【写真】織田裕二“カンチ”と鈴木保奈美“リカ”の恋物語は社会現象に「東京ラブストーリー」
織田裕二主演のドラマ「お金がない!」(1994年、フジテレビ系)が、現在FODで順次無料配信中。25歳の青年・萩原健太郎(織田)が、小学生の弟2人と貧しい暮らしを送りながら、一流企業に就職し、運も味方にしながら突き進んでいくサクセスストーリー。今回紹介する第5・6話の時点で、健太郎への周囲からの風当たりはまだきついが、幸運の女神は確実に健太郎の味方になりつつある。しかし、健太郎の仕事がうまく進み始めた一方で、弟たちの行動に異変が起きる。(以下、ネタバレが含まれます)
■26歳の織田裕二が一発逆転の人生を歩む主人公を熱演
ドラマ「お金がない!」は当時、織田が26歳のときの作品で、全速力で走る織田、ニカッと笑う織田、ジタバタと戸惑う織田など、元気いっぱいの俳優・織田裕二を堪能できる作品。ちなみに主演ドラマ「東京ラブストーリー」が1991年、連続ドラマ「踊る大捜査線」が始まったのが1997年という頃であり、“ヒット作に織田裕二あり”を絵に描いた時代だ。
■健太郎の成功を阻む者から恨まれる日々…
「お金がない!」は「仕事もない!」「血も涙もない!」など、各話のサブタイトルも凝っている。第5話は「希望もない!」。保険の見積もり書を作るチャンスを得た健太郎だが、出来上がった見積もり書を見た重役の麗子(高樹沙耶)は、でたらめな数字に呆れて、健太郎に退職届を書くように通達する。健太郎は落胆するが、一郎(東幹久)と見積もり書を見直してみて驚愕。見積もり書の数字が改ざんされていたのだ。2人は、見積もり書をいじった人間を見つけようと奔走する。
■小銭をかき集めて兄へプレゼントを買う優しい弟が…まさかの悪事
第6話は「愛情もない!」。いよいよ営業に出ることになった健太郎は、なんと今まで一度も契約をとれたことのない大会社・岩崎商事の担当になる。釣り好きの社長・岩崎美雄(河原崎建三)に目をつけた健太郎は、釣り道具を一式そろえて釣り場へと向かう。強引に社長にアタックし、ついに好感触を得るのだが、契約寸前で覆されてしまう。
その頃、健太郎の弟で、小学5年になる祐介(富田樹央)と2年の浩(森廉)は、忙しくなってきた兄の帰りを待つ日々を送る。幼なじみの美智子(財前直見)は、祐介と浩の面倒をみるが、仕事にばかり目を向けている健太郎に腹を立てる。
弟たちは小銭を貯めて1円玉や10円玉を抱えてデパートに行き、健太郎にプレゼントするためネクタイを選ぶが門前払いを食らったり、貧乏なことを理由に友だちとケンカになったりと踏んだり蹴ったりの毎日を過ごす。
ある日、祐介は当時大流行した携帯ゲーム機・ゲームボーイを質屋で見つける。友だちに「そんなの買えないだろ」と馬鹿にされてむしゃくしゃした祐介は、質屋のガラスを割って盗んで逃げてしまうのだった。稼ぐことに必死な健太郎には知らせないよう、美智子は弟の悪事を隠すが、あるとき堪忍袋の緒が切れてしまうのだった。子どもがわびしい思いをしているシーンは切なさでいっぱい。しかし、底抜けに明るい健太郎がこの先なんとかしてくれそうな期待を込め、続きも見たくなる作品だ。
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