俳優の志尊淳が、西島秀俊が主演する瀬々敬久監督最新作「存在のすべてを」に出演していることがわかった。併せて志尊のキャラクターカットが披露された。
・
【動画】「存在のすべてを」特報映像
本作は、作家・塩田武士氏による同名小説の映画化で、未解決のまま時効を迎えた前代未聞の「二児同時誘拐事件」にまつわる闇と、切なくも衝撃の真実を描いたミステリー大作。志尊が担う役どころは、彗星のごとく美術界に現れた謎の写実画家であり、実は未解決誘拐事件の被害者として物語の核心を握る内藤亮役だ。
内藤は、圧倒的な画力を持つ天才だが、実は彼こそが、30年前に起きた未解決の「二児同時誘拐事件」の被害者だった――。4歳のとき、何者かに誘拐された亮は3年後、無事に祖父母の元に戻ってくる。しかし消息不明だった「空白の3年間」について、彼は何も語らないまま生きてきた。未解決事件の真相を握る沈黙の被害者という影の部分をまといつつ、写真をも越える圧倒的なリアリティで存在そのものの息遣いを描く現代写実画家としての技術的な説得力も求められる。さらに、広瀬すず演じる同級生との心を通わせる高校生役も演じ分けるという難役だ。
その難役を演じるにあたって志尊は、本作への絵画の提供と監修を担当している現代写実画家・大畑稔浩氏の下で写実の技法を学んだが、その挑戦を振り返り、「初挑戦した写実画は、テクニックはもちろん、それ以上に本作のテーマにも通じる『写実画を通じて何を表現するか』を、役として咀嚼していきました。非常に奥深い世界ですが、役に説得力を持たせるためひたすら練習し、必死にもがきました」と、技術とその先にある美術家としての覚悟まで意識しつつ練習したと明かした。
また、寡黙な高校時代と、写実画家として活動する36歳に扮したことについて「演じる上では、月日を経た変化や描かれない空白の期間をどう構築するかを悩み抜きました」「特に『沈黙』を体現する高校時代については、立ち姿やふとした仕草、独特の間合いなど、言葉に頼らない表現を徹底的に追求し、目に見えない空気感を作り上げました」と役作りについて語った。
併せて披露されたキャラクターカットは、自然光の注ぐ室内で、イーゼルとキャンバスの前に腰かける内藤の姿を捉えている。感情を抑えた表情からは多くを語らない雰囲気が伝わり、「空白の3年間」のことを誰にも話さなかった幼少期の意志の強さと孤独を胸に、長い年月を過ごしてきたことが窺えるカットとなっている。
「存在のすべてを」は2027年2月5日より公開。志尊のコメント全文は以下のとおり。
▼志尊淳/内藤亮役
以前から拝見していた瀬々監督の作品に参加できる喜びを胸に、自分にできることを追求して臨みました。情に厚く、現場の先頭を走る監督に食らいついていくぞ、という熱量を持てるのは瀬々組ならではの魅力です。
初挑戦した写実画は、テクニックはもちろん、それ以上に本作のテーマにも通じる「写実画を通じて何を表現するか」を、役として咀嚼していきました。非常に奥深い世界ですが、役に説得力を持たせるためひたすら練習し、必死にもがきました。
演じる上では、月日を経た変化や描かれない空白の期間をどう構築するかを悩み抜きました。特に『沈黙』を体現する高校時代については、立ち姿やふとした仕草、独特の間合いなど、言葉に頼らない表現を徹底的に追求し、目に見えない空気感を作り上げました。
見る人や着眼点によって、捉え方が大きく変わる作品だと思います。是非劇場でこの世界を体感してください。
【作品情報】
・
存在のすべてを
【関連記事】
・
西島秀俊、観客の感想に涙!「素晴らしい感想をいただいて胸がいっぱいです」
・
瀬々敬久監督最新作「存在のすべてを」仲村トオル、斎藤工、青柳翔、光石研、永島敏行、奥田瑛二が集結真実に迫る特報映像も公開
・
広瀬すず、西島秀俊×瀬々敬久監督「存在のすべてを」に出演!本編初出しの超特報も公開
(C)2027「存在のすべてを」製作委員会(C)塩田武士/朝日新聞出版