「SNS利用者は必見」炎上記事を配信→見知らぬ人が現実で直接悪口を!?「ゾッとする」誹謗中傷の代償

ネットの誹謗中傷を現実にすることこんな感じ?

「SNS利用者は必見」炎上記事を配信→見知らぬ人が現実で直接悪口を!?「ゾッとする」誹謗中傷の代償

9月21日(月) 6:00

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「些細なことをネットに書き込むのをリアルにしたらこうなるんだ…」「現実になるとゾッとする」と、コメント欄までもが炎上している本作『炎上』。ネットの誹謗中傷を現実に置き換えた、少し歪んでいて奇妙な世界観を描くのは、大阪よしもとでピン芸人として活動する森本大百科(@mdaihyakka)さんだ。
ネット記事の記者がアナログな炎上を体験する話(3)
炎上を狙って、大袈裟に煽ったネット記事を配信する記者
ネット記事の記者がアナログな炎上を体験する話(5)
ネット記事の記者がアナログな炎上を体験する話(6)



炎上狙いの記事をネットで配信したら、いきなり知らない人から悪口を言われたり、ネットのようにつぶやかれたりと“悪意”が直接自分に返ってくる。そんなホラーな出来事が自分の身に巻き起こったらどうだろうか。ネットの世界を現実に落とし込んだ本作の制作秘話を、森本さんに伺った。

■きっかけは「悪口が本人に届く」ことへの違和感

本作は「世にも奇妙な物語×少年ジャンプ+ presents 『奇妙』漫画賞」に応募するために描かれた。森本さんは、漫画『カバチタレ!』の作画担当である東風孝広さんと知り合ったことで漫画を描こうと考え、「アシスタントで雇ってください」と頼み込んだ経歴を持つ。

『炎上』を描いたきっかけについて、森本さんは「業界関係者が書いたネットニュースの記事で『人の悪口を聞いてしまって腹がたった』という内容のものを読みました。悪口を言っていた人の名前は伏せて、標的にされた人の名前は伏せていなかったんです。その記事のせいで“聞かなくていい悪口が本人に届いてしまうやんけ”と、ずっと引っかかってました」と語る。それをアナログな現実に置き換えた結果、この漫画が生まれたのだという。

■もし自分が標的になったら…静かな恐怖と今後の展望

1本の記事をきっかけに知らない人たちから叩かれる記者。本人はその原因がわかっていないというオカルト要素に対しては、「『世にも奇妙な物語』っぽさを意識はしましたが、もともとこういう話は好きでした。作りはコントからツッコミを取り除いたという感じです」と振り返る。

作中で突然突進してくる女性など、世界観が逸脱していく描写については、「奇妙な世界に迷い込んでしまったというだけなので、この世界がおかしくなったというイメージです。被害に遭う主人公を考えたとき、普段ネット記事で人のことを悪く書いている男がわかりやすくて、よいフリになるかなということで記者の投稿から始めました」と意図を明かした。

今も漫画を構想中で、長編も描いてみたいと語る森本さん。炎上目的がきっかけでターゲットになるという静かな恐怖は、もし自分がその立場になったらと思うとゾッとする。SNSのマナーを一度見直すきっかけにもなるのではないだろうか。


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