伝説的傑作「太陽を盗んだ男」が4Kデジタルリマスターで令和に蘇る!10月16日公開決定&新予告編披露

“二度と同じ条件では作れない映画”が復活!

伝説的傑作「太陽を盗んだ男」が4Kデジタルリマスターで令和に蘇る!10月16日公開決定&新予告編披露

9月22日(火) 5:00

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長谷川和彦監督の伝説的傑作で、現在でも名だたるクリエイターや俳優たちに支持される「太陽を盗んだ男」が4Kデジタルリマスター化され、10月16日から公開されることが決定。併せて新予告編(https://youtu.be/HZkuG-qwW0I)が披露され、製作を務めた山本又一朗がコメントを寄せた。

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本作は、今からちょうど 50年前の1976年に公開された映画監督デビュー作「青春の殺人者」(主演・水谷豊)で高い評価を受け、日本映画界の若き旗手と謳われた長谷川和彦が、類まれなる熱量を持って挑んだエンタテインメント大作であり、残念ながら今年1月に帰らぬ人となった長谷川監督の劇場2作目にして最後の長編監督作品となった。

退屈で無気力な日々を送る中学校の理科教師・城戸誠(沢田研二)は、生徒を引率して遠足に出かけた帰りに、武装した老人にバスジャックされてしまう。老人の要求でバスは皇居に向かうが、事件を担当する山下警部(菅原文太)が城戸とも協力して生徒たちを救出し、犯人は射殺される。それを機に、城戸の中で何か大きなものが動き始めた。城戸はかねてより計画していた東海村の原子力発電所からのプルトニウム強奪を実行に移すと、自宅アパートで原子爆弾の製造に成功する。そして、自らを「9番」と名乗り、原爆を武器に警察へ「テレビのナイターを最後まで放送しろ」と要求し、連絡相手に山下警部を指名。続いて城戸は、ローリング・ストーンズの日本公演を要求するなど犯行を続けるが…。

市井の青年が原子爆弾を作り国家に対峙するという挑戦的なテーマ、そして現在では到底不可能であろう皇居の目の前の坂下門前や国会議事堂に潜入しての撮影、公道でのカーチェイスシーン、日中のデパートから本当に偽札をバラまいての撮影など、破天荒なゲリラ撮影の数々。そして長谷川監督の妥協なきこだわりによる異例の長期撮影、時の大スター・沢田研二と俳優として脂が乗りまくっていた時期の名優・菅原文太の圧巻とも言える捨て身の熱演は、数々の逸話と共に一大センセーションを巻き起こした。

また、本作は現トライストーン・エンタテイメントの代表取締役会長であり、「新宿スワン」や「あずみ」など数々の映画を手掛けてきた山本又一朗が製作を指揮し、「セーラー服と機関銃」「台風クラブ」の相米慎二監督が助監督として、「CURE」「黒牢城」の黒沢清監督が制作スタッフとして参加するなど、スタッフ陣にも後の日本映画界を担う錚々たる面々が名を連ねている。

今回4Kデジタルリマスター化され、47年ぶりに劇場公開するにあたって山本は「『太陽を盗んだ男』は“懐かしさ”で片づけてほしくない。なぜ今やるのか――それは、この映画が放つ反骨とユーモア、そして狂暴なまでの熱量を、もう一度世に問う時代が来たからです。なぜ伝説なのか――危うさの手前で成立する奇跡、二度と同じ条件では作れない映画だから」と、本作を再び公開する意義を語った。

この度披露された新予告編は、4Kデジタルリマスター化を記念し、「フィルムで完成した当時のオリジナルの再現を目指す」というコンセプトでリマスターされた本編映像を基にしている。原子爆弾を自作しようとする主人公の中学校教師・城戸誠役を演じた沢田による無気力の中に狂気が滲むスリリングさや、城戸を追う熱血刑事・山下満州男を演じた名優・菅原の圧倒的な存在感が光る、当時の強烈なエネルギーが伝わる迫力ある映像に仕上がっている。

山本のコメント全文ならびに本作の4Kデジタルリマスターの詳細は以下のとおり。

■製作:山本又一朗

「太陽を盗んだ男」は“懐かしさ”で片づけてほしくない。なぜ今やるのか――それは、この映画が放つ反骨とユーモア、そして狂暴なまでの熱量を、もう一度世に問う時代が来たからです。なぜ伝説なのか――危うさの手前で成立する奇跡、二度と同じ条件では作れない映画だから。

公開から半世紀近くが経ち、「4K」として完璧な姿で蘇りました。あの頃、僕らがスクリーンに叩きつけた青臭くて強烈なエネルギーは、決して古びていない。どこか閉塞感のある現代にこそ、観終わった後、きっと世界が少し違って見えるはずです。スマホの小さな画面ではなく、暗闇の劇場でぜひ体感してほしい。

【4Kデジタルリマスターについて】

『太陽を盗んだ男』を令和(いま)に蘇らせる「4Kデジタルリマスター」のコンセプト
1979 年当時、フィルムで完成したオリジナルの再現を追求
変更や追加などは行わず、47年前の最良の状態を目指す。

<ポイント>
最高クオリティの映像×音声を求め、初の国内2大修復ラボでのリマスターを実施
本作の撮影監督・鈴木達夫氏が徹底監修

■映像について

1979年の作品完成当時の仕上げ作業を担当したフィルムラボ「IMAGICAエンタテインメントメディアサービス(旧社名:東洋現像所)」がリマスター作業を担当。35mm画原版(オリジナル・カメラネガ)の画像をコマ単位で4K広範囲スキャンしたのち、高解像度でのパラゴミ・傷除去のみならず、最新のデジタル修復技術により明滅や揺れ・ムラを軽減。さらにフィルム上映の質感を目指したグレイン(フィルム粒状性)コントロール技術も導入し、過去マスターを凌駕する最高品質のレストレーションを実現した。

今回、Imagica EMS秘蔵、制作当時のフィルムの明暗・色彩調整を記録した「タイミングシート」を発掘。それを基に、フィルム技術のノウハウを継承する精鋭スタッフたちがオリジナルに忠実な復元作業に当たっている。

仕上げの工程であるスクリーン・グレーディングでは、本作の撮影監督・鈴木達夫カメラマン立会いによる全編全カットの色調確認&最終調整を実施。現在のデジタル上映での鑑賞に最適な仕上がりにチューンアップされている。

■音声について

「ゴジラ」シリーズほか、国内クラシック作品修復の仕上がりに定評のある「TOHOアーカイブ(東京現像所の技術承継ラボ)」がリマスター作業を担当。

1979年当時のオリジナル・モノラル音声をターゲットとし、ソースである本作の35mm音原版(オリジナル・サウンド・ネガ)用にカスタマイズした、サウンド専用アーカイブスキャナーを用いて、従来捉えることが出来なかったフィルム・サウンドトラックの隅々までを余すことなくデジタル化。これまで再現不可能だったクリアかつダイナミックなオリジナル・サウンドクオリティを復刻した。

その後の工程では、多数の音声修復ツール、熟練の修復スタッフの手によりフィルムに残された様々な音情報を徹底的に解析・解明。オプチカルサウンドによるレンジの縮小を可能な限り抑えるとともに、意図して記録された音声情報のみを抽出することで、当時の”作り手が設計した本来のサウンド”を再現している。

【作品情報】
・ 太陽を盗んだ男

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©1979 TOHO CO., LTD. / Tristone Entertainment, Inc.
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