ファスビンダー、幻の2つの傑作「少しの愛だけでも」「デスペア」11月13日公開

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ファスビンダー、幻の2つの傑作「少しの愛だけでも」「デスペア」11月13日公開

9月18日(金) 17:00

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ドイツを代表する伝説的映画監督、ライナー・ベルナー・ファスビンダーの幻の2つの傑作、「少しの愛だけでも」(1975-76)と「デスペア光明への旅」(1978)が特集「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー ラブ(愛)&デスペア(絶望)」と題し、11月13日から公開される。2作品のメインビジュアルと予告編(https://youtu.be/JTedATX7ndU)が公開された。

「ニュー・ジャーマン・シネマ」を代表するライナー・ベルナー・ファスビンダー。従来のモラルや映画の規範を過激に飛び越えたファスビンダーは、1970年代、破竹の勢いで時代の寵児へと登り詰めていった。その中で愛という名の「支配と搾取」を冷徹に暴き出した「少しの愛だけでも」と、ナチス台頭期のベルリンを舞台に他者になり替わろうと完全犯罪を目論む男を描いた「デスペア光明への旅」は、彼の作家性が最も鮮明になった到達点である。

1975-76年製作の「少しの愛だけでも」はテレビ映画としてとして製作され、長い間鑑賞が叶わなかった貴重な作品。ファスビンダーの全キャリアの中で最も私的な作品と評され、彼自身の過酷な少年時代が色濃く投影されている。さらに巨匠ダグラス・サーク監督などのハリウッド・メロドラマから強い影響を受け、ドイツの戦後社会の問題やそこに生きる人々を描き出す。殺人を犯した青年の愛の渇望と執着、そして崩壊を巧みな物語構成で語るファスビンダー流のサスペンス風味の家族ドラマ。

1977年に製作された「デスペア光明への旅」はファスビンダー初の英語作品として国際市場を狙ったメジャー作品。ナチス政権前夜のベルリンを舞台に、自身と瓜二つの男と出会ったことをきっかけに狂気に呑まれてゆく男を幻惑的な映像で描いたサスペンスドラマ。原作は「ロリータ」で知られる文豪ウラジーミル・ナボコフの「絶望」。「ベニスに死す」「愛の嵐」のダーク・ボガードが主演を務める。1978年カンヌ国際映画祭に出品され、ファスビンダー自身「生涯の3本」に数えるほど、思い入れの強い作品である。

11月13日からBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか順次公開。9月18日からオンラインムビチケも販売開始。

【作品情報】
・ デスペア光明への旅

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