水が少しだけ硬くなった世界…人間が徐々に慣れはじめた先に訪れる衝撃の結末に「ゾッとした」【独特な世界観の漫画3選】

『気まぐれな水』より/画像提供/勝見ふうたろーさん

水が少しだけ硬くなった世界…人間が徐々に慣れはじめた先に訪れる衝撃の結末に「ゾッとした」【独特な世界観の漫画3選】

9月20日(日) 21:05

『気まぐれな水』より
【漫画】『気まぐれな水』を読む

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。

今回は、独特な世界観に引き込まれるSF・ファンタジー漫画3選をお届け。水が硬くなった世界で起こる衝撃の展開、白雪姫を襲う残酷な“その後”、余命を売りにするアイドルの顛末など、物語への常識を揺さぶる作品たちを紹介する。

■水が少しだけ硬くなった世界…人間が徐々に慣れはじめた先に訪れる衝撃の結末に「ゾッとした」

まずは漫画家・勝見ふうたろーさんの作品『気まぐれな水』をピックアップ。SNSでは7.9万件の「いいね」が寄せられた作品で、読者からは「めちゃくちゃゾッとした」「ラストで動揺した」といった反応が寄せられた。

【あらすじ】
ある朝、少女は蛇口をひねると水が硬くなっていることに気づく。

硬くなった水は手で掴むことができ、引っ張るとずるずると伸びる。蛇口から離すと洗面台の上で潰れた球のような形をして、流れないままそこに存在していた。

世界中で水の突然変異が起こり、その対応に四苦八苦する人々。そんな中、魚や貝など水の中でしか生きられない生き物たちが忽然と姿を消してしまう。

しかし、人間や陸性の動物たちはどういうわけか"硬くなった水"に適応できているようで、なぜかこれまでどおり水を水として身体に取り込み生きることができていた。

まるで最初からそうだったかのような人間たちの順応性を、少女は不思議に感じる。

1ヶ月ほど経つと騒ぎは徐々に収まり、インフラや医療などの問題も解決。逆に、水を使ったレシピの考案や新しいテーマパークができたりと、人々は"硬くなった水"のある生活を楽しむまでになっていた。

"濡れない世界"にわずか1ヶ月で慣れてしまった人間。しかし、その後再び別の"変化"が起こると、物語は衝撃の結末を迎える――。



■白雪姫の残酷すぎる"その後"を描いた物語に「切り口が秀逸」など大きな反響
 『アフターメルヘン』より


続いてピックアップするのは、田島生野さんの作品『アフターメルヘン』。同作の1エピソード「おとぎの国の廃品回収業者と大人になった白雪姫の話」には4.3万件を超える「いいね」と共に、因果な物語への多くの反響が寄せられた。

【あらすじ】
おとぎの国には、役目を終えたモノを依頼主のもとに引き取りに行く仕事"廃品回収"を生業とするある兄弟がいた。

兄の名をヤコブ、弟の名をヴィルヘルムという。今日の依頼主は白雪姫だ。毒林檎の眠りから目覚め王子と結ばれて15年が経ち、現在は王城にて一人娘とともに幸せに暮らしているそうだ。

2人は王妃となった白雪姫の大きな城に到着。世界一の美女に会える喜びを隠せないヴィルヘルムとそんな弟を注意するヤコブ。案内人と城を歩いていると、白雪姫の一人娘のマルガレータに出会った。

ヴィルヘルムは落ち着きがなく、マルガレータと遊びに行こうとしてしまう。ヤコブは代わりに謝るが、案内人は「むしろ遊んで差し上げて」と答えた。その答えにヤコブは違和感を感じる。

一方、ヴィルヘルムは、蜘蛛の巣に囚われもがく蝶を眺めるマルガレータに声をかけた。彼女は「可哀想で残酷なのにどうしてか見ちゃうの」と話す。ヴィルヘルムが兄受け売りの「美しいものだけでなく、醜いものと表裏一体なのがおとぎの国」の話をすると笑みを浮かべるマルガレータだった。

ヴィルヘルムを残し、ヤコブと案内人は白雪姫のもとへ。ヤコブが、何年経っても美しい彼女に「マルガレータもそっくりで美しく、将来が楽しみだ」と言うと、彼女はそっけなく表情を曇らせた。続けて「お外で一緒に遊ばれたりは」と問うと、食い気味に「そんなことする訳ない、肌が荒れる」と答える白雪姫。その様子にヤコブは戸惑いを見せた。

2人の会話は本題に入る。彼女は、母親から受け継いだ魔法の鏡を、壊れているから引き取ってほしいと言う。魔法道具が壊れることはなく、実際に状態も良かったため、腑に落ちないヤコブに対して、白雪姫は取り乱し「早くその鏡を手放したい。でないとお母様と同じになってしまう」と頭を抱えて――。



■自らの死を売りにする"余命アイドル"が出会った天使…予想を裏切るラストに「鳥肌立った」
『東京エンゼルコール』より


最後は、さりい・Bさんの漫画『東京エンゼルコール』をご紹介。7.5万件を超える「いいね」と共に、「切なくて泣ける」「感動と尊いとかわいいが押し寄せてくる」などのコメントが寄せられた作品だ。

【あらすじ】
先天性の短命症を患う少女・今際四季(いまわしき)は、医師から余命3年と告げられたことをきっかけに、自らの"余命"と"死"を売りにアイドルとして活動することを決意する。

"余命アイドル"としての活動に世間からは賛否両論があるものの、他では類を見ない大ブームを巻き起こし、国内外に人気を広げる四季。しかしその一方で、四季はいつの間にか全世界から"死ぬこと"を期待されるようになっていた。

四季はアイドル活動の中で、自らの死期について明るく笑顔で受け応えをするも、裏では安定剤を大量に服用しながら精神を保つ状態が続いていた。

ある日、マネージャーから"AC(エンゼルコール)"と呼ばれる薬を渡され、一錠を服用した四季はその日から天使の幻覚を見るようになる。

最初は天使の存在について半信半疑だった四季だが、天使に話し相手になってもらったり、休日に一緒に外出を楽しんだり、余命アイドルとしての葛藤を吐き出したりして過ごすうちに、天使は四季にとって唯一の心の拠り所となっていた。

余命半年となりいよいよ自らの死期が迫る頃、熱を出し体調が優れない中で"ファイナルライブ"のステージに立つ四季。その客席には、誰にも見えるはずのない天使の姿があって――。




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