役者に定年はない――88歳で本格的に俳優活動を始めた男が99歳で映画の主役に「OiBokkeShi 99歳の看板俳優」11月27日公開

「老いと演劇」を生きた約10年の軌跡

役者に定年はない――88歳で本格的に俳優活動を始めた男が99歳で映画の主役に「OiBokkeShi 99歳の看板俳優」11月27日公開

9月20日(日) 18:00

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88歳で本格的に俳優活動を始めた男性に密着したドキュメンタリー映画「OiBokkeShi 99歳の看板俳優」が、11月27日より公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルが披露された。

本作は、認知症の妻を介護していた岡田忠雄と、俳優で介護福祉士の菅原直樹が出会い、劇団「老いと演劇」OiBokkeShi(おいぼっけし)の活動を通じて歩んだ約10年を描くドキュメンタリー。老老介護に悩んだ一人の高齢者が、演劇に生きがいを見いだし、最期まで舞台を求め続けた軌跡を映し出す。

88歳の岡田忠雄は、妻の認知症介護に苦しんでいたとき、俳優で介護福祉士の菅原直樹と出会う。“演技”でぼけを受け入れることに救われ、やがて劇団の看板俳優に。舞台では岡田が生きてきた現実が入り込み、虚構と生活が交じり合っていく。しかし、妻との死別、自身の脳梗塞、高齢者住宅への入居と、老いの現実は容赦なく訪れる。それでも「舞台に出たい、役者に定年はない」。99歳を迎えた“看板俳優”が渇望した舞台、その幕が開く――。

映画俳優に憧れ、定年退職後には今村昌平監督作「黒い雨」「カンゾー先生」などにエキストラとして出演してきた岡田。88歳で本格的に俳優活動を始め、99歳で出演した舞台「恋はみずいろ」を経て、26年3月に亡くなった。本作は、その人生を見つめる最初で最後の主演映画となっている。

監督・撮影・編集を務めるのは、KSB瀬戸内海放送の記者・ディレクターの大野諭史。16年からOiBokkeShiの取材を開始し、18年に制作した「演じて看る」は、平成30年日本民間放送連盟賞(テレビ報道番組)優秀賞を受賞。長年にわたる取材映像から、本作を構成した。

ポスターには、草の上に敷かれた段ボールに横たわり、目を閉じる岡田の姿を配置。鮮やかなオレンジ色のタイトルと、「老後初心不可忘」の文字が印象的なビジュアルだ。宣伝写真はhi hoo farm、ビジュアルデザインは加藤賢策(LABORATORIES)が手がけている。

「OiBokkeShi 99歳の看板俳優」は、11月27日よりシモキタ-エキマエ-シネマ K2ほか全国順次公開。

【作品情報】
・ OiBokkeShi 99歳の看板俳優

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© 映画「OiBokkeShi ~99歳の看板俳優~」製作委員会(KSB瀬戸内海放送・一般社団法人ベンチ)
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