INUWASI、メジャー2年目で新たなフェーズへ3rd EP「SIRAHA」で広げるアイドル×ロックの可能性

INUWASI、メジャー2年目で新たなフェーズへ3rd EP「SIRAHA」で広げるアイドル×ロックの可能性/※ザテレビジョン撮影

INUWASI、メジャー2年目で新たなフェーズへ3rd EP「SIRAHA」で広げるアイドル×ロックの可能性

9月18日(金) 19:00

INUWASI、メジャー2年目で新たなフェーズへ3rd EP「SIRAHA」で広げるアイドル×ロックの可能性
【写真】グラビアでも人気の美女、はのんまゆ

バンド編成でのハイブリッドライブを軸に、アイドルとロックが融合したパフォーマンスを展開する6人組グループ・INUWASI。昨年8月のメジャーデビューから勢いは一気に加速し、7月には東京・LINE CUBE SHIBUYAでグループ史上最大規模のワンマンライブを敢行。8月にはSUMMER SONIC 2026にも出演するなど、活動のフィールドを広げている。さらに、9月にはメジャー3rd EP「SIRAHA」をリリース。収録曲「Butterfly」はアニメ「捨てられ聖女の異世界ごはん旅 隠れスキルでキャンピングカーを召喚しました」のオープニング主題歌に起用され、念願だったアニメタイアップも実現した。1st EP「RAIMEI」(雷鳴)、2nd EP「KUROGANE」(黒金)に続く「SIRAHA」(白羽)は、これまでのINUWASIを受け継ぎながら、新たなフェーズに入る作品だという。LINE CUBE SHIBUYAでのライブを経た6人に、「SIRAHA」の収録曲とともに、今のINUWASIに起きている変化を聞いた。

■埋められるか不安だったホールコン「本当にやってよかった」

――東名阪を巡った四度目のバンドセットライブツアー、最後の東京公演はLINE CUBE SHIBUYAでした。グループ史上最大規模のホールコンサートになりましたが、手応えはどうでしたか?

はのんまゆ:「広い!」というのが率直な感想で、最初はちょっとビビってしまいました(笑)。それでもセットリストが進むにつれて掴めてきて、客席側に降りたりもして楽しかったです。緊張はしましたけど、いつも通りの自分たちのライブに持っていけたんじゃないのかなと思います。

――客席降臨の演出はホールコンサートならではですね。

すずめ:SNSでよく見る、ファンの方に向かってレスするみたいな。めっちゃアイドルの気分でした(笑)。

がるむ:ホールならではの客席に降りるという演出をやってみて、本当に楽しかったです!ただ尺の問題や、できるだけお客さん全員をまわりたいという思いから急いで駆け回ってしまったのが後悔です。

――8月でメジャーデビューからちょうど一年。規模はどんどん大きくなってきました。

すずめ:でも、私はLINE CUBE SHIBUYAでやると聞いたとき、本当に自信がなかったんですよ。埋められないと思って、すごい弱気でした。自分たちでチケットの売れ行きも分かるから、ツアー中から不安な気持ちになっていたし。

でも、LINE CUBE SHIBUYAはステージに立ったとき、本当にやってよかったって思いました。「やめようよ」なんて思っていた自分がバカみたいに思えるくらい素敵な光景で、「やろう」と言ってくれた事務所の社長さんには感謝だし、メンバーも決意を持って今回やってきたから、成功して本当によかったです。

六椛:それをライブ中にも話してくれて、思わずウルッときちゃいました。

――ホール会場を経験して、自分が成長したと思うところはありますか?

六椛:私は去年の3月に加入したのもあって、大きい会場だけでなく、本当、初めてのことばかりだったんですよ。以前、活動していたグループとは規模感やライブ環境がガラッと変わって、少しは度胸がついたのかなって思います。普段、顔に出ないタイプなので落ち着いているように見られますけど、内心、めっちゃビビっていたんで(笑)。

すずめ:そんなことはないよ、六椛ちゃんはすごいと思う。私なんか本番前に泣いて、六椛ちゃんにハグされるぐらい号泣だったのに。

ライカ:みんな不安でドキドキだったよ。過去最大キャパだし、LINE CUBE SHIBUYAは座席のホールだし、バンドセットのINUWASIはライブハウスで映えると思っていたから。

――隊長(リーダー)のライカさんは、LINE CUBE SHIBUYAを終えてどうでしたか?

ライカ:INUWASIは良い意味で現実的な目標を立てるというか、着実に次の会場を埋めていけるよう進んできました。これまでの大規模ワンマンやツアーでは、「次はここでやります!」みたいな、自分たちの目標やステップアップにつながることをファンの皆さんにお知らせをしていたんですけど、今回はそれが無くて。ファンの方たちは、「次はどこでやるのかな?ツアーはあるのかな?」って期待している人たちも多いと思っていて、どんな反応になるか不安でした。ただ2025年の5月から3回のツアーを開催してきて、とにかくこれまで走り続けてきたので、今回は良い意味での充電期間だと思っています。次の発表を楽しみにしていてください!

