義両親と一緒に、1歳の息子を連れて初めて和食レストランへ出かけたときのことです。注文を終え料理が運ばれてくると、義父が「よし、一気に食べるぞ」と声をかけました。その言葉を単なる掛け声だと思い、私は子どもに離乳食をあげながらゆっくり食べ進めようとしていたのですが……。
外食で急かされた理由は?
しかし、驚いたことに開始10分ほどで義両親も夫もすべての料理を完食。義母から「外食は、注文から退店まで30分以内で済ませるのがうちの決まりだから、急いで!」と言われ、驚きを隠せませんでした。義実家には、せっかちな義父が定めた独自の高速外食ルールがあったのです。
結局、熱々の天ぷらを大急ぎで無理やり口に押し込み、料理を味わう余裕すらありませんでした。あっという間に30分足らずで店を出ることとなり、熱々のものを急いで食べ、汗もひかないままま外食を終えるという、少し悲しい経験となりました。
この出来事のあと、義両親との外食の際には時間がかかる料理を避け、すぐに食べられるメニューを選ぶよう気をつけるようになりました。また、夫とも相談し、子どもの世話でどうしても早く食べることが難しい場合は、無理にペースを合わせず、私と子どもだけあとから食事を取るなどの対策を立てることが大切だと学びました。この対応でお互いに気疲れせず、少しずつ前向きに対処できるようになりました。
この件を通じて、家族それぞれに食事に対するペースや価値観があるのだと改めて実感しました。義実家のルールに驚きつつも、頭ごなしに否定するのではなく、自分たちなりの対策を考えることで少しずつ折り合いをつけていくことができました。家族間でのちょっとしたすれ違いも、事前に話し合い工夫することで、お互いが無理なく過ごせる形を見つけることができるのだと学んだ出来事です。
著者:藤田 美咲/30代女性・主婦。1歳の男の子を育てる新米ママ。家事と育児に追われる毎日を過ごしている。趣味はカフェ巡りとパン作り。
作画:たかだきなこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年9月)
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