妊娠中の夏美さんは、夫・冬彦さんとともに、おなかの赤ちゃんの性別を義両親へ報告しに行きました。しかし、赤ちゃんが女の子だとわかると、義両親は「名前なんてどうでもいい」と言い、跡継ぎへのこだわりを主張したのです。
一度は名付けを夏美さんに任せようとした冬彦さんでしたが、自分も考えると約束。ところが、何度話しても冬彦さんの名付けノートには名前の候補がひとつも書かれておらず、失望した夏美さんは思わず家を飛び出します。
雨の中、涙を流しながら歩いていると、通りがかった女性が桜柄の傘を差し出してくれました。女性のやさしさに心が温まり、自宅へ帰ろうとすると、冬彦さんが追いかけてきて、2人は仲直り。赤ちゃんの名前を「サクラ」と決めます。
しかし数週間後、おなかの赤ちゃんの性別が男の子だったことが判明。冬彦さんから知らせを受けた義母は、突然家に押しかけ、夏美さんに謝罪します。ところが、その後も
「女の子を男の子に変えてくれてありがとう♡」「約束通り、跡継ぎの名前を決めさせて」
などと言い出し、反省しているとは思えません。
夏美さんは冬彦さんに、「親の意見はあくまで一意見。最後は私たちで決めるって、子どものために約束して」と告げます。義母は冬彦さんに圧をかけますが、冬彦さんは「母さんの『子どものため』は自分のためにとしか聞こえない。名前は夏美の言う通り決める」と答えます。すると……?
思い通りにならず激怒する義母
「名前は夏美の言う通り決めるよ」と冬彦さんに言われ、焦りだす義母。
すると、
「血迷ってんじゃないわよ! この親不孝もの!」
とののしり、
「私より嫁を優先しちゃダメでしょ」「あんたの子は私のもの!」
と信じがたい発言を連発!
「名付けは自分に任せろ」と言います。
そんな義母の発言に、夏美さんは呆れ顔。
「いや……この子は私たちの子どもですよ?」
冬彦さんも「赤ちゃんは夏美が産むんだ。母さんのものじゃない」と、すっかり引いてしまうのでした。
▼義母のあまりにも身勝手な発言には、驚いてしまいますね。孫の名前を考えたいと思う人もいるでしょう。しかし、それが当事者の意思を置き去りにしてしまえば、善意とは言え単なる迷惑になってしまいます。
たとえ家族であっても、尊重すべき一線はあるもの。大切な人の幸せを願うからこそ、自分の希望を押しつけるのではなく、本人たちの決断を尊重して見守る姿勢を忘れずにいたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
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