千穐楽まで全2128公演で一度も代役を立てることなく、舞台の中心に立ち続けた。

物語の舞台は、ニューヨークのショービジネスの世界。理想の“SHOW”を追い求めるコウイチ(堂本)は、「Show Must Go On」――何が起きてもショーは続けなければならないという信念を掲げ、仲間たちと共に走り続ける。その姿は、長年にわたって作品を背負ってきた堂本自身の歩みとも重なって見える。

長い期間、同じ役を演じるということは、同じ型を繰り返すということではない。21歳の堂本が演じたコウイチと、45歳で迎えた最後の年のコウイチ。物語の中では同じ人物でも、そこに宿る深みは大きく異なる。若き日には夢をつかもうとする切実さがあり、24年後には、走り続ける苦しさを知りながらも仲間とショーを信じる者の覚悟がにじむ。ファンにとっては、同じ役が歳月とともに変化していく姿も作品の魅力だったのではないだろうか。

「Show Must Go On」という言葉も、若い頃には未来を切り開くための決意として響き、後年は、共に歩んだ仲間へ思いを託す言葉として、重層的な響きを持ったはずだ。「SHOCK」シリーズは、1人のスターが2000年から2024年までの約25年間にわたり、同じ主人公と向き合い、人生の時間そのものを役に刻んだ、日本演劇史に類を見ない記録でもある。

■堂本の美学「あまりお見せしたくないなという気持ちがある」

「Endless SHOCK」には、フライングや激しい殺陣、階段落ち、ダンス、歌など、観客の目を奪う要素が詰め込まれている。しかし、堂本の魅力は身体能力だけではない。圧倒的な存在感、大立ち回りや激しいダンスの後も感情を途切れさせない集中力、コウイチの痛みを表情や声の微細な変化で伝える力。この舞台には、観客を引き込む全てが内包されている。

主演に加え、作・構成・演出も担当した堂本は、「和太鼓」「イリュージョン」「音作り」といった舞台を構成する要素にも向き合い、上演を重ねながら作品を進化させてきた。俳優としてコウイチを演じる一方、舞台全体を作る立場から「Endless SHOCK」を支えてきたことも、堂本の大きな特徴である。

堂本は今回のドキュメンタリーについて、「自分にとってはあまりお見せしたくない」という思いがあるとコメントしている。観客に見せるのは、あくまで完成されたショーであるという美学があるからだろう。

しかし、限界まで自らを追い込みながら稽古に臨む姿や、幕が上がる直前の静けさを捉えた映像からは、彼が舞台、エンターテインメントにどれだけのものを懸けているかが伝わってくる。その思いは、「Endless SHOCK」を見たことがある人はもちろん、見たことのない人の心にも深く突き刺さるはずだ。

「Documentary of Endless SHOCK -最終公演の舞台裏-」(全6話)は、9月23日(水)より毎週水曜に2話ずつディズニープラスで独占配信。

なお、9月30日(水)からは、ラストイヤーの2024年に帝国劇場で上演された3作品の舞台映像も配信される。佐藤勝利がライバル役を務めた「Endless SHOCK 2024 April/May」と「Endless SHOCK -Eternal- 2024 April/May」、そして上田竜也がライバル役を務めた「Endless SHOCK 2024 November」だ。

「Endless SHOCK」はすでに幕を下ろしているが、ドキュメンタリーと舞台映像を通して、その歳月が俳優・堂本光一にもたらしたものをあらためて確かめる機会になりそうだ。

◆文=及川静




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