ガイ・ピアース、巨匠リドリー・スコット最新作「ラスト・サイバー」が内包する現代社会への強いメッセージを語る

「ラスト・サバイバー」

ガイ・ピアース、巨匠リドリー・スコット最新作「ラスト・サイバー」が内包する現代社会への強いメッセージを語る

9月22日(火) 10:00

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巨匠リドリー・スコットの最新作「ラスト・サバイバー」(公開中)に出演したガイ・ピアースが、本作が内包する現代社会への強いメッセージを分析した。

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本作は、「ブレードランナー」や「エイリアン」で知られるスコット監督が手掛けるディストピア・サバイバル。謎のパンデミックにより人口の90%が死滅し、人間性を失った者たちが奪い合う荒廃した世界を舞台に、パイロットのヒッグ(ジェイコブ・エロルディ)が希望を求めて未知の空へ飛び立つ姿を描き出す。

ピアースが本作で演じたのは、愛する娘を守るためなら手段を選ばない父親ジャック役。主人公のヒッグがわずかな希望を求めて向かった先で出会うキャラクターで、物語の重要人物の一人だ。クリストファー・ノーラン監督の「メメント」(00)や、キャリア初となるアカデミー賞助演男優賞へのノミネートを果たした「ブルータリスト」(25)などで知られるピアースだが、スコット監督とは、「プロメテウス」(12)、「エイリアンコヴェナント」(17)でもタッグを組んでいる。

世界的ベストセラー小説の映画化である本作について、原作の魅力を問われたピアースは「僕が思うに、リドリー(・スコット監督)がこの作品に惹かれたのは、人々に希望を与える物語であるという点だと思う。終末を迎えた世界ではあるが、さらにその先を模索すると何かが潜んでいるのではないか…?という期待感を与える作品だから、撮影することを決めたのではないかと思うんだ」と製作背景について分析。さらに、「この作品は他の多くの終末的な小説とは違い、単に終末の悲惨さを嘆いただけの作品ではない。原作を読んで、そんな要素を映画に織り込めたらと感じたよ」と、本作が持つ“絶望の中の希望”というテーマへの共感を語った。

劇中、ピアースが演じたジャックは、娘のシーマ(マーガレット・クアリー)とともに厳しい自給自足のサバイバル生活を送っている。愛する娘を守るためには手段を選ばない役どころだが、登場人物を取り巻く環境に対してピアースは、「自分が彼らのような状況に置かれたら多分かなり恐怖を感じるだろうな。僕には幼い息子がいるが、あのような状況に置かれたら息子が安全であることを第一に優先すると思う。ただ、ジャックから見て、娘の面倒を見るのには限界がある。彼女の未来が明るいことを祈るしかないが、あのような状況では困難だ。親としての気持ちというのは複雑だろうと想像するよ」と、自身になぞらえて語り、過酷な世界で親が抱える葛藤とリアルな心情を吐露した。

さらに、本作に関わったことで地球の未来に対する考え方に変化はあったかと問われると、「我々が思っていたより現代の世界はずっと終末的な段階に近づいているのではないか思った」と述べ、「6年前に我々人類がコロナを体験し、いまだにその余波を感じることもある。あれは私たちに対する警告だったんだと思う」と自身の実感を交えつつ、「この世界は常に過激な状況を抱えている。例えば戦争や異常気象、汚職した政府や虐殺が今でも絶えない。幸運にも平穏な生活を送っている僕らは恵まれているんだということを、自分に言い聞かせることが大切だと思う」と、本作が単なるフィクションではなく、現代社会を生きる我々への強いメッセージを持っていることを力説した。

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