【写真】大河ドラマ「豊臣兄弟!」より
仲野太賀が主演を務める大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)が現在放送中。第36回「姫若子(ひめわこ)と鬼若子(おにわこ)」の放送を終え、長宗我部元親を演じる磯部寛之からコメントが到着した。
■大河ドラマ「豊臣兄弟!」とは…
八津弘幸が脚本を務める本作は、天下一の補佐役とも称される豊臣秀長(仲野)を主人公に、強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣秀吉・秀長兄弟の奇跡をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメントドラマ。
仲野演じる豊臣秀長の兄・豊臣秀吉を演じるのは池松壮亮。登場時の名は藤吉郎(のちの豊臣秀吉)で、小一郎(のちの豊臣秀長/仲野)の3歳年上。尾張中村の貧しい農家で生まれ育ったが、主君である戦国武将・織田信長の下でメキメキと頭角を現し、ついには天下統一を果たすという役どころだ。
■磯部寛之「人間としても一回り成長させていただいた」
――大河ドラマで長宗我部元親を演じたお気持ちをお聞かせください。
お芝居をすることが自分の人生でほとんどなかったので、大河ドラマへの出演は現実離れしたお話でしたが、本当に光栄です。出演させていただくからには堂々とぶつかっていこうと、元親への思いをしっかり自分の中に落とし込むために、まずは元親のお墓参りに行きました。そして、歴史についても可能な限り学びました。それらを通して、元親は自分の中に大義があり、家臣思いで、優しい人物だと感じています。自らの運命に忠実に生き、そのためには残酷にも、鬼にもなれる人だったのではと考えました。 主演の秀長役・(仲野)太賀君とは以前から面識があったので、「リハーサルや撮影のときに浴衣を持っていこうと思うんだけど、これって正しいのかな」と聞いたとき、現場での一日の流れを文章で送ってくれました。座長という大変な立場でありながら、誠実に接してくれて本当に感謝しています。周囲の人に助けられた大河ドラマの現場で、人間としても一回り成長させていただいたと感じています。
――印象的だった第25回「変事の予兆」での能のシーンはいかがでしたか?
元親の初めてのセリフは、第25回で能を舞った後、信長(小栗旬)にあいさつをする場面でした。主演級の方々がたくさん座っているなか、その真ん中で能を舞う。これまでどんなに大きな会場でのライブも緊張したことはなかったのですが、このシーンはさすがに緊張しました。実は第25回の放送当日、(所属するバンド([Alexandros]が)仙台でライブだったんです。ライブが終わった直後に楽屋に戻り、汗だくのままメンバーと放送を見ました。そこでまた緊張して、変な汗をかいて。「ベースよりうまいじゃん」といじられましたが(笑)、みんなで盛り上がれて最高に幸せでした。
――第36回での秀長との対峙を振り返っていかがですか?
羽柴に下ることを心に決めて秀長と対峙するシーンは、元親としての集大成でした。秀長だけには、元親はじわじわと自分の弱みを見せていく。そしてすべてを見せきったあとに、秀長が言ってくれるのが「好きじゃき」という言葉です。これは、秀長と初めて対話するシーンで、元親が秀長に言った言葉でした。同じ言葉を、この大事な場面で、今度は秀長から言ってもらえたことは感慨深かったですね。もちろん秀長が元親に向けて発した言葉ですが、役としても人としても、ひとつ特別な関係性になれたのかなと感じました。少しでも「豊臣兄弟!」というすばらしい作品の力添えができるよう、自分なりに精一杯最後までやりきることが誠意だと感じているので、引き続き楽しみにご覧いただけたらうれしいです。
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