日焼け止めは「とにかくぬったら大丈夫」というものではありません。きちんとぬって、日焼け止めの効果を十分に発揮させましょう!今回は、株式会社ファンケル総合研究所化粧品研究所メイク開発グループ課長の力丸あゆみさんに、日焼け止めの疑問について、お答えいただきました。
特に覚えておきたい、日焼け止めの注意点
――日焼け止めをぬるときに注意したいことはありますか?
力丸あゆみさん(以下、力丸さん):
量に関しては注意していただきたいですね。量が少ないと、記載されている日焼け止めの効果よりも下がってしまうこともあります。また日焼け止めが伸びず、強く擦ってしまうと、肌を傷めてしまう恐れもあります。
――逆に量が多いのもよくないですよね?
力丸さん:
たくさんつければ、その分日焼け止めの効果が上がるわけではありません。それぞれのメーカーが示している適量をつけることで、記載されている効果が得られるようになっています。それに量が多すぎると、つけた部分が白っぽくなる、いわゆる白浮きをしてしまいますので、やはり適量を使うことが大切です。多く塗るより、定期的に適量のぬり直しをする方がよいでしょう。
――
ミストタイプの日焼け止めは、シュッとスプレーするだけでいいのでしょうか?
力丸さん:
シュッと肌につけただけでは、日焼け止めの効果がしっかりと得られないかもしれません。スプレーした後は、手のひらで優しく押さえるようにして密着させてください。
ニキビや肌荒れがあるときの日焼け止めは?
――ニキビなど肌荒れがある場合はどうすればいいのでしょうか?
力丸さん:
膿を持っているなど、ニキビがひどい場合には、医師の指示に従っていただきたいです。そこまで悪化しておらず、ポツン、ポツンとできているくらいであれば、日焼け止めを使った方がいいと思います。この場合アルコールフリーなど、肌への刺激になりうる成分が含まれていない、敏感肌用の日焼け止めがより適しています。ただし、使用によって赤みや痛みなどの異常があらわれた場合には使用をおやめください。
――ニキビと日焼け、どちらを優先した方がいいですか?
力丸さん:
肌の状態や肌荒れ・ニキビの程度によって違ってきますが、もし痛みがあるなどニキビに触れたくないというならば、日焼け止めは控える方がいいと思います。一方で触れても大丈夫そうであれば、刺激に敏感なときこそ紫外線による肌への影響を考えて日焼け止めはつけてほしいですね。
男性の日焼け止めは?
――
男性でも同じ日焼け止めで問題ないでしょうか?
力丸さん:
肌の構造は同じなので、共有していただいても問題ありません。ただ、使い心地の好みが分かれるかもしれませんね。お化粧やスキンケアに慣れている人であれば、日焼け止めを塗ることへの抵抗は少ないでしょう。しかし特に普段お化粧をしない男性のなかには、肌に何かを塗ることへのハードルを感じる方もいます。もしベタつきが気になるようならば、男性向けのさっぱりした軽い使い心地の日焼け止めを使うことをおすすめします。
編集後記
日焼け止めは適量を使うことがとても大切で、ぬり直しも効果維持に必要になってきそうです。また大人の男性は日焼け止めに抵抗があるかもしれませんが、男性向けの日焼け止めが販売されている今、試してみてもいいかもしれませんね。夏だけでなく他の季節も、油断せず紫外線対策をしていきましょう。
取材、文・川崎さちえ編集・ここのえイラスト・Ponko
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