がるむ:初めて次回のツアーやワンマンライブの次の告知がないというのが、自分たちとしても不思議な感覚でした。でもその分、この日に出し尽くそうという意気込みで挑んだからやり切れたなと思います。

カリヲリ:今回のツアーファイナルは「今年、都内で最後の大規模ワンマン」を打ち出していました。もちろんこれから先、これが最後ではないけれど、最後だと思ってという気持ちでライブに挑んで、終わりを意識すると余計にこの場所を手放したくなくなるんだなと強く感じました!だからこのライブをすごく鮮明に覚えている気がします。ファンの方やスタッフの方たち、関わってくれる方たちへの感謝が改めて強まったというのもあって、次も大きな会場に立てるように頑張っていきます。

■念願のアニメ主題歌「Butterfly」はINUWASIの新しいフェーズ
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――9月16日(水)には3rd EP「SIRAHA」がリリースされます。INUWASIの新しいフェーズということですが、どういった作品なのでしょうか?

六椛:まず「SIRAHA」は漢字だと“白羽”と書いて、いろんなアーティストさんがいる中で選ばれ続けていく、白羽の矢が立つという意味が込められています。収録曲にはINUWASI初のアニメタイアップ(「捨てられ聖女の異世界ご飯旅 隠れスキルでキャンピングカーを召喚しました」オープニング主題歌)の「Butterfly」があって、それも“白羽”の一つです。今までのINUWASIになかったすごくポップな曲調で、それが3rd EPでの新しいフェーズと言えるのかなと思います。

カリヲリ:電子音やラウド系といった今までの音楽も取り入れつつ、新しい私たちを見せていけるんじゃないかなって。そういうEPです。「Butterfly」を頂いたことで、今後の可能性が広がった気がします。

すずめ:アニメ主題歌はずっとやりたいと言っていたし、放送でINUWASIの名前がクレジットされているのを見たときは本当にうれしかったです。

がるむ:純粋に嬉しかったです。私もアニメが大好きなので、この作品のオープニング主題歌を務めさせてもらう経験ができてよかったです!「Butterfly」はアニメの世界観にも寄り添った曲だから、たくさんの人に聴いて貰いたいです。

六椛:私たちもだけど、何よりファンの方が喜んでくれてたのがうれしかったですね。みんな、リアルタイムで見てくれているし、アニメからINUWASIを知ってくれた人もたくさんいるみたいで。

はのんまゆ:初めてアニメイベントにも出させていただいて、隣に大好きな徳井青空(主人公・リン役)さんがいて私は大号泣でした(笑)。緊張を超えた緊張というか、もう、どうしたらいいんだろうって。

すずめ:そういうイベントに出ると楽曲だけでなく、こんなかわいいメンバーがいるんだと知ってもらえるのがいいですね。

■3rd EP「SIRAHA」収録曲をメンバーが紹介
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――「Butterfly」を含めて5曲が収録されています。ほかの4曲も紹介してもらえますか。

カリヲリ:ほかの4曲は今までのINUWASIの色をそのまま残した楽曲で、私的には1曲目の「Ride on sky」がその色が一番濃く出ていると思います。2nd EPからの流れで、「INUWASIといったらこれだよね」という曲で、ライブでやると絶対盛り上がる曲です。これからのライブでは3rd EPの楽曲が入ってくるので楽しみにしていてください。

――次が「SCAR」。ゴリゴリのメタルで、デスボイスがすごい曲でした。

はのんまゆ:がるむちゃんのシャウトもあって、「SCAR」はこのEPの中で一番重めな曲ですね。和の音も入っていて、私はめっちゃ好きです。ロックと和の融合というINUWASIの特徴としっかりマッチしています。あと、曲の最後、6人がユニゾンで歌っているんですよ。

六椛:ここがすごくいいんですよ。INUWASIは全員ユニゾンが少ないから、かなり珍しい。全員で歌って終わるっていうのがめっちゃエモくて、早くライブで歌いたい。ファンの皆さんともユニゾンしたいです。

がるむ:私は自分のシャウトがあるなし関係なく、今回のEPの中で個人的に1番好きな曲。でも、シャウトがはいることによりカッコ良さが増しているとは思います。サビ前のセクションでリードギターをLRに振っている中、自分のシャウトと歌が掛け合う構成もお気に入りです。1番好きな箇所は、最後の全員ユニゾン。歌詞が特に好き。重いツーバスが連打する中、もうボロボロな状態で満身創痍なのにまだこの秘めたる情熱は冷めてない。という確固たる意思を伝えたい。
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――3曲目が「STAY THE NIGHT」です。

カリヲリ:イントロからキーボードの音が鳴り響いて、EPの順番で聴いてもらうと雰囲気がガラッと変わるのが面白いと思います。ライブでも転換の曲として、一気に引き込めるんじゃないかなって、すごく楽しみです。それから台詞パートも。

すずめ:3箇所、私、がるむちゃん、六椛ちゃんが台詞パートを持っているんですよ。配役と台詞を決めるのにディレクターさんが悩みに悩んで、みんな、いろんな台詞でレコーディングして、選ばれた厳選台詞がこちらです(笑)。

はのんまゆ:台詞は初期の曲に1曲少しあったくらいで、今のINUWASIでは珍しい。これもお客さんの反応が楽しみです。

すずめ:台詞パートって、お客さんが「フゥー!」ってなるじゃないですか。ならないと困る(笑)。盛り上がる瞬間だから皆さんお願いします!

