イモトアヤコ「安室奈美恵さんは40歳でやりきったけど、私はまだまだ!」連ドラ初主演で見せる新たな挑戦<再生のウズメ>

イモトアヤコ/※提供写真

イモトアヤコ「安室奈美恵さんは40歳でやりきったけど、私はまだまだ!」連ドラ初主演で見せる新たな挑戦<再生のウズメ>

9月22日(火) 8:00

イモトアヤコ
【写真】ゴミだらけの散らかった部屋で生活するイモトアヤコ“ウズメ”

イモトアヤコが主演を務める土ドラ「再生のウズメ」(毎週土曜夜11:40-0:35、東海テレビ・フジテレビ系)が10月3日(土)からスタートする。本作は、天堂きりんの人気漫画をドラマ化した作品。主人公の田村ウズメ(イモト)は、ある出来事をきっかけに大好きな女優の道を諦め、12年間にわたり引きこもり生活を送っていた。そんな姿を見かねたウズメの母・咲子が便利屋に部屋の片付けを依頼したことから物語は動き出す。今回は本作で主人公のウズメ役を演じたイモトに取材を実施。世界中を飛び回ってきた“アクティブ”なイメージが強いイモトが、正反対ともいえる“12年間の引きこもり”という難役にどう挑んだのか。連ドラ初主演へのプレッシャー、現場の雰囲気、そして自身が40代を迎えて感じる思いや“一歩を踏み出すコツ”について、たっぷり語ってもらった。

■40歳・12年引きこもりの主人公「芯にある明るさを信じて演じたい」

――まずは、今回演じられる「田村ウズメ」という役柄の印象や見どころ、演じる上で意識されている点について教えてください。

田村ウズメという役は、40歳で12年間引きこもっているというところから始まる役です。文字面や設定だけを聞くと、すごく暗い印象を受ける方も多いと思うんですよね。でも、原作を読ませていただいた時に感じたのは「ウズメは小さい頃から根底に明るさのようなものを持っている子なんだな」ということでした。陽キャとまでは言わないですけど、根はすごく楽しい部分を持っている人物なんです。だからこそ、ただ暗いだけではなく、その明るさや楽しさを“芯”にしっかり持って演じたいなと思いました。

――イモトさんといえば「世界中を飛び回る」アクティブなイメージが強いですが、“引きこもり”という正反対の役柄を演じるにあたって意識したことはありますか?

そうなんですよ! 私自身パブリックイメージもそうですし、家にじっとしていられないタイプの人間なんです。だからオファーをいただいた時は「私にできるのかな…?」という不安がすごくありました。初日までその不安は抱えていたんですよね。

でも、現場に入ってウズメの部屋に足を踏み入れた瞬間、その不安が吹き飛びました。部屋の中が本当に散らかっていて、ちょっと汚い場所で…撮影初日にそこで一日中過ごしたんです。そうしたら、自然と「あ、ウズメになれたかも」という気持ちが湧いてきました。どうやって引きこもりっぽく見せようかといろいろ考えていたんですけど、変に準備しすぎず、あの部屋に身を置くことでウズメの気持ちが自然と分かってきたような気がします。

――連続ドラマ初主演となりますが、決まった際のお気持ちや現在の現場の雰囲気はいかがですか?

撮影が始まって今2週間くらい(取材時点)たったのですが、最初に話を頂いた時はやっぱり不安がありました。今まで連ドラに出演させていただいた経験はありますが、主演の方の現場での振る舞い方や怒涛(どとう)のスケジュールを間近で見ていて「これを自分がやるのか…!」というプレッシャーが大きかったです。「風邪ひいたらどうしよう」とか、体力面での怖さもありましたね。

でも、実際に現場に入ってみると、本当に素晴らしい現場なんです! スケジュールが大変だったり、お芝居の難しさはもちろんあるんですけど、人間関係や現場の空気感での“嫌なストレス”が本当に全くないんです。集中できる環境を作っていただけているので、すごく助けられています。一日の撮影が終わるとヘトヘトに疲れるんですけど、次の日にはまた「よし、頑張ろう!」とフラットな気持ちで現場に行ける。周りのスタッフさんや共演者の皆さんのおかげですね。

■原作ファンへの思いと、劇中で見出す“自分自身の声”

――共演者の皆さんとのチームワークはいかがですか?

