【写真】「俺に化粧をしてくれないか?」と猫猫にお願いする壬氏
TVアニメ「薬屋のひとりごと」(ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)。待望の第3期放送を目前に、これまでのストーリーを当時の反響とともにプレイバック。本記事では第16話「鉛」を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
■「薬屋のひとりごと」
「薬屋のひとりごと」は、全世界でシリーズ累計5700万部を突破した、日向夏氏による謎解きエンターテインメント。毒に目がない少女・猫猫(CV:悠木碧)が後宮で毒見役となり、さまざまな陰謀を解き明かしていく。
2023年10月に放送を開始したTVアニメは、猫猫のフラットで痛快なキャラクター性はもちろん、本格的なミステリー要素と異国情緒あふれる世界観で紡ぎだされる人間ドラマで多くの支持を集め、日本のみならず世界でも人気を得ている。
2026年10月2日(金)よりTVアニメ第3期(毎週金曜夜11:00-11:30、日本テレビ系/各種配信プラットフォームで順次配信)が分割2クールで放送されるほか、シリーズ初の劇場版「薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝」が、12月11日(金)に公開される。
■またもや謎解きを依頼される猫猫
とある宮廷御用達の彫金細工師が、弟子である息子たちに秘伝の技術を継承せずに亡くなった。代わりに、長男には離れの作業小屋、次男には細工の施された家具、三男には金魚鉢を遺した細工師。遺言状には「皆 昔のように茶会でもするといい」と謎の言葉が書かれていた。
その遺言状の解読を、細工師の知り合いである軍部の高官・羅漢(CV:桐本拓哉)たっての希望で、猫猫が請け負うことに。壬氏(CV:大塚剛央)から概要を聞いた猫猫は、食中毒事件と同じく武官の馬閃(CV:橘龍丸)に付き添われて細工師の家を訪れる。
最初に2人を迎え入れたのは、三男。親切な三男に、猫猫と馬閃は作業小屋に通される。小屋は不思議な造りで、真ん中に箪笥が床に固定された状態で配置されていた。箪笥にはいくつか引き出しがあって全て鍵がかかっている。それらしき鍵は残されているが、穴に入らない。
これでは、折角の形見も意味がないと嘆く長男と次男。対して、三男は金魚鉢といえども高価なガラスで出来たもので、3人の中では最も使い道がある。彼らの兄弟仲はあまり良くないらしく、遺言状の通りに小屋で茶会を開くも会話はない。そんな中、猫猫は唯一外から入る光がもうすぐ箪笥へ当たりそうなことに気づくのだった。
■遺言状に隠された亡き父の思い
光が入る細長い窓の前には棚が……。三男曰く、以前は金魚鉢で金魚を飼っており、茶会の間はその棚の上に置いていたという。その瞬間、何かが猫猫の中で噛み合った。金魚鉢に水を入れ、棚の上に置く猫猫。すると、太陽光が金魚鉢を通して一点に集約され、箪笥の真ん中にある引き出しの鍵穴に届くーー。
「皆 昔のように茶会でもするといい」という細工師の言葉に従えば、引き出しの鍵は開くようになっていた。上部3つの引き出しからは、それぞれ異なる金属が出てくる。鉛と錫、そして青みがかった結晶のようなもの。おそらく、ビスマスと呼ばれる希少金属の一種だろう。ビスマス・鉛・錫を一定の割合で混ぜ合わせると、“ローズメタル”という合金ができる。細工師はそのレシピを伝えようとしていたのかもしれない。
細工師の意図に、三男だけが気づいたようだ。長男と次男は父親のいたずらに振り回されたとして苛立ちを覚えるが、三男が「僕たち兄弟に仲よくしてほしくて遺言を残したんだ」と父親の思いを汲み取り、それを二人に伝える。長男と次男には、父親に兄弟の中で一番目をかけられている三男への嫉妬があった。しかし、三男曰く父親は二人のことも認めていたという。
回りくどい遺言状は、3人に力を合わせて家業を切り盛りしていってほしいというメッセージだったのだろう。
■羅漢は猫猫の実力を試した?
その後、長男と次男は細工職人からは足を洗ったそう。長男は帳簿付けによる売上管理、次男は販路の開拓と、それぞれの得意分野から三男の細工を支え、3人で家業を切り盛りしているらしいと、後日羅漢から壬氏に伝えられた。
「まぁ 要するに 適材適所に落ち着いたということですな」と嬉しそうに語る口ぶりからは、彼がこの結末を見据えていたように思える。その上で外廷で噂される猫猫の実力を試したのだろうか。相変わらず、底が知れない人物だ。
猫猫の観察眼と洞察力が光ると同時に、その裏で手を引く羅漢のあやしさが増した第16話に「相変わらず猫猫の謎解きが凄い」「今回の猫猫も見事な名探偵ぶりだった」「薬以外のことも“もしかしたら…”と思った事を実証していく様は圧巻でしたね」といった視聴者からの感想がSNSで挙がっていた。
◆文=苫とり子
【関連記事】
・
【写真】「俺に化粧をしてくれないか?」と猫猫にお願いする壬氏
・
【写真】鍵穴をじっと観察する猫猫
・
【写真】猫猫が「高順に似ている」と気づいた馬閃
・
<薬屋のひとりごと>猫猫の「おかえりなさいませ」に壬氏悶絶、怪しすぎる高官・羅漢の影も【第15話】
・
<レビューまとめ>アニメ「薬屋のひとりごと」名シーンの反響を一気読み!