【漫画】本エピソードを読む
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、黒森真矢さんが描く『「初恋の人は、隣にいた」話』をピックアップ。
2026年7月27日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、1.3万件を超える「いいね」と共に多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、黒森真矢さんにインタビューを行い、創作のきっかけや今回の反響への感想などを語ってもらった。
■“余命半年”のおばあさんが、唯一心残りなこととは…
余命半年を告げられているおばあさんは、人生で唯一の心残りがあった。それは、高校時代にクラスで隣の席に座っていた想い人に告白しておけばよかった…ということだ。
そんな後悔を抱えながら入院生活を過ごしていたある日、病室に突然、昔の想い人がやってきた。昔の面影を残しながらもおばあさんと同様に年を重ねていたその人に、思わず「なんでここに⁉」と尋ねると、その想い人は「忘れたのか」と言い、驚きの事実を話し出すのだった――。
おばあさんと想い人とのやりとりに多くの読者が心を温め、「素敵すぎるだろ涙」「温かい漫画」などの声が寄せられた。
■作者・黒森真矢さん「ハートフルな話は初めて描いた」
――アクション漫画やカードイラストを多く創作されている黒森さんですが、今回の『「初恋の人は、隣にいた」話』のような作風のお話を描くのは珍しいのでしょうか?本作を創作したきっかけや理由などをお聞かせください。
恐らくこのようなハートフルな話は初めて描いたと思います。きっかけとしては漫画の訓練で、私ごとですが最近コミカライズの連載が終了し連載中の反省としてストーリー構成が上手くできなかったと思っていました。
なのでストーリー構成の訓練として、「映画を観て物語を要素分解する」ことを行なっていました。例えば桃太郎なら、「桃太郎が犬猿キジと共に鬼を倒す話」→「特殊な主人公が、仲間と共に敵を倒す話」のように、具体的な要素を削って物語の型まで抽象化することです。
その訓練の中の1つで「現実が辛い主人公が忘れていた過去を思い出すことで幸せになって行く話」という型を作っている最中に思いついたのが、この『「初恋の人が、隣にいた」話』でした。
――本作は、アクション漫画やカードイラストとは大きく異なるテイストの作品かと思います。創作する上で意識した点や、苦労したポイントなどがあればお教えいただけますでしょうか?
意識した点は「感情を描く」です。普段描いているアクション漫画やカードイラストですと、ぱっと見の印象でかっこいいと思って頂くことを優先しているので感情は二の次でした。ですがこの『「初恋の人は、隣にいた」話』はハートフルな話、感情をどれだけ揺さぶれられるかが大事と思ったのでキャラクターの感情が伝わるよう、表情には特に力を入れました。
苦労した点は「情報のまとめ方」です。X(旧Twitter)は多くの漫画が投稿されているので最初の1ページで読者の方の目を止めて頂けるよう、「余命半年」という強い言葉を初めに置く、説明を最小限にし絵で見せる、引きはキチンと作るなど、どうすれば1ページの情報で綺麗にまとめられるかは苦労しました。
――X(旧Twitter)のご投稿には、多くの“いいね”やコメントが寄せられています。今回の反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか?
正直予想以上の反応に驚くのと同時に、感謝の気持ちでいっぱいです。いいね、コメントありがとうございます!
――今後、挑戦してみたいジャンルや、創作活動における展望・目標などをお聞かせください。
最終目標は、漫画を描きそのキャラのカードイラストを制作する「漫画×カードイラスト」の創作活動を目標としています。そのために訓練で得た型を使いながら色々な話作りに挑戦しもっと色々な方に漫画を読んで頂くことから始めていこうと考えています。
――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。
皆様の応援のおかげで創作活動続けられております、改めてありがとうございます!今後もより一層励んでいきたいと思いますので、応援のほど何卒よろしくお願いいたします!
【関連記事】
・
【漫画】本エピソードを読む
・
友達の梅の収穫を手伝うマダムたち…仕事のご褒美にうっとりする彼女たちの表情が「こういう歳の取り方をしたい」と話題【漫画】
・
病弱な女子学生が“上級生の人気者”と急接近…大正時代を舞台に繰り広げられる“切ない物語”が「最高だった」【漫画】
・
窓辺のぬいぐるみに挨拶する白い犬の"ぽんちゃん”…ある日、大切な存在がいなくなる展開に「可愛くも切ない」と反響【漫画】
・
“将来は一緒に暮らす”と約束した親友が結婚する…友情の“片思い”を描く物語に「切ないなぁ」の声【漫画】