とにかく皆さんすてきな方ばかりです!私が演じるウズメが働くことになる便利屋の代表・ロギーという男性を演じられているのが白洲迅さん。白洲さんは私より年下なんですけど、ものすごい包容力があって。現場でドシッと構えてくださっているので、心理的にすごく甘えちゃっている部分がありますね。「主演だから引っ張っていくぞ!」という感じではなく、逆に皆さんに助けられながら楽しく撮影を進めていくスタイルでやらせてもらっています(笑)。

――情報解禁時、世間からは「世界を飛び回っていたイモトさんが引きこもり役!?」といった驚きのリアクションも多かったと思います。どのように受け止めていましたか?

「どう思われるんだろう」というドキドキはすごくありました。ビジュアルも含めて原作ファンの方々にどう届くのかはやっぱり緊張しましたね。世間の反応も「真逆じゃん!」という意見が多くて、まさにその通りだなと(笑)。でも、ウズメって根っこはすごく純粋で明るい子なんです。だからこそ「じゃあ、どう届くんだろう?」というワクワクに変わっていきました。1話を見ていただければ、そのギャップも含めて楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。

――作中では、ウズメがさまざまな依頼人と関わり、言葉を交わしていきます。演じていて共感する部分はありますか?

すごくあります。ウズメが依頼人に対して言葉をかけるシーンがたくさんあるんですけど、一見相手に向けて言っているようでいて、実は「それ、自分自身に言い聞かせているよね」という瞬間が多いんです。そういうことって日常でもよくあるじゃないですか。人にアドバイスしながら「あ、これ私にも刺さっているな」って思うような…。

脚本を読んでいても、そういう細かい心情の揺れにすごく共感しますし、自分の心の声がそのまま出ているような感覚になりながら演じています。毎話登場する依頼人の方々も本当に個性的で面白くて! 1話、2話、3話と、どんどん魅力的なストーリーが展開していくので、ぜひ期待してほしいです。

■40代を迎えて「いい感じじゃん!」一歩を踏み出すコツは“巻き込まれること”

――ウズメは40歳にして人生の新たな一歩を踏み出します。イモトさんご自身も40歳を迎えられましたが、節目の年齢をどのように捉えていますか?

私自身、これまで20代、30代と節目を経験してきましたけど、一番意識したのが40歳でした。40歳になる直前はすごくドキドキしましたし、「私、これからどう生きていくんだろう」っていっぱい考えましたね。大好きな安室奈美恵さんが引退されたのも40歳でしたし、「安室さんは40歳でやりきったんだ…私はまだ全然やりきれてないぞ!」とか思ったり(笑)。

でも、私の周りには楽しそうに生きている先輩女性がたくさんいて。だから「40代ってきっと楽しい未来が待っているんだろうな」というポジティブなイメージでスタートを切ることができました。実際、40歳になってすぐにこの連ドラ主演という大きなお仕事をいただけて、「40代、いい感じじゃん!」って思っています(笑)。体力的には首を痛めたりして「積み重ねが出ているな…」と感じる瞬間もありますけど、30代前半からジムに通って準備はしてきたので! 調子良く楽しく過ごせています。

――作中のウズメのように「なかなか一歩を踏み出せない」という人に向けて、イモトさん流の“一歩を踏み出すコツ”や大切にしている考え方はありますか?

私自身は割と「悩む前にとりあえずやってみる」タイプなんですよ。やってみてから「あ、違ったな」って悩んで修正します。でも、自分だけの意思で一歩を踏み出すのってすごく大変だと思うんです。だから私が大事にしているのは「流れに身を任せること」や「巻き込まれてみること」。

例えば、今回のウズメも自分の意思というよりは、お母さんが勝手に便利屋を呼んで、半ば強制的に外の世界に引っ張り出されたことで物語が動き出しますよね。私も20歳の時に「イッテQ!」のオーディションに合格して、パスポートを持ってそのまま海外へ飛び出したのが全ての始まりでした。自分の強い意志がなくてもいいと思うんです。周りの流れや勢いにちょっと巻き込まれてみる。自分の意思を半分手放して一歩を踏み出してみるのも、すごく大事なことなんじゃないかなって思います。

――最後に、ドラマを楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。

「再生のウズメ」は、日々撮影を進める中で、私自身もウズメというキャラクターがいとおしくてたまらなくなっています。登場するキャラクター全員が本当に魅力的で、誰一人被っていない素晴らしい個性が光っています。現場の温かい雰囲気が、きっと画面を通しても伝わるはずです。

「引きこもり」という一見重く見えるテーマではありますが、そこには必ず温かい光が射しています。見てくださる皆さんの心にそっと寄り添い、優しい気持ちになれるような作品を目指してスタッフ・キャスト一丸となって作っていますので、ぜひ楽しみにしていてください!

◆スタイリスト=奥田ひろ子/ヘア&メーク=杉野加奈



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