――4曲目の「Eternity」は「Butterfly」と同じ作詞作曲の布陣ですが、曲調はまったく違いますね。

すずめ:私は歌詞がすごい好きです。サビの「“届かない”って決めつけないで」って、聴いていると勇気づけられます。あと、「僕の胸 締め付けたNo turning back何度でも立ち上がり僕ら 謳うから」っていうところ。私のパートなんですけど、レコーディングのとき、何があっても立ち上がろうという気持ち、感情を込めて歌えたから、きっとライブでも熱がこもった歌を届けられると思います。

六椛:私はラスサビ前の「躓く度に強くなれると 胸が知ってる」という歌詞にも引かれます。そこもすずめちゃんパートで、聴いていて、胸がギューってなります。泣きそうになっちゃう。

すずめ:この曲は自分たちでもすごい感動しますね。めちゃ背中を押される曲なので、皆さんも聴いたら力が湧くと思います。

■「Butterfly」MVはみんなが思うアイドルのMV、「今までのINUWASIじゃない(笑)」

――最後の「Butterfly」は先ほど聞きましたが、ファンからの反応はどうですか?

ライカ:LINE CUBE SHIBUYAで初披露したんですけど、パアッと花が咲く感じで、雰囲気が明るくなりますね。「意外な感じ」っていう声も結構あって、それこそINUWASIの新しいフェーズだなって思います。

カリヲリ:あと、CD音源とライブ用のオケセット・バンドセットだと、イントロと間奏がちょっと違うんですよ。より自分たちのライブや他の曲とも合うように、バンドアレンジになっていて、そこもライブでの聴きどころだと思います。

――MVも撮ったということで、どんな映像になっているのでしょうか?

すずめ:今までのINUWASIじゃないです(笑)。みんなが思うアイドルのMVって、多分これなんだろうな、みたいな。衣装やスタイリングもポップで、みんなずっと笑顔。INUWASIのMVはクールに決めていることが多いけど、今回は爽やかです。アニメの世界観に合わせてキャンピングカーでキャンプをしていて、素で楽しんでいる私たちがいっぱい見られます。とにかくかわいいです!

■大きな会場には立ちたいが、「立つなら実力が伴っていないと意味がない」
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――昨年の5月からツアーを3本、EPもこの一年で3枚。すごいスピードで走っていますが、改めてどんな日々でしたか?

すずめ:すごい頑張りました。

カリヲリ:ライブ後にレコーディングするなんていう日もあったんですよ。これだけハイペースで新曲を出していけるのは、私たちが前に進んでいる証明なんだろうなと思います。

すずめ:新曲のリリースってそんなに簡単なことじゃないのに、それをしてくれる事務所、レコード会社、スタッフの方々に感謝でいっぱいです。私たちも脳内が大変だったけど、暇より忙しいほうがいいに決まっているので、本当にありがたいです。今、勢いをすごく感じています。

がるむ:これまでも今回のEPもいわゆる今のアイドル界のバズりを狙う方向性とは違うことをやっていて、INUWASIはいつも時代に抗って生きているなと思う。
でも、他と異なる方が自分的には好きなのでINUWASIが自分たちなりに有名になるのをライブや楽曲を通して虎視眈々と狙い続けたいです。

――現実的ではない目標は掲げてこなかったという話もありましたが、大きな会場よりも、ライブハウスでやることにこだわりがありますか?

カリヲリ:バンドセットがINUWASIの強みだからライブハウスとの相性がいいとは思います。けど、大きい会場にはもちろん立ちたいです。ただ、そこに立つなら実力が伴っていないと意味がないと思っています。

六椛:今年のサマソニ(SUMMER SONIC 2026)に出演させていただいたとき、BUMP OF CHICKENさんのステージに圧倒されて、こういうライブができるようになればと思ったんですよね。

はのんまゆ:BUMP OF CHICKENさんのステージに集まった人の数も圧倒的で、やっぱり音楽もそうだし、知名度もすごい。私たちも大きなステージに立つために、もっと知名度を上げないと。3rd EPを通して、ぜひいろんな人たちに見つかりたいです。

――最後に隊長のライカさんから、読者にメッセージをお願いします。

ライカ:3rd EPの「SIRAHA」は、新しい私たちも見せられるし、今までの私たちも引き継いでいる作品です。アイドルが好きな方にも、バンドが好きな方にも、どの層の方も楽しめる曲たちです。ぜひ聴いて、ライブに遊びに来てください。待っています!

◆取材・文=鈴木康道


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