私はレミ。息子タクトが放った「お菓子を食べながら動画を観て、むかつくと言っている」という無邪気な証言が、事態を最悪にしました。仕事の動画確認や会議、ストレス発散の姿が、園長の目には私が優雅に遊び、補助を不正利用している証拠のように映ってしまったのです。自宅で保育できるはずだと断じられ、退園勧告を突きつける必要があるかもしれないとまで言われてしまいました……。このままでは仕事か子育てのどちらかが破綻します。偏見に満ちた園長を納得させるため、一刻も早い対策が必要です。
今日の私は、髪をきっちりセットし、メイクを施し、インナーの白ブラウスにジャケットを羽織っています。
私は今日締め切りの書類の提出を忘れており、慌てて園に届けにきたのです。園長と先生はいつもと違う私の出で立ちに驚いています。そのとき、私のポケットでスマホが激しく震えだしました。
私は急いで緊急対応の電話に出ます。園長たちの存在を完全に忘れ、仕事モードで対応に追われます。私の口から次々と飛び出す専門用語に園長たちはあっけにとられていました。システム障害の対応は一刻を争うのです。
今日が提出締め切りだった書類を届けるため、私は商談用のジャケットとメイクで園に駆け込みました。
いつもの私とは別人な姿に驚く園長の前で、突然システム障害の緊急電話が入ります。
切羽詰まった状況を知らされて電話口で指示を出す私。気づくと園長は呆然と立ち尽くしていました。
やっぱり私が本当に仕事をしているとは思っていなかったのかもしれません……。
黙り込む園長と先生を尻目に、私は一刻を争う作業のため再び家へと全力で走り去りました。
原案・ママスタ脚本・motte作画・んぎまむ編集・石井弥沙
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