【写真】看護の様子を険しい表情で見つめる柳生(中村倫也)
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第126回が、9月21日に放送。特別講師として懐かしい仲間たちが恵風看護婦会を訪れる様子や、柳生(中村倫也)に実習の様子を見せる直美(上坂)の姿が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■帝都大学病院時代の仲間たちが特別講師として登場
本作は、見上演じる一ノ瀬りんと上坂演じる大家直美が、当時あまり知られていなかった看護の世界に飛び込み、明治という激動の社会を舞台に幸せを追い求め生きる姿を描く、少し型破りなナース二人の冒険物語。
看護婦試験が近づく中、りん(見上)と直美は恵風看護婦会に特別講師として今井(古川雄大)を迎える。恵風看護婦会で養成も行っていることに興味を示した今井は、新たな医療の話を分かりやすく説明する。そして、手探りで養成に向き合うりんに対し、「4人とも真っすぐな目をしていたぞ。あの目に応えるのは容易ではない。君も大いに励むといい」と温かいエールを送るのだった。
次にやって来たのは、かつての同期・トメ(原嶋凛)だった。結婚したトメは、夫の病院で今も看護婦として立派に働いていた。結核(労咳)について講義を行うトメに、生徒から「それでは命がいくつあっても足りない」と恐れる声が上がる。トメは「それでいいんです。怖いから慎重になる。怖いから清潔に気を配る。正しく怖がることは自分自身を守ることに、患者さんを守ることにつながります」と真っすぐに答えるのだった。
■「人でなし」対立する直美と柳生
一方、直美は衛生局・柳生のもとを訪ね、生徒たちの実習の様子を現地調査しに来てほしいと頼む。「多少の犠牲は仕方がないとおっしゃっていましたね。その多少の人たちを知っていただきたいんです」と詰め寄る直美に押され、柳生は派出看護先である平蔵(太田光)の家にやって来る。
ツヤ(東野絢香)と直美の看護の様子を見る柳生。しかし平蔵に碁に誘われると、ついムキになって勝負に挑んでしまう。平蔵は「俺たちみてえなのは、この人らがおせっかい焼いてくれて助かってんだ。あんまりいじめないでやってくれ」と不器用に口添えするのだった。
田之上屋で話す直美と柳生。直美はツヤが独学で看護を学んできたことを伝え、「“多少”の中にはこのような人もいると知ってもらいたかった」と告げる。さらに平蔵が妻を亡くしたこと、自身も夫を戦争で亡くしたことを明かすと、柳生は自分が妻を亡くしたことを直美が知っていることに気が付く。「妻はただ水が清潔なら生きていた。チフスにかかって死んだ」と言い捨てた柳生に、直美は「私も同じなのでわかります」と返す。しかし柳生は「妻のような無駄な死と同じというのか?私がどんな思いで働いているかといえば、この国を強くするためだ」「国の力とは人の数だ。次に軍人の数、兵力だ。伝染病や脚気などで戦わずして兵力を失うような国は強くなれるはずがない」と言い放つ。その言葉に、直美は「軍人一人一人の命を兵力と言うんですね。人でなし」と怒りを込めて吐き捨てるのだった。
■今井やトメの再登場に歓喜の一方、直美と柳生の衝突にはさまざまな声
今井、トメといった帝都大学病院時代の仲間が再登場した今回。視聴者からは「今井先生、白髪まじりの姿で凛とした姿が素敵」「厳しくも温かい今井先生が来てくれてうれしかった!」「トメちゃん、標準語になって大人の落ち着きも出ていてビックリ!」「トメちゃんはお医者さんと結婚したのですね。おめでとう!」と温かいコメントが集まった。
一方、柳生と直美が対立する展開には、「なかなか分かり合えないですね…」「互いに大切な人を亡くしたけど、考え方は全く違う…理解し合える日は来るのかな」「『人でなし』って言葉スカッとした!」と大きな反響が寄せられている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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