ザック・スナイダー監督、新作への「ファシスト」批判に反論

ザック・スナイダー

ザック・スナイダー監督、新作への「ファシスト」批判に反論

9月20日(日) 11:00

提供:
「300 スリーハンドレッド」のザック・スナイダー監督が、トロント国際映画祭で初披露した新作をめぐってSNSで「ファシスト」「同性愛嫌悪」と非難されている。20年越しの企画だという「The Last Photograph(原題)」は、上映の直後から酷評が相次いでいる。

「The Last Photograph(原題)」は、両親を殺された甥と姪を探して南米の山岳地帯をさまよう米麻薬取締局の元捜査官(スチュアート・マーティン)と、殺害を目撃した戦場カメラマン(フラ・フィー)の物語だ。「300」の脚本家カート・ジョンスタッドとの共作で、コロンビアを中心にわずか32日間で撮った低予算作だ。

評論家の評価は割れている。米ハリウッド・リポーターは「痛々しいほど重苦しい」、米インディワイヤーは「退屈で、グロテスクなまでに暴力的な復讐劇」と切り捨てる一方、米デッドラインは「暴力的だが、驚くほど人間味のあるアクション」と評価した。監督のSNSには、それを超える言葉が並んでおり「ファシスト」「同性愛嫌悪」に加え、主演の2人が上半身裸で山を歩く場面が多いためか、「バイセクシャル」という書き込みまであった。

米バラエティの取材に答えたスナイダー監督は、批判の多くは映画そのものではなく、自分への先入観から来ていると返答。上映を見たのは1200人ほどなのに、書き込みは数千件に及ぶと指摘し、こう続けた。

「『ザック・スナイダーが嫌いだ、ファシストだ』と書くほうが、『見たら良かった』と書くよりクリックされる。誰もそんな感想に興味はない。言うまでもなく、私はファシストではない」

女性への暴力描写が過剰だという批判に対しては、男も女も子どもも誰も容赦しておらず、暴力は何も解決しないという意味だと反論する。

同じ構図は、2007年の「300 スリーハンドレッド」でも経験したとスナイダー監督はいう。ベルリン国際映画祭で上映した際には客席からブーイングが起きて退席者が相次ぎ、「最悪の映画」「ファシスト映画」と呼ばれた。記者会見では「ゲイ支持か、全米ライフル協会支持か」と問われ、「正直に言えば、少しずつ両方だ」と答えたうえで、こう言い切ったと振り返る。

「当然ながら私はゲイ支持だ。史上最もゲイな映画を作ったのだから」

腰布姿の男たちが剣を振るう同作について、いまも「見る前はストレートだった観客がゲイになって出てくる映画はめったにないが、『300』はそのひとつだ」と語っている。

「300 スリーハンドレッド」はその後、世界総興収4億5600万ドル(現在のレートで約712億円)のヒットとなったが、果たして「The Last Photograph(原題)」はどうなるだろうか。

【作品情報】
・ 300 スリーハンドレッド

【関連記事】
・ ザック・スナイダー監督、長年の念願作「The Last Photograph」を始動
・ ザック・スナイダー、ジョン・カーペンター監督作「ニューヨーク1997」をリメイクへ
・ “人生の視点が変わる”おすすめドキュメンタリー映画30選映画.com編集部が本当に面白い傑作・秀作・必見作を厳選

Photo by Mark Von Holden/Variety via Getty Images
映画.com

エンタメ 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