金曜午後半休、飲酒チューニング

金曜午後半休、飲酒チューニング

9月20日(日) 0:00

◆金曜午後半休、飲酒チューニング

編集部員6名がそれぞれの「偏愛」をキーワードに“攻撃的有給消化”をすべく、旅に出ることになりました。飲酒で心の平穏を保つ編集部員は、激務を切り抜け、長野県にあるブルワリーを目指して新幹線に飛び乗ります。そんな突発旅の1日目をご紹介。



もともと船乗りだったという珍しいキャリアを持つ若井さん。お仕事で各地を旅する中でいろんなクラフトビールと出会ったそう
憧れのブルワリーを訪ねて
ビールを浴びる2日間
「あー、疲れたー、このままどっか行っちゃいたいなー」

あ、突然すいません。飲酒と酒場でキゲンとキブンをチューニングする連載担当、編集部のKです。このところなんだか激務でして。忙しい時こそ、冒頭のような旅欲求が溢れ出てきません?そんなテンションで思いついた今回の特集。私は金曜日に無理矢理午後半休を取り、退勤ボタンを押して新幹線に飛び乗りました。目指すは大好きなブルワリーが2つある長野県。

長野駅から権堂という繁華街まで、寄り道しながら、最初の目的地「フィールドエールズ」のパブへ。私が地元で通っているビアパブで、キレイな飲み口にひと目(口?)惚れ。造り手の若井真之介さん本人がカウンターに立ち、ビールを注ぐこの場所にどうしても行ってみたかったんです。



上/醸造所がある信濃町はパブから車で約30分。飲んでほしい人がたくさんいるとの理由で長野で独立下/飲食店に出荷する際にビールを入れる箱はデザイナーの奥様がデザイン
自分が一番美味しいと思ったブルワリーで学ぼうと志賀高原ビールの門を叩いた若井さん。5年ほど働いた後に独立。信濃町にブルワリーを立ち上げ、2026年3月にこちらのパブをオープンしました。

「自分が飲みたいビールはいくらでも造れるんですけど、独立するならそれだけじゃだめだなと。顔が見える相手を増やせば、“あの人”に“こんなふうに”飲んでほしいって、また違ったビールを造れるかなって。だからパブには自分が立つ必要があるんです」



通常の倍以上の時間をかけて煮沸し、しっかり苦みを感じるハードボイルドなペールエール
なんて話を聞きながらすでに2杯飲んでるんですけど、優しい味わいでグビグビ飲めて、再び飲みたくなるビールなんです。

「キレイすぎると記憶に残らないと思っていて。甘みや苦みといったバランスは意識していますが、効率を求めるとそぎ落とされがちな複雑な味わいもある程度許容しながら、ちょうど良いところを狙っています」

そんな特徴が最も際立つのが、ボトルで出しているシリーズ。クロモジなどの副原料を使い、これがまた美味しい。そして絶妙なサイズ感。

「誰かとシェアしながら飲んでほしくて。家で飲む時に2人でわけるとちょうど良い530mlにしてます」



長野で採れた山椒やクロモジなどを副原料に使ったボトルのビール。修業していた山ノ内町や信濃町は酒場が多くなく、家飲みで、誰かとシェアしながら飲んでほしいというコンセプト
ビール造りのひとつひとつに理由と物語がある。やっぱり造り手の話を聞きながら飲むビールは最高。若井さんと一緒にボトルを開けて乾杯し、夜も更けてきました。あー、なんか歌いたくなってきた。「実はいいカラオケバーがあるんですよ」と若井さん。長野の夜はまだまだ終わらなそうです。


SPOTS VISITED
フィールドエールズパブ
TEL.なし
住所/長野県長野市鶴賀権堂町2341-6





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